最新医学データが導き出した 薬・減塩に頼らない血圧の下げ方
山口貴也
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2023/03/02 | 掲載終了日 2023/06/13
ハッシュタグ:#最新医学データが導き出した薬減塩に頼らない血圧の下げ方 #NetGalleyJP
内容紹介
「血圧が高めになってきたけど薬は飲みたくない、薬を飲んでいるけれど薬以外の方法がないのか?と考えている人の多くは情報過多で右往左往しています。そんな人に向けて、本では「薬で血圧を下げても動脈硬化などの病気が防げない理由」「動脈硬化など血管疾患になる真の理由」「薬以外の解決法とは何か?」について書いてあります。
また、昨今高血圧の2大治療法だと思われている減塩についても、いわれるほど効果がないことがデータとしてわかりました。
本書を読み終わるころには、データに基づいた高血圧と脳心血管疾患に関する正しい知識が理解できるようになっているかと思います」~著者より
健康診断で上の血圧が140を超えると、通常生活習慣の改善とともに降圧剤の服用を勧められます。また、生活習慣改善では必ず1日6g以下の減塩を指導されます。しかし、明らかにホルモン異常や動脈に異常のあるような原因がはっきりした高血圧を除いた、9割の高血圧と診断されている方には降圧剤の服用と過度な減塩は健康にとってマイナスに働きます。高血圧の治療は、それに伴う動脈硬化を予防し、脳卒中や心筋梗塞など脳心疾患血管を防ぐために行うものですが、降圧剤や過度な減塩では、血圧は下げても動脈硬化は防げないのです。
本書では、降圧剤は血圧は下げるが動脈硬化は防がない理由、現在指導されているような1日6g以下の減塩はむしろ健康寿命を損ねてしまうことなどを、世界の論文データを基に科学的に説明しています。例えば、2万人近くを15年間観察した研究では、薬を飲んで治療した人と薬を飲まなかった人では、むしろ総死亡者数は薬を飲んで治療した人の方が上回っています。また、別の研究では6g以下の減塩をすると、むしろ総死亡者数は増えていきます。
血圧が下がっても、死亡率が上がってしまえば意味がないのではないでしょうか。ただし、高血圧を放置するとやはり循環器系の病気リスクはあがります。具体的には薬や減塩以外の方法が必要なのです。
本書を参考に、心血管疾患を予防するための正しい血圧の下げ方と、予防法を知っていただけると幸いです。
●本書のおもな内容
これが世界の血圧新常識
・薬で血圧を下げても動脈硬化の予防にならない
・「減塩1日6g以下」は健康寿命を損なう
・データが教える降圧剤の危ない副作用
・74~84歳は170以上にならなければ高いほうが死亡率減少
・70代以上で血圧を下げ過ぎると認知症リスク増大
・1日の食事の5%を植物性に変えるだけで死亡率減少
・医学的に正しい血圧を下げるための食事
・データでみた死亡リスクを減らす生活習慣【商品解説】
販促プラン
3月 朝日新聞半五段広告
3月 中日/東京新聞半五段広告
3月 朝日新聞半五段広告
3月 中日/東京新聞半五段広告
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784909249500 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
ページ数 | 214 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
コレステロールと血圧の薬をずっと飲んでいるので、本書を興味深く読んだ。殊に減塩は昔の日本人に比べるとかなり低い数値になっている、無理に減塩してもそれほど血圧は下がらないというのは、目からうろこだった。タバコをやめ、肉を減らし、季節の野菜や果物をを多く食べ、早寝早起き、適度な運動という、当たり前の事が現代人にはなかなか出来ていない現実を再認識した。本書は、一つ一つのデータを詳しく載せて説明しており、信憑性がある。歯周病や腸内細菌のことも書かれていて、人が健康に生きるには、医者任せにせず、色々な事に自分で気をつけていく必要があると痛感した。薬を飲んでいればいいと安易に思わず、今日出来ることから、家族と共に始めてみたいと思う。
高血圧は薬を飲めばいいということの
裏の意味を良く説明してあると思いました
血圧を下げるのが目的ではなく
その相乗作用の動脈硬化を防ぐため
だということ
根本の体質改善はやは食品に気をつけないといけない、タンパク質でも動物性ではなく
植物性をとらないといけないこと
いろいろ勉強になりました
夫が血圧の薬を飲んでいるので読んでみました。
1960年代の統計に比べて現在は血圧が低くなっているのに高血圧患者は増えている。
なぜなら高血圧の基準の数値がどんどん下がっているから。
中等度高血圧で薬を飲んでいる人といない人の15年間の統計では心筋梗塞、心血管疾患、脳梗塞の死亡率はほぼ変わらないという現実。薬を飲んで予防するのは意味がない。逆に副作用で他の臓器が痛めつけられていて、違う病気になりまた薬に頼るしかなくなってしまう。
「高血圧は薬を飲むのが当たり前」という刷り込みが日本人にはあって、医者が飲めと言っているから飲んでいる人がほとんどらしい。でもそれを疑うのは素人にはなかなか難しいかも。
『高血圧や動脈硬化は単に血管の問題ではなく、全身の問題の表れ』という言葉が印象的でした。
よい生活習慣をすることで血圧に拘らず健康になるということが大切なんだなと感じました。実践するのはなかなか難しいかもしれないですが。
以前テレビの医療番組を担当していて、高血圧に悩む中高年が多いのでよく番組で取り上げていたテーマ。
一時的、緊急避難的に薬で血圧を下げることは有効だが、本質的には運動と食事を改善して、生活改善による血圧の安定を目指すのが良いというのが、感じていたこと。
塩分については個人差があり、塩分の影響を受けない人もいるが、これもきちんと検査をしてみないとわからない。ただ健康の問題は別としても、普段から薄味にしていると味自体がわかるようになって、食事自体が美味しくなるという特典もある。
そんな知識にも合っていて、高血圧初心者にはとてもいい入門書。年を取れば自然と血圧は高くなる。血圧の測定も大切だが、ときには動脈硬化の検査も必要。つまり年をとったら、きちんと身体をケアすべきってこと。
改めて本で読むと、気持ちが引き締まる思いなり。
ドックや病院で測ればいつも高い血圧。とにかく一度受診してくださいときつく言われ、医師に診てもらっている。
ところが、二年以上朝晩計測しているが、家庭での数値は標準値内。薬も処方してもらっているが、先生は朝の数値が低めの時はふらふらするといけないので服用しないで、と言う。予防と現状を知るために受診と計測は続けいています。
血圧を下げるための本を数冊読みましたが、本書はそれらよりもっと強調して、アピールしていることがあります。「高血圧には、降圧剤より生活習慣の改善の方が健康にも経済的にも効率的だ」ということ。健康でいるために必要なことはこれです。