千年の歓喜と悲哀
アイ・ウェイウェイ自伝
艾未未、佐々木紀子=訳
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刊行日 2022/12/01 | 掲載終了日 2022/11/30
ハッシュタグ:#千年の歓喜と悲哀 #NetGalleyJP
内容紹介
父は詩人だった。中華人民共和国の設立に関わった芸術家だったが、私が十歳の時、文化大革命により父は、追放された。
家族は屈辱にまみれた極貧生活を余儀なくされた。父の名誉が回復されるには十二年の歳月が必要だった。砂漠地帯から戻り、北京電影学院の学生となった私は、当局との攻防に嫌気がさし、それまで国交を絶っていたアメリカに留学する千載一遇のチャンスを捉え、ニューヨークに移り住んだ。
美大に通い自由を満喫した私だったが、北京に戻り活動を始めると、再び公安局員が訪れるようになった。スイスの建築家と北京五輪スタジアム「鳥の巣」を手掛け、ネットで積極的に発信するようになると、公権力の介入は激しくなり、ついに私は投獄されてしまう--。
権力の弾圧を受ける詩人の父、アーティストの息子。闘う二人の芸術家を通し、激変する中国の現代史を描いた、感動の自伝。
■著者紹介
艾未未(アイ・ウェイウェイ)
現代中国を代表する、美術家。父・艾青(アイ・チン)は詩人。
出版社からの備考・コメント
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おすすめコメント
20年代にパリに渡り、絵を描き芸術に触れた父、艾青(アイ・チン)。80年代、不自由な表現環境から逃れ、ニューヨークでギンズバーグらと交友、オペラの舞台に出て自由を満喫した息子。豊かな創造力を育み、芸術を志した二人の父子は、ともに当局から激しい弾圧に合い、肉体的な恐怖を味わい、時に生きる希望さえ失います。過酷な環境下で紡がれた言葉、描かれたデッサンは、時代を越えて読む者に訴えます。生まれた国と時代で表現の運命が変わってしまうことの無残。人生を翻弄される虚しさ、そして闘い続けることの重要さ。
中国100年の現代史が、二人の芸術家を通じて克明に浮かび上がり、時に読むのがつらくなりますが、これが我々の同時代人の表現者の身に起きた現実であること、それも国を代表する芸術家に起こり得ることに、戦慄させられ深く考えさせられます。流転の人生の中から浮かび上がる強い言葉の数々を、ぜひお読みいただきたいと思います。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784041119631 |
本体価格 | ¥2,700 (JPY) |
ページ数 | 384 |