この地球にすむ 蝶と蛾

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刊行日 2022/12/15 | 掲載終了日 2022/12/15

ハッシュタグ:#この地球にすむ蝶と蛾 #NetGalleyJP


内容紹介

圧倒的な細密画で描かれた蝶と蛾.美しいペレイデスモルフォや巨大なヨナグニサン,身近なアゲハチョウなど,幅広い蝶と蛾の驚くべき生態について知ることができる.およそ3億年前から地球にすむ蝶と蛾だが,彼らを取り巻く環境は人間の手によって脅かされ続けており,環境保全についても強く訴えかける内容となっている.

【対象年齢:小学校高学年~一般】

圧倒的な細密画で描かれた蝶と蛾.美しいペレイデスモルフォや巨大なヨナグニサン,身近なアゲハチョウなど,幅広い蝶と蛾の驚くべき生態について知ることができる.およそ3億年前から地球にすむ蝶と蛾だが,彼らを取り巻く環境は人間の手によって脅かされ続けており,環境保全についても強く訴えかける内容となっている.

【対象年齢:小学校高学年~一般】


出版社からの備考・コメント

ベン・ロザリー 作 
菅野 楽章 訳 
矢後 勝也 監修 
377 × 278 ミリ ・80ページ

ベン・ロザリー 作 
菅野 楽章 訳 
矢後 勝也 監修 
377 × 278 ミリ ・80ページ


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784759822793
本体価格 ¥3,500 (JPY)
ページ数 80

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NetGalley会員レビュー

蝶と蛾は最も嫌いな昆虫の一つですが、あまりにイラストがきれいで、じっくり眺めてしまいました。おはなしの絵本より知識の絵本が好きな人におすすめだと思います。蛾も昆虫が好きなお子さんは特に釘付けになるのではないでしょうか。

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とても精密で素晴らしい画集のような本。
でも、蝶の綺麗さと蛾の気持ち悪さが際立つ印象でした。
同じような形で同じような模様なのに、名前で損してると思っていたけど、じっくり見ると名前だけの問題ではないなとはっきりわかりました。(笑)

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あの、画面一杯のライオンの顔が表紙のあの人だ!
#HiddenPlanetのあの人だ!
・・・・という反応がまず心にすぐに浮かぶ。
動物たちをイキイキと迫力と情熱を持って描く絵本でこれ以上のインパクトを持つ作品をほかに知らない、と言えるほどの力に満ちた筆を持つ著者。

彼の作品が続々と紹介されることを嬉しく思う。
我々皆の財産だから。

今度は
約三億年前にその祖先がこの星に姿をあらわした、と言われる
蝶と蛾。

こちらも、実物は相当の大きな版であることと思う。

あの迫力を、再び。

Sensational Butterflies
Ben Rothery

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図鑑というのは荘厳で質感は存在を大事にしたくなるもの。
蝶や蛾が好きならばじっくりなめまわすようにでもずっと見て
充分な解説文を読んで悦に入れる。
私は詳しくはないけど、この本のは大事なことが書いてあって、
詳しくないけれどぞんざいに扱えないという価値を見出せるかの本。
蝶や蛾の色、なぜこのような進化になったかなどの妄想も、
じっくり大切にしたい本ではないでしょうか。

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表紙もそうだが、イラストが美しい本。
蝶と蛾の代表的な種類について紹介している。
大判の本だけれど、文字は小さくデザインされていて、イラストを主役にしている感じ。

生態についての解説も一部あるが、幼虫から変態していく様子のイラストもあると良かった。
オールカラーとはいえ、80ページで3500円は、なかなか勇気がいる価格。
図鑑ではなく画集として見るべきなのかもしれない。

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絵が美しい。「写真のように」ではないけれど、写真よりも魅力あるリアリティがすごい。さすが化学同人さん!
蝶と蛾って、あまりに印象が違うけど似ているし、身近だけどカブト虫クワガタ虫みたく「飼おう」ってあまりならない。考えてみたらちょっと不思議な変態さん。
これを読んだあと昆虫図鑑を眺めながら、カイコも蛾だと気づいた。

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『Hidden Planet:イラストレーターから地球へのラブレター』でいたく感銘を受けたベン・ロザリーの著作をまた拝読できて幸せです。
今回は「蝶と蛾」。その美しさを存分に味わえる細密画の鳥肌立つようなイラストに、魅了されました。蝶と蛾への真摯な目線。地球上の、この不思議な生き物への尽きせぬ愛が感じられます。テキストの文字は小さめですが、説明は本格的で、イラストを邪魔しない配慮かなとも思いました。
そして、今やはり懸念されるのは、気候変動や農薬による蝶や蛾への影響が大であり、種の減少という問題です。人間による彼らへの害悪。およそ3億年前から地球上に生きる蝶と蛾を守れるのは人間だけなのに、矛盾した結果へと移行していることを否めないのが悔しいです。

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中は綺麗だが、蛾はきたないもの。そういう認識を持っている人は多いだろう。しかし、蝶にも地味なものがおり、蛾にもきれいなものがいるのだ。本書は世界の蝶や蛾を紹介しているものだが、そういったところをもっと強調して欲しかった。それと不思議なことがある。蝶も蛾も幼虫時代は芋虫か毛虫なのだ。それが成虫になると華麗に大変身。そういった面白さが分かるようにすればもっとよかったと思う。

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何と言ってもまず目が惹かれるのは、とても美しいイラストです。人間の手で緻密に描き込まれたイラストは、自然なぬくもりを読者に伝えます。また、精緻でありながらも同時に、良い意味でのアンニュイさが感じられます。

本書の内容は、最新の研究内容を伝えるドキュメンタリー的なものというよりは、今までの過去の歴史を優しくひも解く博物的なものとして書かれています。紙面の色味やレイアウトも、そういったものを狙っているように感じます。そのような面からしても、写真ではなく、上記のようなイラストを用いたことは、間違いなく成功であったと思います。

蝶や蛾のことを、要所要所のポイントを絞って説明しています。このため、全体の文章量は決して多くはないものの、とても詳しくなれたような気にさせてくれます。とても読みやすい本です。

蝶や蛾のもつ、長い歴史やその生態に思いを馳せながら、ゆっくりとした時間に読みたい本です。

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