科学する空 空を見上げ続けた5年間の記録
小林 悠介
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刊行日 2022/04/29 | 掲載終了日 2023/04/30
PUBFUN(パブファン) | NextPublishing Authors Press
ハッシュタグ:#ネクパブPODアワード #NetGalleyJP
内容紹介
本作品は、〈ネクパブPODアワード2023〉準グランプリ受賞作品です。
【内容紹介】
気象予報士で物理教諭の筆者が運営するウェブサイト「科学する空」が書籍になりました!美しい雲や大気光学現象などの記録を多数収録。雲だけではなく、流星群やスプライトなど、高層大気で生じる現象も紹介しています。
「空を見上げることが楽しくなる」「空が科学的に見られるようになる」
そんなオールカラー101ページです。ぜひ御覧ください!
【目次】
◆第1章 春の空 3月~5月
・寒気移流の空 ・巻層雲下に細長い吊るし雲 ・鮮やかな 22°ハロ ・環水平アーク・朝に煌めく幻日 ・上部&下部タンジェントアーク ・街を見下ろす乳房雲 ・夕焼けに染まる乳房雲 ・外接ハロ,幻日環,そしてウェゲナーアーク ・巻積雲とクスノキ ・青空の中にフラクタス ・レンズ雲と虹の共演 ・伊勢湾の上位蜃気楼 ・伊勢湾の下位蜃気楼 ・天を跨ぐ外暈 46°ハロの絶景 ・街中に昇る月 ・尾流雲染まる空 ・リフレクション幻日
◆第2章 夏の空 6月~8月
・雨上がりの放射状雲と積雲 ・積乱雲の発達とかなとこ雲の成長 ・巻積雲の蜂の巣状雲 ・巻積雲の乳房雲 ・上層雲の夕焼け ・ペルセウス座流星群と夏の天の川 ・電気の星 地球 ・暮れの天割れ ・大阪からやってきたかなとこ雲 ・赤黒い夕焼け空 ・高積雲の半透明雲 ・高層雲下のレンズ雲 ・積乱雲と雲頂の馬蹄渦
◆第3章 秋の空 9月~11月
・鋭いレンズ雲 ・アスペリタスの複雑な雲底 ・飛行機雲由来の肋骨雲 ・コスモス畑に映える高積雲の放射状雲 ・尾流雲の夕焼け ・ブルーモーメントの尾流雲 ・高度の高い高積雲 ・ホールパンチクラウド ・台風の最外縁 ・黄金の蒸気霧 ・食われる雲 ・幻日環と 120°幻日 ・アーククラウド ・逆のオリオン座 ・鈴鹿山脈の風枕 ・巻積雲に彩雲 ・波打つ雲底 アスペリタス
◆第4章 冬の空 12月~2月
・一直線の雲 ・素晴らしいマルチディスプレイハロ ・飛行機雲からできる翼 ・不気味な波状雲 ・眩しい幻日 ・V 字の上部タンジェントアーク ・蜂の巣状雲と 22°ハロ ・上部ラテラルアーク ・Elliptical Halo(楕円ハロ) ・やや高度の低い高積雲の波状雲 ・部分日食とタンジェントアーク ・吊るし雲のマジックアワー ・朝焼けに巻層雲の波状雲 ・月の 22°ハロとオリオン座の共演 ・雪けぶる吊るし雲 ・ふたご座流星群 ・スプライトあらわる
◆ コラム
・氷晶による大気光学現象 ・蜃気楼の種類 ・水滴による大気光学現象 ・定点観測のすすめ ・小さな粒子による大気光学現象 ・冬の妖精 スプライト
【著者紹介】
1995年生まれ。三重大学大学院卒。気象予報士(No.10530)。日本地学教育学会会員。
三重県立高校教諭(理科:物理)。学生時代は統計物理・非線形物理の研究室に在籍しており、滴状凝縮によって生じた水滴の統計的性質を研究していた。大学で研究をする一方、空の現象に注目するようになり、2017年から「ブログ版科学する空」で空の記録の発信を始める。
2020年からはホームページ「科学する空」を立ち上げ、大気光学現象の解説ページや学習ページを公開している。
【出版にまつわるエピソード】
私は現在教職3年目で、所謂若手と呼ばれる呼ばれる経験年数です。
ですが、私が何に興味があり、何ができるのかを多くの人に知ってもらう機会が増えたと思います。
その影響もあり、教育委員会が主導する研修の講師として招かれたり、大学教員と共にする業務も増え、刺激的で面白い仕事がまわってくるようになりました。
これも「本を出版した効用」だと思っています。
販促プラン
出版情報のISBNは管理用コードです。
作品のISBN:978-4802082044
本作品はamazonPOD限定販売です。
ご購入はこちら:https://www.amazon.co.jp/gp/product/4802082045
出版情報のISBNは管理用コードです。
作品のISBN:978-4802082044
本作品はamazonPOD限定販売です。
ご購入はこちら:https://www.amazon.co.jp/gp/product/4802082045
出版情報
ISBN | NXPAP00009059 |
本体価格 | ¥1,980 (JPY) |
ページ数 | 101 |
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都会のスクランブル交差点をあるくひと、ひと、ひと。いそがしいですよね。誰も、空なんか見てないですね。
見えてて見えないもの。あるけど意識しないもの。空って、当たり前すぎる存在ですから。
でもね、作者の小林悠介さん、5年間の記録って題する通り、空が気になって仕方ないみたいです。『科学する空』という少し硬めのタイトルですが、気にせずのんびり最後までお空の旅を楽しんでみませんか?小林さんも「まずはパラパラと眺めてみて、お気に入りの写真をみつけてください」と コメントされてますもの!
春、夏、秋、冬。空に浮かぶ雲たちがお空に描く芸術を堪能できる豊富な写真。
時々に少し科学の解説が入るのも、小林さんならでは。空と雲がすきなんだなぁって伝わってきます。「好き」を表現するときに、小林さんは科学の言葉で伝えるのが得意なんですね。
春はどことなく不安でフワッ~とした空。夏はきっぱりとした空。秋は切なさの結晶のような空。冬は、透明と重さを繰り返す空。私は、どうも生まれた季節の秋の空が、好きです。キュンとなります。青がちがう気がします。
私のように、きっと、誰もがこの写真集を見たとき、アピールしてくる空があるはずです。あなたの空があるはずです。時折の科学の言葉も、科学が苦手なわたしにも、決して邪魔じゃなく、風の音のように心地よい。そんな写真集ですね。
ありがとうございました。
本の構成自体は写真が主体です。美しい空もあれば不気味な空もあり、よく見たことのある空もあれば見たこともないような空もある・・・ほぼ毎日見ているはずの空ですが、こうして写真という形で切り取り目にすると、新たな発見や、不思議に溢れていることがありありと分かります。
文章はほぼ写真の解説のために割かれ、必要最小限に留まってますので、写真集に近い感覚で読め(眺められ)ます。恐らくですが、著者はこの分野のことを書こうと思えばいくらでも書けるだけの知識をお持ちではないかと感じます。ただ本書ではそこはあえて最低限に押さえ、「難しいことを考えるよりも、まずは素敵な空を見上げることから始めてほしい」と、読者に語り掛けているんじゃないかと、私にはそう思えました。
正直なことを言えば、この本を見るまでは、空のことに関して何ら特段の興味はありませんでした。しかし読了後は「ちょっと眺めてみようかな」という思いに駆られることが多くなっています。本の構成は非常にシンプルですが、その裏には著者の並々ならぬ熱量が透けていて、私もなんだかそれに当てられしまった…そんな本です。
いろんな空の光学現象が好きなので、この本を買いました。中でも写真がとても綺麗で、解説が分かりやすく、読みやすいです。一度見てみたい、と思っていた「太陽柱」の写真も見ることができ、一層見てみたいという気持ちが高まりました。空について興味がなくても、この本を読めばあなたも虜になります。ぜひ一度読んでみてください!
主に三重県の空模様を撮影し季節ごとにまとめた写真集です。
普段は雲一つない快晴か、よほど変わった雲がなければ空を見上げることはないですが、この本は様々な雲や大気の現象の写真が美しく、初めて聞く名称がどんどん出てくるのが面白かったです。近年でも新種の雲として登録されるものがあるというのも興味深いです。ちょうど花粉の時期なので、花粉光環に出合えるのを楽しみにしながら鼻水の垂れる時期を乗り越えたいと思います。コラムの解説も分かりやすく、気象学に詳しくない方にもおすすめです。
鮮やかな青や、様々な色が入り混じった夕焼け、ハロや幻日など、見ているだけで爽やかな気分になる。空は刻一刻と変わっていくもので、その瞬間にしかない一期一会なものだと改めて思った。
一見退屈だと思える曇り空にも、様々な雲の種類があることを知った。この本を読んだら、空を見上げて、じっくり観察したくなる。今まで意識していなかったことの面白さを教えてもらった。
空の美しい写真が多数掲載されていました。気象に詳しくない方どなたでも、楽しく読むことができます。小中学生にもおすすめです。身近な気象現象の紹介もたくさんあり、読んだ後は空を見ることが楽しくなりました。
見上げる空の雲や星を撮り溜め、季節毎に並べたものを解説してくれる写真集。
作者は高校の現役教諭で気象予報士。
個人的にはそのほど天体が好きということでもないけれども、こうやって並べられるとついつい見入ってしまう。この手の写真集にも電子出版は合っている。
可能ならば、見開きで見るべきページは見開きで表示される仕組みがあるといいのだが。
空気と水蒸気と太陽の光が作り出す色とりどりに煌めく空の世界。筆者が切り撮る風景は、日常の何でもない空の時もあれば、奇跡の瞬間の様な空の時もあります。
そして、その雲や現象に名前があること、理由があることをちょっとずつ短い文章で解説していくのですが、おそらく、その「ちょとずつ」は、5年間1日も飽きることなく空を見上げ続けてきた筆者ならではの空を楽しむ工夫の一つ。そして、その工夫は、そのまま、読者に対する飽きさせない工夫へと続いています。
勿論、「科学する空」というタイトル通り、専門的な言葉も登場しますが、写真ごとに、ちょっとずつ、ちょっとずつ、うっかり忘れそうになる前に、繰り返し、繰り返し出てきます。そのおかげで気象のことはよくわらない私にも、楽しく読み進めることができました。
理由や仕組みが分かると楽しみ方も広がって、筆者と同じ景色に出会える様にもなりました。例えば、「残照に完璧な虹」の主虹と副虹、本の中の2Dの景色が壮大なスケールの3Dで目の前に広がった時の感動は、ずっと覚えておきます。
何でもない空を見上げた時に、気になる雲を見つけた時に、空のキラキラに出会った時に、ちゃんとその名前を呼んでみたいと思わせてくれるほど、空のことを大好きにさせてくれる一冊です。
綺麗で珍しい空の写真がたくさんあり、楽しみました。
私も空好きでよく写真をとりますが、まだ知らない空の姿を教えていただきました。
簡潔な説明もちょうどよい分量で、読みやすかったです。
著者の方の熱意が伝わってくる良い本だと思います。
貴重な原稿をありがとうございました。
パラパラとめくってみているだけでも美しい、四季に分けて解説を加えた空の写真の数々を堪能させていただきました。工夫されて撮影された空一面の大きな雲や太陽が織りなす絶景はもちろん、一面に広がる田んぼへのリフレクションが特に綺麗でした。説明も詳しく、豊富な知識をお持ちだな、と思って巻末を見ると高校の理科の教諭で気象予報士。これほど豊な表情を日々見せてくれる空を見上げないのは勿体無いと感じました。
この本は気象予報士が5年間観察した空の写真を厳選して、時にその現象の起こる理由を詳しく書いてくれている。後記に書いてあったが、高校で地学を習うのは希であるということだが、私は文系だったけれど地学の授業はあった。物の半減期とかいうのを記憶していて、物理なんかよりは面白かったけれど、気象については覚えていない。私みたいな大人でも、この空の写真集は、詳しい説明はさておいても、ただ眺めているだけでも、とても楽しかった。季節ごとに写真は分類されていて、あぁそうそう、この雲は見たことがあるなぁとか。雨も降ってないのに虹色の雲が見えてスマホで検索したなとか。普段、天気は気にしても、あまり空って見てなかったかも。1日の終わりに自宅の2階の窓から見えるきれいな夕焼けは、毎回心を動かされる。瞬時に変わる空。下ばかり見ていないで、これからは意識して空を見てみたい。そしてそれぐらいの心のゆとりは欲しいかなぁとも、気づかせてくれた写真集だった。
なかなか空をゆっくり見上げることがないので楽しく見させていただきました。
空の珍しい現象、虹だけでなくハロや光環、スプライトなども載っていてこんなの見たことがないのでいつか見てみたいなと思いました。
驚いたのは花粉でも光環が現れるということ。
花粉症なので花粉嫌だなと思いがちですが、こういう素敵な現象を起こすこともあるのだと、花粉も悪いばかりではないなと思いました。
人が、その対象(空)を撮る時。
もし、ただ空がきれいだと思って撮ったならば、多くの人は、SNSに向けて加工したり、無造作に撮ってみたり、自分の見返す用だったり。その場その時の短期的なもので終わっていくだろう。
この著者は、その純粋な取りたい意識を超えて、その一瞬一種への感動、ただ知識があるからといいカテゴライズするだけでなく、
たとえ毎日がご飯とお味噌汁だけでもその味に感動するかのような、
ただただそこへ愛を感じる作品であった。
空は毎日見えるものだけれど、
毎日同じではなく、湿度、匂い、色、温度、なとなど、人間の五感にまで作用してくる、偉大な存在だと自身は毎朝空を見上げおもう。
ずっと見ていても飽きない、いわば絵画のような存在。
あの雲、その雲、再度同じくとして在り得ないその存在の名を、私は知らない。
道端に咲いている花さえ、知識がなければ
ふーんと通りすぎることでしかない。
しかし、
あの時見た雲に、現象に、名前があったならば。
その絵画のような存在に、題名がつくのである。
なんて素敵なことだろうと思う。
この人に、この本にある土地以外の空も取り続けて見てほしいとも思った。
外国での空など。
彼のアイデアだけでなく
その観察が、しっかりとした観察、
空のありのままの良さを伝えた技術、表現力が、自分の感性にピタリとあった。
対象物よりSNSに向けられた、あっさりとしたものになりがちな現代にとっては、
内容のあるもので、価格からしても、ありがたいものだ。
SNSのためのイラスト、絵、写真、感動までもがネットに吸い取られていく中、この世のどれだけの部分がそのメディアに吸い取られ自分の意欲がそっちのけか、
アナログとデジタルを繰り返す中で、
リアルでの大切さが身に染みた1冊。
夕焼けや朝焼けの息を呑むような美しさはもちろん、一面曇り空のグレーの雲を美しいと感じるのは、初めての体験でした。
作者が、空を眺め、おもしろがりながら、そして感動しながら、シャッターを押している臨場感が、ページをめくるたび、写真からもコメントからも溢れ出してくるような1冊でした。
身近な空も5年間丹念に記録すれば、変化に富む空を見られることに気づきました。季節ごとに特徴のある雲や風景、太陽の光も写真のフレームで切り取ると、ハッとさせられます。また、コラムも読み応えがありました。
空が好きで普段から私もよく眺めています。
この本は素敵な写真が解説付きでたくさん載っていて面白いです。
また小林さん自身がここ数年で撮った写真ばかりで構成されているというのが本当に凄いです。小林さんの日々の努力が伺えます。
太陽の周りに輪っかのようにできる虹のようなものも今まで何度か見たことありました。特殊な虹のように綺麗で、見れたとき嬉しくなるので、レアなものだと思っていたら、ありふれた現象らしく驚きました!
その他にもいろいろ勉強になることが多かったです。
これから空を見上げるのが益々楽しくなりそうです。
本書は、春夏秋冬における空の様子を記録したものである。時に、科学的な解説も差し込まれており、読者は空を見上げる楽しみができるに違いない。それにしても、空は色々な表情を見せてくれる。もし同じような現象に出会うと、あああれもこの本に載っていたなあと思って感激もひとしおだろう。驚いたのは、「終わりに」に書かれていたことだが、最近は高校で地学を開講しているところが非常に少ないらしいのだ。私も田舎の小さな高校に通っていたが、1年のときは「地学」と「生物」を全員が学んでいた。地学は、いろいろなことがごった煮のように盛り込まれている観もあるが、身近なものも取り扱われるので、とっつきやすい面もある。このような本を読んで理科に興味を持つ子が増えて欲しいものである。
気象について詳しくない私にとっては説明文はちょっと難しかったけれど、空の写真はどれも綺麗で興味深く、もっと毎日良く空を見てみようという気持ちになりました。詳しくないからこそ、面白い空を見つけたら写真を撮ってみて、この本を図鑑のように開いて調べてみるのも良いと思いました。
気象予報士で物理教諭の著者。
空に魅せられて毎日写真を撮る生活を五年間続けてきたという。
春、夏、秋、冬 季節事のそらの写真と解説。
広角で撮られた写真は一緒に空を見上げているような写真です。
はじめにで「お気に入りの写真をみつけてみてください」とあり、一枚ずつ楽しみながら写真を見ました。私が好きなのは10頁の「鮮やかな22°ハロ」です。
これだけ毎日撮るのだからすごくいい機材を使っているのだろうなと思ったら、コラム「定点観測のすすめ」で出てくるカメラが比較的安価だったのが驚きでした。これは覚えておきたいとメモをしました。
著者が運営しているWebサイトも見ました。空の写真と解説が掲載されていてとても楽しかったです。
写真をきっかけに気象現象に興味をもてる一冊です。
素敵な作品ありがとうございます。
今まで空を意識して見た事があまりありませんでしたが、この作品を読ませていただき普段生活している世界の上にはこんなにも美しい世界が広がっているんだなと改めて感じることが出来ました。そして写真を見ているととても神秘的だと感じ、美しいと思う心と共に安らぎを感じました。これからは空の色や雲の形を実際みて美しさを実際に感じられたらと思います。
普通ではなかなか見られない景色をみることが出来ました。本当にこんな空があるだなんて、信じられないくらいです!
個人的に好きなものは、「青空の中にフリクタス」です。フリフリのレースみたいでめっちゃ可愛いと思いました!また、「電気の星 地球」も面白かったです。地球に雷が根子のように広がっていて、もしかしたら雷も植物みたいに地球の養分を吸ってるのかな…?と思う瞬間でした!その他にも「強烈な花粉光環」にもびっくりしました。ハッキリとしたビビットカラーで目が回るように綺麗な虹色の円は、まるで危険な薬物のようでした!
「鋭いレンズ雲」や「巻積雲に彩雲」「蜂の巣状雲と22度ハロ」「台風の最外縁」「尾流雲の夕焼け」「アスペリタスの複雑な雲底」「暮れの天割れ」「雨上がり自然が造る彫刻」「上層雲の夜明け」等…美しい写真をたくさん見る事ができ、良かったなと思いました!
気象予報士ということもありすごくわかりやすい。
5年間にも及ぶ長い記録でこんなにも楽しく読めた本は初めてです。
気象に関することが苦手な方もすごく読みやすくわかりやすいと思います。得意な方も苦手な方も楽しく読める一冊だと思います。
空ってこんなに美しく表情豊かだったんだなと気付かされました。
普段いかに下ばかり見ていたのか。
空には太陽、月、雲、虹、星…
季節ごとに様々な表情で気象を伝えてくれていることを改めて知りました。
空の写真と撮影した時の状況や、大気光学現象の記録などわかりやすく解説されていて、とてもよかったです。
地学というと学校ではあまり教わらなかったような…あまりピンとこなかったのですが、とても興味深く読ませていただきました。
ハロやアーク、スプライトなど、知らないことも沢山あって勉強になりました。
常に変化し続け、決して同じ空を二度と見ることができないと思うと地球の奥深さと面白さに興味がわきました。
雲や大気光学現象など空の写真がたくさん載っていて、幻想的で綺麗です!
ただ本をぼーっと眺めているだけでも楽しめます!
写真が最近撮ったものばかりなので、身近に感じられてとても良いです。
見たことあるような雲や現象もちょくちょく載っていています。
意識して空を見ると、こんなにも色んな表情をしていたんだなと気付かされます。
逆にこんなにも素敵な瞬間を見逃してるのかと思う写真もあり、ちょっと悔しいです。
これからはもっと空を見上げようと思います!
激レア「マルチディスプレイ・ハロ」を私もいつか見たいです。
曇ってこんなに多種多様で面白い存在だったっけ?
私の通っていた高校も、物理、化学、生物だった。地学があったら、私の人生もっと違っていたのかも!
レンズ雲なんてUFOと間違えそうだし、吊るし雲は本当に天から神様が吊るしてそう。
今まで知らずに生きてきて損していた気分だけど、これからガンガン観察して雲の世界を楽しもうと思う。
一番好きなのは雷の写真。見た瞬間、本当にここに雷が落ちたのかと錯覚するくらいだった。
素敵な雲の写真集。間に所々に入っているコラムで不思議な雲現象についての科学的な説明を学べるのもうれしいが、それよりもいつかどこかで見たような雲の写真を見るとその時の気持ちがよみがえってくるようだし、見たことのない雲も空気の匂いや風を感じて少し詩人になるところも。乳房雲という用語は知っていたが実物を知らなかったのでなーんだこれを言うのかと少し笑ってしまった。5年間かかって集めた貴重な雲の写真。イメージが広がった楽しかったです。
美しい写真がたくさんあって楽しい本です。
季節ごとに編集されているので、季節の移り変わりを感じることができるのも魅力的。
校舎が写り込んでいる写真が多いのも、先生らしい語り口も、イイ感じ。
また、作るのは手間だったはずの索引がある点にも好感が持てます。
解説は専門的でむずかしいところもありましたが、写真の美しさでカバーできる印象です。
ただ、気になったのは、素人には読みづらい漢字が多いこと。フリガナをたくさんつけていただきたかったな、と少し残念に思いました。「驟雨」のフリガナは、ついていたのですが、惜しくも、初出ではない箇所でした。せっかく索引があるので、読み方がわかるとさらに使いやすくなっただろうと思います。
1つ誤植を見つけてしまいました。「終わりに」の「地学は開校されておらず」は「開講」されておらず、ですね。