十年屋と魔法街の住人たち4
銀行屋と小間使い猫
廣嶋玲子
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2023/04/06 | 掲載終了日 2023/04/07
ハッシュタグ:#銀行屋と小間使い猫 #NetGalleyJP
内容紹介
十年屋の優秀な執事猫カラシの弟子で、かわいい子猫ミツの主人に選ばれたのは、魔法街一のかたぶつ、銀行屋のギラトでした。
ミツに選ばれたときの、ギラトの喜びようといったら! 大はしゃぎでダンスをしたギラトの姿は、いまだに魔法街の語りぐさになっているくらいです。
ギラトとミツ、一人と一匹の毎日は、さぞかし幸せいっぱいかと思いきや……そううまくはいかないようで?
ーーおかげさまで大人気!「十年屋」シリーズ特別編第4巻は、銀行屋ギラトと新米使い魔のミツのお話。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784863897540 |
本体価格 | ¥1,200 (JPY) |
ページ数 | 160 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
ミツが可愛くてたまらないギラトがかわいすぎる。どこがカタブツなんだろうと思わせてしまうメロメロ具合が微笑ましい。合間合間に出てくるギラトの思い出話もよかった。これからきっといいコンビになるんだろうな、と思わせてくれる最後の先生の話が好きです。
今回の主人公は銀行屋とカラシの弟子ミツ!十年屋さんの世界がどんどん広がって仲間が増えてきた。魔法の世界の銀行屋なので、もちろん私たちがよく知るような仕事ぶりではない。お客が差し出す品への対価は銀行屋のはかりの魔法が決める、なるほどユニークな設定。そしてその対価のお金の出所はフェアなルールに基づいている。ファンタジーは設定がしっかりしていてこそ没入して楽しめる。さすが廣嶋先生!かわいいミツをはじめ佐竹先生の挿絵も絶品!
辛い過去があるからこそやさしくてロマンチストな魔法使いの物語。
シリーズ4。銀行屋のギラトと使い魔になったミツとの暮らしぶり。さぞやいい感じでと思いきや、ギラトはミツを気遣いすぎるがゆえのまさかのふたりのギクシャクぶりにびっくり。まるで恋人同士のそれのようで読み手はいっそじれったい。ですが本人たちには一大事。十年屋にもカラシにも、ピシッと釘を刺されるギラトは少年みたい。ミツの師匠としてのカラシは威厳がついたようで、物言いも決まってる!ギラトの来し方を知れば、彼の思いも理解できるのだが、ミツがしっかり支える覚悟を持つ姿が凛々しくて、強くなったなと感慨一入。
十年屋シリーズ特別編第四巻、銀行屋ギラトと、そのギラトに使える小間使いの子猫のミツの物語。
ギラトは人に世話をしてもらったことがないので、どうやってミツに用事を申し付けていいのかわからない。
そこで、ミツは取引を思いつき、ミツがギラトのために用事をしたら、ギラトはお返しに、仕事先で出会った人たちや過去の自分の事などを話して聞かせるということになった。
ギラトとミツのやり取りはユーモラスでかわいらしいのだが、ギラトの話は胸が熱くなるものが多かった。
十年屋シリーズは読んだことがなかったが、それでも十分に楽した。
十年屋やいろどり屋など、他の登場人物の背景も気になったので、シリーズの他の作品も読みたくなった。
イラストもお話にとてもよく合っていた。
『十年屋』のスピンアウトシリーズ。今回は銀行屋と小間使いになったばかりの猫とのお話。まさに付き合いはじめのカップルですね。お互いの愛が深すぎて、すれ違いもありつつのラブラブぶりで、読んでいるだけで幸せになります。
十年屋シリーズのスピンオフ第4弾。
前作でミツに主人として選ばれた銀行屋ギラトが繰り広げる、使い魔との初々しくも愉快な生活のあれやこれやが描かれているのかと思いきや、出会った頃からミツ🖤ラブなギラトの愛情と心配性がから回って初手からしくじり放題…。不器用なんですね、ギラトさん。でも、ミツとのやりとりが可愛らしくてほっこりします。
ミツへのデレ全快なギラトが魔法使いになる前の謎に包まれた生い立ちに、切なくなったり、ほろりとしたり、十年屋シリーズの世界の広がりをますます感じさせてくれる物語がぎゅっと詰まってました。そして、作品全体を包み込むお互いへの愛情は無限大です!
子どもだけならず、大人にも人気の廣嶋玲子さん。今回の新作も楽しく読ませていただきました。読み進めていくうちに、楽しいだけでなく、子どもが一人で生きなければならない世の中の厳しさ、不条理さなども感じられました。可愛さあまり、我が子をわがまま放題に育てる親、子どもに関心を持たない親など今は様々な親がいます。
子どもだけでなく、大人が呼んでほしい本だと思います。
銀行屋のギラトと小間使い猫ミツのとても可愛らしい物語。ギラトのミツへの愛情がものすごい。魔法使いや魔女が大好きな私には大好きなシリーズだが、今回も期待通り、それ以上の素敵な物語になっている。可愛いから、大切だから、心配だからと囲ってしまうのではなく、時には何かを任せる事も大切。失敗した時にフォロー出来る様に見守るのも愛情。子を想う親としても教えられる。