蟬かえる

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刊行日 2023/02/13 | 掲載終了日 2023/02/13

ハッシュタグ:#蟬かえる #NetGalleyJP


内容紹介

昆虫好きで全国各地を旅する心優しい青年・魞沢泉。彼が解く事件の真相は、いつだって人間の悲しみや愛おしさを秘めていた――。16 年前、災害ボランティアの青年が目撃したのは、行方不明の少女の幽霊だったのか? 魞沢が意外な真相を語る「蟬かえる」。交差点での交通事故と団地で起きた負傷事件のつながりを解き明かす、第73 回日本推理作家協会賞候補作「コマチグモ」など5 編を収録。注目の若手実力派・ミステリーズ!新人賞作家が贈る、第74 回日本推理作家協会賞と第21 回本格ミステリ大賞をW 受賞した、連作ミステリ第2 弾。

昆虫好きで全国各地を旅する心優しい青年・魞沢泉。彼が解く事件の真相は、いつだって人間の悲しみや愛おしさを秘めていた――。16 年前、災害ボランティアの青年が目撃したのは、行方不明の少女の幽霊だったのか? 魞沢が意外な真相を語る「蟬かえる」。交差点での交通事故と団地で起きた負傷事件のつながりを解き明かす、第73 回日本推理作家協会賞候補作「コマチグモ」など5 編を収録。注目の若手実力派・ミステリーズ...


出版社からの備考・コメント

【ネットギャリーをご利用の方へ大切なお願い】
・多くのレビューをお待ちしておりますが、物語の核心をつくような、所謂「ネタバレ」はお控えください。
・ネタバレ行為はネットギャリーのみならず、読書メーター、ブクログ、Twitter 等の多くの方が目にする場でも同様にお控えいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
・本作は校了前の大切なゲラデータを著訳者よりご提供いただいた上で公開をしています。本作の刊行を楽しみにお待ちいただいている、多くの読者のためにも、ご理解、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

【ネットギャリーをご利用の方へ大切なお願い】
・多くのレビューをお待ちしておりますが、物語の核心をつくような、所謂「ネタバレ」はお控えください。
・ネタバレ行為はネットギャリーのみならず、読書メーター、ブクログ、Twitter 等の多くの方が目にする場でも同様にお控えいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
・本作は校了前の大切なゲラデータを著訳者よりご提供いただいた上で公開をしていま...


おすすめコメント

昆虫好きの心優しい青年・魞沢泉が、昆虫収集やその調査で全国各地を訪れる中、事件に遭遇するシリーズ第2弾です。魞沢くんは言葉を話せない昆虫を慈しんでいるからこそ、犯人や事件関係者の心の痛みを想像し、寄り添うことができます。その優しさと推理によって、彼らを救う名探偵でもあるのです。

そんな切なくも心温まる本書は、本格ミステリの雄・法月綸太郎氏をはじめ、多くの書評家や読者に絶賛されました。結果、『2021本格ミステリ・ベスト10』国内篇第2位など年末のミステリランキング上位に入り、第74回日本推理作家協会賞と第21回本格ミステリ大賞をW受賞しました。


昆虫好きの心優しい青年・魞沢泉が、昆虫収集やその調査で全国各地を訪れる中、事件に遭遇するシリーズ第2弾です。魞沢くんは言葉を話せない昆虫を慈しんでいるからこそ、犯人や事件関係者の心の痛みを想像し、寄り添うことができます。その優しさと推理によって、彼らを救う名探偵でもあるのです。

そんな切なくも心温まる本書は、本格ミステリの雄・法月綸太郎氏をはじめ、多くの書評家や読者に絶賛されました。結果、『20...


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784488424220
本体価格 ¥740 (JPY)
ページ数 304

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

虫好きで心優しい魞沢くんを主人公にした連作短編ミステリ。
あらすじだけ読むとほっこり系ミステリのようですが、人の狡さや愚かさなどが真相に絡む話も多く、読後は結構切ない気分になりました。ただその切なさを、一点の曇りもない透き通った魞沢くんの優しさが埋めてくれるのが本作の魅力的なところです。心が綺麗すぎる・・・。「彼方の甲虫」と「サブサハラの蠅」は特にそれが光っていました。

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魞沢泉が羨ましい。
興味関心が虫に一点集中しているようでありながら、思いやりにあふれている。

人として大切なことを通せるかどうか、は、自分の足場を持っているかどうかなのかもしれない。
リアルな虫は苦手だけれど、生物知識として、虫は本当におもしろい。ヒトとは異なるその生態が、ミステリーを解く鍵になることがおもしろいし、よくある探偵物とは異なり、虫愛に導かれるように、謎が解けてしまい、人への思いが行動を導く魞沢泉。
今までにないミステリーだ。

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エリ沢泉のとぼけた感じの名探偵っぷりがとてもやさしくて温かい印象。
悲しい結果になったとしても、それを静かに受け止めるエリ沢の心の深さに癒される。
また、「虫」をキーワードにした、謎の仕掛け方、解き明かされた真相に
「あ~なるほどそういうことか」と膝を打つ感覚がたまらない。
日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞受賞、各ミステリーランキングにランクインしたのも
頷ける面白さ。

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昆虫が好きな魞沢泉(えりさわせん)。彼の推理は優しさを持った真相のように読めた。短編ではあるけれど、魞沢を絡めて微妙な繋がりも面白い!印象深いのは「彼方の甲虫」に出てきたアサル。誰もが事故だと思っていたはずが、魞沢が導く真相と、「サブサハラの蠅」に続く一日だけの友達への繋がりだった。前作の『サーチライト』が未読なので読んでみたい。優しいミステリー好きです。

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