コメンテーター
奥田英朗
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刊行日 2023/05/09 | 掲載終了日 2023/06/15
ハッシュタグ:#コメンテーター #NetGalleyJP
内容紹介
2000年、伊良部誕生『イン・ザ・プール』。2004年、直木賞受賞『空中ブランコ』。2006年、引きこもる『町長選挙』。そして2023年、伊良部ついに復活! あのトンデモ精神科医・伊良部一郎がコロナ禍で再降臨!!
低視聴率にあえぐワイドショーのスタッフの圭介は、母校の麻布学院大のつてで美人精神科医をコメンテーターとしてスカウトしようとする。が、行き違いと伊良部の思い込みで伊良部本人がコメンテーターとして出演することに。案の定、伊良部は奇天烈なコメントを連発するが、視聴率は上がった。その原因は伊良部の異様さと、一緒に映り込んだマユミにあった。以来、ふたりは連日出演し、コロナ禍の問題について放送事故寸前の発言を繰り返すが……。伊良部とマユミのコメントは暴論か、はたまた真理なのか!?(「コメンテーター」)。
表題作ほか、4作収録。
出版情報
ISBN | 9784163916873 |
本体価格 | ¥0 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
私がはじめて伊良部先生に出会ったのは高校生の時でした。大人になった今、また伊良部先生に会うことができてすごく嬉しいです!
伊良部先生もマユミちゃんもお変わりなく元気そうで、安心しました。
想像の斜め上を行く伊良部先生に振り回されながらも、症状が回復していく患者さん達。
ふざけているようでマトを得ている伊良部先生の荒療治にハラハラしながらも、わくわくが止まりませんでした。
ラジオ体操第2、ピアノ・レッスンの患者さんの症状は自分も思い当たるところがあったりで、どうやって治すの?と、興味津々で読み進めました。
もしかしたらこの本を読む人達の中にも思い当たる症状があるかもしれません。
でも伊良部先生の友達みたいな雰囲気とマユミちゃんの注射で心が軽くなるはずです!
日々の生活にちょっと疲れた人、刺激が欲しい人、ワクワクしたい人、いろんな人に読んで欲しい作品です!
素晴らしい作品をありがとうございました!
読んでいると奇妙な治療がなんだかまともな感じに見えてくるのは伊良部マジックにかかってしまったからだろうか?
このシリーズを私はアニメから知ったので、読んでいる時に浮かぶ伊良部先生もマユミちゃんもアニメキャラで想像してしまう。しかし、これがまたピッタリ!今作に収録されてるどの話もピッタリハマってて楽しかった。
コロナ禍でも伊良部先生もマユミちゃんもいつものままなんだなとなんだか安心しました。
心療内科の先生の治療の仕方が
どの会も楽しくて
とても面白かったです
読み終わって感じたことは
現代病のようなパニック障害も
荒い修行で殻を破らせることによって
爽快なほど心が晴れやかになり
バランスの取れた精神を取り戻せる様子が
とてもスッキリした
プロデューサーが「美人精神科医を呼んでこい」と言ったあたりからニヤニヤしてしまった。これはやっぱり・・・伊良部先生、登場ですよね。先生だけでなくマユミちゃんもパワーアップしていてコメントも最高。伊良部先生の魅力は見てみたい、話してみたい、という気持ちと不愉快、腹が立つ、という気持ちが半々になるところ。支離滅裂と思いながら、伊良部先生が次に起こす事件を楽しみにしてしまう。シリーズを揃えて伊良部祭り、決定です。
お久しぶりの伊良部先生!
変わらずお元気そうで何よりです。
先生のもと(神経科)に通うどの患者さんにも変わらぬ態度で接し、「ホントに大丈夫?」と思わせながらも、患者の望む方向へ導いてしまうその名(迷)医ぶりに、今回もシビレました!
新年度から頑張りすぎて、ちょっとだけ疲れちゃったかもと思ってる人にぜひ読んでほしい。
きっと疲れた心に効果テキメンですよ!
伊良部先生!!お久しぶりですっ!!
またお会いできて嬉しかったです!!!
相変わらずの迷(名)医?っぷり。
こんな先生に……正直言うと診ていただきたくはない……かも……でもいつの間にか治ってるんですよね……そこが本当にすごい……
伊良部先生とマユミちゃんのお話は初めて読みましたが、肩の力を抜いてくれお話でとても面白かったです!
どの巻から読み始めても問題はなさそうで、シリーズを通していればさらに楽しめそうです。
作中嫌な人物が登場したりしますが、懲らしめてスッキリ!というよりは、肩すかしをくらわせて煙に巻く感じが平和でとても好きでした。
読むと前向きな気分にしてくれます。
ぶっ飛んでる精神科医伊良部先生の破茶滅茶ぶりが面白くて大好きなシリーズです。今回も治療なのかふざけてるのか分からないようなお話ばかりなのに伊良部先生と看護師のマユミちゃんのおかげでこちらの気分まで晴れてきました。ここ数年のコロナ禍の暗鬱な雰囲気までどうでもよくなる、いや吹き飛ばしてくれるふたりの治療は実は計画的なのかも?!次回作があることを期待しています。
伊良部先生復活!コロナ禍で様々な悩みを抱えた患者に無茶ぶりの行動療法は、ユーモアの中にも芯をついた助言が潜み、奥田さんのキレは健在。心の病はもはや風邪と同等で誰もがかかるもの。かかりつけの精神科医を持たずにはいられない。本来、家族や友人に相談したりコミュニケーションを取ることで済まされることができない今、伊良部先生の出番は増えるだろう。自分の凝り固まった心の扉を開けること。下を向かず、内に引き込まらず、一歩踏み出す。簡単なことが難しい。それが問題なのだ。
なつかしの伊良部先生!
奇妙ながらも効果的な?治療法、人を食ったトークに、
イライラさせられることもあるけど、元気がもらえます。
マユミちゃんのキャラクターがとてもいい。
近年の時事ネタをふんだんに盛り込んでいるので、
「文庫になってから」ではなく、早めに読むのが吉です。
お久しぶりの伊良部先生は、やはり名医だった!
患者一人一人に寄り添った治療の仕方は、読み手のこちらの心のモヤモヤにも効果絶大。
このシリーズを読むと霧が晴れたように心がクリアになる。
伊良部先生とマユミちゃんの掛け合いが楽しみな、大好きなシリーズ。l