赤泥棒

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刊行日 2023/03/27 | 掲載終了日 2023/03/26

ハッシュタグ:#赤泥棒 #NetGalleyJP


内容紹介

誰も無傷ではいられないーー。
心と身体の居場所を探す高校生たちの姿を、無呼吸で叫ぶように描かれたデビュー作。

「捨てられたものを拾うのは泥棒ではない」と嘯き、女装をして女子トイレに侵入し、捨てられた生理用ナプキンを盗む百枝菊人。女装がバレたら心の性別をたてに被害者ぶろうと思っていたところ、同じ学校の明石睦美に目撃される。彼女は百枝が自分と同じく、性別に違和感を抱いていると思い急速に接近してきた。無理解と偏見がマイノリティを利用し、共感と愛情が暴力を肯定する・・・・・・。

表題作『赤泥棒』に加え、文藝賞最終候補に選ばれた『青辛く笑えよ』、「普通」を唾棄する高校生が才能の塊と出会い自我を崩壊させる『寄食のダボハゼ』をおさめた短編集。

*関連リンクよりためし読みができます

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著者 / 献鹿狸太朗(ケンシカ・マミタロウ)
1999年生まれ。
16歳の時、月刊少年マガジンRにて三ヶ嶋犬太朗名義の『夜のヒーロー』で漫画家デビュー。高校在学中にヤングマガジンサードにて『踊るリスポーン』連載開始。第59回文藝賞(河出書房新社)で「青辛く笑へよ」が最終候補となる。
現在慶応義塾大学大学院在学中。

誰も無傷ではいられないーー。
心と身体の居場所を探す高校生たちの姿を、無呼吸で叫ぶように描かれたデビュー作。

「捨てられたものを拾うのは泥棒ではない」と嘯き、女装をして女子トイレに侵入し、捨てられた生理用ナプキンを盗む百枝菊人。女装がバレたら心の性別をたてに被害者ぶろうと思っていたところ、同じ学校の明石睦美に目撃される。彼女は百枝が自分と同じく、性別に違和感を抱いていると思い急速に接近してきた。無理解...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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販促プラン

読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューを投稿ください!
著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。

ネタバレとなるレビューの投稿はお控えください。

ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。

★★★★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。

★★

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★★


出版情報

ISBN 9784065310106
本体価格 ¥1,800 (JPY)

NetGalley会員レビュー

女だけずるい、そんな感情を生理に対して持つなんて。異性にトラウマを抱える苦しさが顕になっていき、性的マイノリティが抱く鬱屈と荒ぶる気持ちがたどり着く結末に驚いた。(表題作「赤泥棒」)
愛への純真。そして狂気と暴力が生々しい。その青年の衝動はあまりにも刺激が強い。(「青辛く笑えよ」)
現代の若者の生態として最も興味深く読んだ短編。特別な存在でありたいのに、自分が見下している奴らがなぜ…?作品に漂うシニカルな視点が鋭く、天才の孤独がせつない。
(「奇食のダボハゼ」)

独特のことば遣い、言い回しのセンスが抜群!

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文章のざらつきが鑢のようで、一見何の変哲もない紙のような一面もありながら時には人の肌を傷つける凶器。たまに感情にグサグサと〜という表現を自他共にすることがあるが刺されたわけではなく擦られたように言葉が脳を刺激する。

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レビュー投稿が大変遅くなり申し訳ございません。期間内に全編読み切れなかったのですが興味深いお話であったため、後日購入させて頂きました。

「赤泥棒」は主人公の“癖”が強いため、好き嫌いが分かれるかもしれません。ただ、読みやすさや受け入れやすさ以上に優先したいものがあるという熱量を淀みなく続く文章から感じて、圧倒されながら読み終えました。
「青辛く笑えよ」の一鉄も壮絶な家庭環境で育ち、極端な考えを持っている人物にも関わらず、細かな人物描写によってだんだんと“解る”ような気になってきます。それぐらいの力がある文章です。この話で好きなのは一鉄の友人・藤原の感性。偏見と愛に対する持論に納得しましま。
「奇食のダボハゼ」の佑斗は才能があると思いたかった凡人。何かを生み出したいと思ったことのある人なら、共感出来る部分が多いと思います。いっそ共感羞恥で辛くなるほどに。このお話が一番好きです。

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「赤泥棒」が衝撃的過ぎました。
生理ナプキンを盗むために、クオリティの高い女装をして女性用トイレに入る男の子。
その女装をクラスの女子に見られ、彼女からもトランスジェンダーを告白される。
「レズビアンではない」というところに、確かになあと思いました。
「青辛く笑えよ」もとても面白かった。一鉄くんがいろんな意味ですごすぎる。

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読み手が試されているかのような辛辣な内容と、不快になりかねないギリギリの所での表現が絶妙。大変、面白かったです!

「赤泥棒」不謹慎だなぁ〜と苦笑いしつつも読み止めれない、中々珍しい読書体験だった。人を選ぶ話ではあるし、人に勧めにくい話かなと思うが…
でもあらすじから読んでみたくなるでしょと呟きたくなる話。
そして話の起承転結の「転」に入ってからは、当事者達の苦悩が上手く表現されてて、最後は「なら仕方がない」と不謹慎さの肯定…いやいや、やはりやってる事は駄目だろうと自分の感想が戸惑う事態に。面白かった。

「青辛く、笑えよ」狂気に満ちた男子学生香本を中心に高校生の鬱屈さを吐き出した作品。香本の不条理な境遇を知り、だから自分の好きな女性は聖域であって欲しいし幸せでいて欲しいと願う純愛が、痛々しくも切なかった。それを危なげないと見守る友人藤原。藤原は多分同性である香本を恋愛感情を持っていて、香本と気づいているんだろうと思った。だから香本に抱かれたいと嘯く男子学生小池に香本は苛立ち行動する所は彼らしい。

「奇食のダボハゼ」違いの分かる男とでも思っているのか、普通を嫌い他者を見下す事で生きている佑斗が。1人の才能に嵌り、勝手に神聖化し、近づきたい…いや近づけるのでは?と刺激され自身も創作しようと試みるも、結局はオリジナルをアレンジしたものしか出来ず、実際に会うと自分と圧倒的に違う才能に当てられ完膚なきまでに打ちのめされてしまったという話。多分この話が1番皆さんの共感を生むと思った。とても面白かった。

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