それでも僕は東大に合格したかった
西岡壱成
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刊行日 2022/09/22 | 掲載終了日 2022/11/09
ハッシュタグ:#それでも僕は東大に合格したかった #NetGalleyJP
内容紹介
「自分を変えたければ、東大を目指してみろ」
累計40万部突破の『東大読書』シリーズの著者・西岡壱成初めての自伝的小説!
偏差値35の底辺だった僕が体験した、合格発表までの8日間。
これぞリアル「ドラゴン桜」だ。
「自分を変えたければ、東大を目指してみろ」
累計40万部突破の『東大読書』シリーズの著者・西岡壱成初めての自伝的小説!
偏差値35の底辺だった僕が体験した、合格発表までの8日間。
これぞリアル「ドラゴン桜」だ。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784103547716 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
東大合格発表までの8日間。それまでの人生で嫌いだった人、好きだった人、悲しい別れをした人、会いたくなかった人、会いたかった人等に1日ずつ会って、それまで見えなかった、気づかなかったことに気づいていける中で、自分のことを知るお話。
師匠との出会いから始まり、東大を目指し、何度も挑戦する中で、大切なことに気づく姿、そして結末での父親との和解と気づき。人は誰かに応援され、応援し、次につながっていっていることにこちらも気付かされました。
印象に残るタイトルに惹かれて、掴みはばっちりの状態で読み始めました。読む人は皆、どのような勉強方法で頂点を目指すのか、それが気になると思いますが、期待していたドラゴン桜のような笑いあり涙ありの奮闘記というより、彼の個人的な精神面での成長が主を占めており、一風変わった東大への道のりでした。
本書は、東大合格発表までの10日間の様子を過去と絡ませて描いたものだ。読んでまず感じたのは、これは受験生側から見たリアルドラゴン桜だということ。中高一貫校に進んだ著者だが、成績は超低空飛行。このままでは、高校へ進学どころか進級すらあぶないと中学2年のときの三者面談で教師から言われてしまう。それが2浪したあげくだが、実際に東大へ進む。それは学校にとっても快挙だった。彼が変わったのは中3のときに渋谷という教師に出会ってからだ。変な教師だが、昔はこのような名物教師が結構いたような気がする。ただ、東大に入って何をやりたいのかが良く分からなかった。東大に入ることが目的になってしまったような気がする。
大学院で東大に行くという手はなかっただろうか。理系なら企業に就職するにはその手がやりやすいのだが。文系ではそうはいかない。でも、著者の現在の職業を考えるとその手も使えたと思う。
受験はほんとしんどいです。東大となると、まぁ、想像すらできないです。本書は、ドラゴン何とかみたいな、東大に入るための方法とかをおもしろおかしく語るという種類の話しじゃなくって、精神的な著者の葛藤とか成長とかをクローズアップしているのかもしれません。
主人公が東大合格発表を待つ期間に関わった人、お世話になった人達と1日ずつ会い、今までとこれからについて話していきます。主人公はコミュニケーションが苦手すが師匠と呼ぶ先生の言葉を素直に実行して、学習面でも人格面でも成長していく姿は、清々しさを覚えました。師匠のコミュニケーションに関する表現や、引用される言葉たち、友人と文学に関してやり取りする場面など、物語が深く彩られていて、とても良かったです。
その分、ドイツに行き、文化の違い、教科書には載っていない事を伝える場面だったと思うのですが、ドイツ人女性がほぼ働いていないFKKを「ドイツが誇る」と表現した事に違和感を覚えました。日本がもし風俗店を合法とし、日本人がほぼ働いておらず移民の方々が働いていることを「日本が誇る」と表現するのでしょうか。私は誇りに思わないと思うので疑問が残りました。