チック・トゥレット症の子どもたち

内的感覚の理解と治療意欲を支える

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刊行日 2023/03/20 | 掲載終了日 2023/03/20

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内容紹介

チック・トゥレット症は、発症のメカニズムの解明も対処法も非常にむずかしい疾患です。

この本では20年の臨床をもつ著者が、チック・トゥレット症の本人やご家族、支援者に、ぜひ知っておいてほしい対応、実際に行っている治療方法、国内外の最新の研究を盛り込みました。


★チック・トゥレット症とは?

本人の中にあるムズムズした感覚を解消するために、急にまばたきが増えたり、目がぐるぐる回ったり、鼻をムズムズと動かしたりするような動きや、小さな声でふんふんと声を出したり、鼻を鳴らしたり、風邪をひいていないのに咳払いをする、などの行動が続く状態を指します。

チック・トゥレット症は、発症のメカニズムの解明も対処法も非常にむずかしい疾患です。

この本では20年の臨床をもつ著者が、チック・トゥレット症の本人やご家族、支援者に、ぜひ知っておいてほしい対応、実際に行っている治療方法、国内外の最新の研究を盛り込みました。


★チック・トゥレット症とは?

本人の中にあるムズムズした感覚を解消するために、急にまばたきが増えたり、目がぐるぐる回ったり、鼻をムズムズと動かしたり...


出版社からの備考・コメント

本書籍は刊行前のものです。内容・仕様等に変更がございます。ご了承ください。

本書籍は刊行前のものです。内容・仕様等に変更がございます。ご了承ください。


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⑤『心身症の子どもたち』

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⑥『睡眠障害の子どもたち』

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①『自傷・自殺する子どもたち』

https://www.godo-shuppan.co.jp/book/b474522.html

②『アスペルガー症候群 (高機能自閉症スペクトラム)の子どもたち』

https://www.godo-shuppan.co.jp/book/b474213...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784772615129
本体価格 ¥2,000 (JPY)
ページ数 192

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私は看護師をしていたが、チックについてのさまざまな症状、現在行われている治療についての知識がないのでリクエストした。

シリーズ「子どものこころの発達を知るシリーズ」は、子どもの心の諸問題に最初に関わることになる大人たちに、精神疾患やその関連領域の問題に関するバランスのよい情報を提供する目的で企画されたという。
本書は以下8章の構成になっている。
第1章 チックとはどのような病気か
第2章 チック・トゥレット症の合併症
第3章 チック症やトゥレット症にかかわる検査
第4章 チックの薬物療法
第5章 薬物以外の治療法
第6章 家庭、学校でしてほしい対応
第7章 脳神経の発達からチック・トゥレット症を考える
第8章 チック・トゥレット症を抱える人の青年期

症状について図説もあり、医学用語には注釈もついているので分かりやすい。
薬物療法についてはその使用される薬の特性からインフォームドコンセントの必要性が何度も書かれている。
薬物以外の治療法の包括的行動介入(CBIT)について初めて知ったが、症状のある本人だけでなく家族の協力が不可欠だという。呼吸法が大切だということで鼻呼吸が勧められているので、私も実際1日3回タイマーをかけてやってみた。実際やってみると1日だけでも手間だなと感じてしまうので、毎日続けるのには「お子さんと一緒に」ということが大切なのだろう。
また、早寝早起きを大切にした生活リズムや、子どものゲーム依存についても書かれている。注釈にあった著者のYouTubeも拝見したが、お子さんの睡眠に悩む小学高校学年くらいのお子さんがいる保護者にはとても参考になるだろう。

20年来この疾患の臨床に携わってきた著者もすべてを理解しているとはとてもいえないという。
この本を読み、すべてが分かるわけではない。チックについては〈はじめに〉でも触れられているが「チックが出る子は育て方が悪かったからだ」という誤ったなど俗説もある。ネットで情報を得るのではなく気になる症状があればまずは受診をしてほしい。
今現在の私はチック・トゥレット症の方々と接することはないが、この本で知った正しい知識をもち、もし今後接する場面があれば正しい対応をしていきたいと思った。

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