サーカスの子

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刊行日 2023/03/30 | 掲載終了日 2023/03/29

ハッシュタグ:#サーカスの子 #NetGalleyJP


内容紹介

大天幕の中に入ると、そこは夢の世界だった。――

「サーカス」とは華やかな芸と人々の生活が同居する世界。
舞台の上で繰り広げられる華やかなショー、旅を日常として生きる芸人たち。子供時代をサーカスで過ごした著者が、失われた〈サーカスの時代〉を描く、私的ノンフィクション。


あの場所は、どこへ行ったのか?

僕がそのときいた「サーカス」という一つの共同体は、華やかな芸と人々の色濃い生活が同居する場所、いわば夢と現実が混ざり合ったあわいのある場所だった。(本文より)

幼いころ母とともにキグレサーカスで暮らした著者は、四十年近い歳月を経て、当時の芸人たちの物語を聞きにいく。それは、かつて日本にあった貴重な場所の記録であり、今は失われた「故郷」と出会い直していくような経験だった。

気鋭のノンフィクション作家による注目作。


著者・稲泉連(いないずみ れん)
1979(昭和54)年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。2005年『ぼくもいくさに征くのだけれど―竹内浩三の詩と死』(中公文庫)で第36回大宅壮一ノンフィクション賞を当時最年少の26歳で受賞。他の著書に『アナザー1964 パラリンピック序章』(小学館)、『豊田章男が愛したテストドライバー』(小学館文庫)、『廃炉―「敗北の現場」で働く誇り―』(新潮社)、『「本をつくる」という仕事』(ちくま文庫)、『ドキュメント豪雨災害一そのとき人は何を見るか』(岩波新書)などがある。


大天幕の中に入ると、そこは夢の世界だった。――

「サーカス」とは華やかな芸と人々の生活が同居する世界。
舞台の上で繰り広げられる華やかなショー、旅を日常として生きる芸人たち。子供時代をサーカスで過ごした著者が、失われた〈サーカスの時代〉を描く、私的ノンフィクション。


あの場所は、どこへ行ったのか?

僕がそのときいた「サーカス」という一つの共同体は、華やかな芸と人々の色濃い生活が同居する場所、いわば夢と現実...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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販促プラン

読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューを投稿ください!

著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。

発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなどNetGalley以外の外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。

ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。

★★★★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。

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出版情報

ISBN 9784065309667
本体価格 ¥1,700 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

小学校に入る前のほんの1年間を母とともにキグレサーカスで過ごした著者によるノンフィクション。

通り過ぎ、新しい人生を歩みだす場所としてのサーカス。育まれ、生み出される場所としてのサーカス。そして、自らが生まれていくような時間であった。

祝祭であり夢の世界であるサーカスは彼らにとっての故郷であるのに、もう戻れない場所であり続ける。

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個人的にノンフィクション小説はあまり読まないのですが読ませていただく機会を得たので拝見させてもらいました
私にとってサーカスは観たことがない夢の世界の話なのですが読んでいくうちにどんどん惹き込まれていきました。サーカスという非日常の世界を日常として暮らす人たち。自分では経験できないことを筆者や芸人たちの視点で観ることができて大変興味深いものでした
印象的だったのはサーカスの人たちを家族と表現したり少し違ったものと答える方もいたこと、サーカス育ちの人は外で生きて行くことの大変さがあったこと、来るもの拒まず去るもの追わずの環境の中で芸人たちが筆者のあだ名と泣いていたことを覚えていたこと。
エピローグでは最後に見たサーカスで公演は観に行かなかった筆者。こどもの頃にサーカスで経験した1年間がいかに大切なものとなっていたのかなんとなくわかるような気がしました。

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ヨーロッパではもう動物が出るサーカスはなくなりつつある、という話を聞いて
私の中の哀愁のあふれるイメージのサーカスは、もうなくなるのだ。と思っていたところ、
この本の内容に惹かれ、リクエストしました。

ノンフィクションの記録としての、人生の記録。
華やかなサーカスの中の人のそれぞれの人生とその家族の生活を、
あますところなく記述された内容は、リアルな現実ですね。
ひそかに期待していた想像を絶する何かには出会えませんでしたが、
なんの脚色もないところに、筆者の誠実さを感じます。

貴重な原稿をありがとうございました。

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キグレサーカスのドキュメンタリー
こんな奥深い物語があったのかと
思いました。いろんな人からいろんな角度で
キグレサーカスを捉えて
普通の社会に生きる人と違う
浮世離れした暮らしの華々しさの裏の
寂しさや憂いのような感情が
伝わってくる作品 
とても面白かったです

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非日常の中の日常を描くノンフィクション。

幼少期に母に連れられ”奇跡のような1年間”をサーカスとともに過ごした著者が、かつての仲間の元を訪ね歩きます。

毎日がお祭りのような公演の日々も面白いのですが、より興味深かったのはサーカスに来る前後の団員達の歩みを掘り下げるところでした。

それぞれの人生の中で、燦然と輝く時間があった一方で、少なからずその反動もあったようですね。かくも明暗が分かれるとは驚きでした。

くだんのサーカスはもうありません。時代背景も異なります。

それでも、私もぜひ本物を見てみたいと感じましたよ。

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子供の頃、近くの公園にサーカスが来た。
父に連れられて訪れたそこは、まさに“夢の世界”だった。
大きなテントの中に広がる薄暗い空間の中央で、スポットライトを浴びた芸人たちが繰り出す技の数々に目を見張ったものだった。
そんな“夢の世界”を紡ぎ出す芸人たちにも「生活」はあった。
そんな彼らのひとつの家族のような絆を持った共同体生活について、著者の回想と当時の団員への聞き語りで記されてい る本書は、自分がそこにいたわけではないのになぜかノスタルジーとシンパシーを感じさせるものだった。
いまでも「サーカス」はある。
しかし、かつての天幕の中にあったどこかもの哀しい薄暗がりはなく明るいショー空間となってしまったような気がする。
あの特別な空間への郷愁をかき立てさせられるような作品だった。

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私の中のサーカスは映画の中や物語の中に出てくるサーカスで、近いものはシルク・ドゥ・ソレイユと中国雑技団をそれぞれ1回しか見たことがない私の思い描けるサーカスと、この本で語られているサーカスとはきっと大いなる隔たりがあると思うのですが、それでもサーカスという響きが持つ郷愁のようなものを追体験させてくれたり、舞台裏を覗かせてもらったような気にさせてくれたりするのは、それだけこの本の語りがサーカスの内と外の際に視点があるからかな、と思わされました。外の視点もあるから外の人間も理解が助けられ、それでいて内側にも滑り込むから内側からもの視界も開かれる気がします。

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幕が開くと夢の世界に連れて行ってくれるサーカスの裏側を知ることができる貴重な一冊。色々な人がいろいろな事情でひとつのテントに集まった共同体に暮らす生活が普通の生活に戻ると期間限定の楽しい夢に感じてることが印象的だった。

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とてもキャッチーな表紙デザインですね。
実は初め、小説だと思って読み始めました。
読み始めてみるとこの書籍は、「サーカスの子」として生きてきた方々の人生のお話です。
彼らのノンフィクションは、定住生活しか知らない私にとってひじょうに刺激的なものでした。
たくましくてフレキシブルな「サーカスの子」達の生き様を、ぜひ多くの人に読んでいただきたいと思います。

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