地羊鬼の孤独
大島清昭
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刊行日 2022/11/24 | 掲載終了日 2022/11/24
文芸小説 | ミステリー/サスペンス | ホラー
ハッシュタグ:#地羊鬼の孤独 #NetGalleyJP
内容紹介
突如現れる木製の棺。中には殺人遺体。遺体の臓器は木製模型に取り換えられていて……。
そんな奇妙な殺人事件が栃木県内で連続発生する。所轄署の刑事・八木沢哲也は県警刑事・林原理奈とコンビを組むが、捜査を進めるにつれ、一連の被害者は過去に起こった変死事件の関係者であることが判明。さらに、十年前に県内で起こった連続幼女殺人事件の不可解な捜査過程も浮かび上がってくる。つかみどころがない林原に翻弄されながら捜査を続ける八木沢。中国妖怪、密室変死事件、……論理と呪いが交錯する混沌の中で辿りつく真相とは?
出版社からの備考・コメント
※書影はダミーです。実際の表紙とは異なります。
おすすめコメント
妖怪研究者である著者の確かな知識に裏付けられた怪異ミステリー。中国で古くから言い伝えられる「地羊鬼」という妖怪。オカルトと論理の融合……著者の企みとサービス精神に満ちた新味。
妖怪研究者である著者の確かな知識に裏付けられた怪異ミステリー。中国で古くから言い伝えられる「地羊鬼」という妖怪。オカルトと論理の融合……著者の企みとサービス精神に満ちた新味。
販促プラン
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初回指定のご希望がございましたら、
光文社書籍販売部 近藤、川原田までご連絡ください!(☎03-5395-8112)
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出版情報
ISBN | 9784334914974 |
本体価格 | ¥0 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
ホラー要素とミステリ要素がきれいにまとまっている作品であった。
正直なところ、犯人はこの人なんだろうなーと途中で考えていたものと一致したが、結末がこのような形になるとは思っていなかった。
そういう意味ではホラー要素が強めな作品出ると言える。
怖い!!
ホラーだ、ミステリーだ、やっぱりホラーだった〜!!
2転3転するストーリーに翻弄されました。
怪談話、連続殺人事件、呪いと興味をそそるワードが盛りだくさんでどうやって解決するのだろうとワクワクして読んでました。
しかし、最後の最後に怖い!!
怖すぎる作品です!でも面白いので超オススメです。
聞きなれない中国妖怪と心霊現象の融合設定だったが、そこに残虐な連続殺人の時系列がうまくフィットし、違和感なく読めた。途中、心霊現象の描写はホラー感満載で本当に怖く、相乗効果でより謎の究明に心掴まれ、気づいたら犯人まで共に辿り着いたという感じであっという間の読書タイムだった。
中国の妖怪、呪い、心霊スポット──ジワジワ迫り来る連続殺人に絡み付く超常現象。
次々と事件が発生する目まぐるしい展開の中で、非現実的な要素を巧く馴染ませた緩急のあるホラーミステリー。おっとりとした刑事視点だからこそ、順を追って一緒にトリックを考えられる所が魅力的な作品。
オカルト(ホラー)要素が強いけど、なかなか辿り着けない真相に翻弄されるストーリーはミステリー好きにもオススメ。
幽霊・妖怪の研究者であり論文も発表されている作者らしい
ホラー&ミステリー。
オカルト要素を軸にミステリーをうまく融合させていて、
とても不気味で恐怖心を煽られる作品でした。
事件の真相も二転三転し面白かったです。
呪いをかけるのも人間、平気で殺人を犯すのも人間。
結局、人間が一番恐ろしい。
『怪談』といえば誰もが1度や2度は耳にした事があるだろうし、1人や2人は遭遇したという人に会った事もあるだろう。今作は地方独特の怪談が登場する。冒頭の不審者、怪談に続き小学校での猟奇事件の遺体発見、10年前の未解決連続児童誘拐殺害事件、登場する怪談専門家…。一見バラバラに思える全てが少しずつ繋がっていくのは気持ち良い。ホラーとミステリを同時に堪能出来るのも嬉しい。語り手である新米刑事と同時進行で読者である私も真相に近づくが…。まさかのラストはゾッとさせられた。やはり1番怖いのは人間か。
本格的警察小説にホラー・呪いをミックス。事件を捜査する過程で、警官たちが呪われて死んでしまう展開に唸ってしまった。そしてロジックを駆使した推理とどんでん返し、二重三重の謎解き!ミステリーの面白い要素を全て詰め込み、超衝撃的クライマックスに「ありえない!」と思わず叫んでしまう!凄い作品。
猟奇的演出がほどこされた連続殺人事件。
怪異体験談や地域でささやかれる怪談。
これは呪いか、復讐か。
過去に発生していた事件と怪談のつながりは?
犯人捜しのサスペンスと、じっとりしたJホラー要素が両方味わえました!
本当に一番怖いものがなにか。読む人によってゾワリPointが変わる作品です。
怖い。怖いよー。ひたすらに怖い。死んでる人も生きている人もみんな怖い。考えも行動も怖い。何もかもが怖い。
人間不信になりそうなのに、でももう一度読みたい。怖いのは苦手なのに、なぜそう思うのか自分でも理解できない。
ホラー、心霊スポット、呪い、中国妖怪、連続猟奇殺人…。興味をそそられるワードたち。
話が進むにつれて、怖くなる作品でした。
様々な要素が混ざっていて、とても楽しめます。
ホラー多めですが、新米刑事視点で話が進むミステリーでもありました。
でも、1番怖いのは
ホラーじゃない部分なのかも知れないですね。
呪い、怪談、猟奇殺人、密室殺人などをうまく組み合わせたホラーミステリ。事件の核心に近づくにつれ不穏なムードが漂い、ミステリがどんどんホラーになっていく。呪いや幽霊などのオカルトとは対極にあるような警察署内で怪異が起こるところが、より怖さを増幅させている。密室の謎に目新しさは感じなかったけれど、虫の呪いの解き方を逆手に取った攻め方には唸らされた。ラストのゾッとする真相に、やっぱり本当に怖いのは人間だと思い知らされる。
ミステリーとホラー、どちらかと言うとミステリーかな、と思いながら読んでいたらいや、やっぱりホラーが強いかもと思ったり。本編を読み終わったとき「怖っ」と声が出てしまったので私にはホラーでした。
中国の妖怪や呪いなどなかなかとっつきにくい題材だったけど、登場人物が個性的で親しみがわいたのですんなりと読めました。読み終わったあとタイトルに「孤独」とついている意味を考えて少ししんみり。
それにしても幽霊も心霊現象も怖いけどやはり一番怖いのは人間だなと改めて思いました。
えっあれ?でもそうするとあの心霊現象は……、なんだったの…?と思い出してまたちょっと怖くなってしまった。それを確かめるためにもう一度読んでみるか、、
中国妖怪を模倣した連続猟奇殺人事件。新米刑事・八木沢は警部補・林原とともに妖怪研究家という肩書の船井の協力を仰いでオカルト方面からも猟奇殺人を追う。ふと現れる得体のしれないもの、心霊スポット、加えて過去の連続殺人とのつながりも示唆され、物語自体がホラーやオカルトなのか、科学的に説明のできるミステリなのか、その境界線が曖昧で絶妙で、自分が境界線上でゆらゆらしているような気がしながら読み進めた。怪しい人物はわかりやすいがその動機に震えがくる。まさかこんなラストと後味が待っていようとは誰が想像するだろう。
概要だけ見れば発見現場と被害者の共通点から連続殺人事件にしか見えないがその実態は……。怪談も心霊スポットも根本的に人がいないと発生しないんだなと今更な当たり前の発見をして、見えない何かより人の方が怖い。
猟奇的な事件が連続する。
その町ではかつて、少女が連続して惨殺される事件も起きていた。
今回の事件との関係性は??
馴染みのない中国の妖怪や都市伝説によっておどろおどろしさが増している。
ミステリー?ホラー?と思いながら読み進める。
ラストはそうなるのかぁと。
リクエストしたもののその時点では読み終わらず、刊行後に読みました。イレギュラーなかたちではありますが、物語の展開とオチが非常によくできており、作者が長編小説の上手な書き方をつかんだなという感触を得て、おすすめ度が高かったのでレビューを投稿したいと思いました。