ホロヴィッツ ホラー
アンソニー・ホロヴィッツ/作、田中奈津子/訳
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刊行日 2022/10/04 | 掲載終了日 2022/10/09
ハッシュタグ:#ホロヴィッツホラー #NetGalleyJP
内容紹介
「これから話す物語は、おれの全く知らない男の死から始まる――。」
『カササギ殺人事件』で史上初の7巻、続く3作で年末ミステリランキング(2019~2022)を完全制覇したイギリスを代表する人気作家、アンソニー・ホロヴィッツによるホラー短編集です。
1999年に発表した9つの物語の主人公は、すべて中・高校生。
あたりまえの日常が暗く歪む瞬間をぜひ、体験して下さい。
「これから話す物語は、おれの全く知らない男の死から始まる――。」
『カササギ殺人事件』で史上初の7巻、続く3作で年末ミステリランキング(2019~2022)を完全制覇したイギリスを代表する人気作家、アンソニー・ホロヴィッツによるホラー短編集です。
1999年に発表した9つの物語の主人公は、すべて中・高校生。
あたりまえの日常が暗く歪む瞬間をぜひ、体験して下さい。
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おすすめコメント
ミステリの名手ホロヴィッツによる、ホラーの予想外なおもしろさとストーリーテラーとしての魅力を堪能できる1冊です。
子どもから大人まで楽しめる、極上のホラー短編をお楽しみ下さい!
――担当編集者より
ミステリの名手ホロヴィッツによる、ホラーの予想外なおもしろさとストーリーテラーとしての魅力を堪能できる1冊です。
子どもから大人まで楽しめる、極上のホラー短編をお楽しみ下さい!
――担当編集者より
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★★
出版情報
ISBN | 9784065283066 |
本体価格 | ¥1,300 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
ホラー好きで結構沢山読んだと思っていましたがその中でもかなり上位の怖さでした。何とも救われない後味の苦いものばかり。
『コンピューターゲームの仕事』と『田舎のゲイリー』の終わり方では主人公の日頃を思えば当然と自分自身までもが嫌な人間になったり、そうかと思えば最初の『恐怖のバスタブ』や『殺人カメラ』などは普通に過ごしているだけなのにふとしたきっかけで闇に飲まれていく恐ろしさに震えたり。次の話に進む度に感情をリセットするのが大変でした。
海外の作品だったので情景が入ってくるか気になりましたが特に問題はありませんでしたが、児童書だったらバスタブや深夜バスなどの挿絵がそれぞれの扉に描かれているとよりわかりやすいかなと感じました。
読みやすく1話1話がちょうど良い長さでホラーの好きな大人もしっかり満足できる一冊だと思いました。
全9話のホラー短編集。
あの『カササギ殺人事件』のアンソニー・ホロヴィッツのホラーということで、おおいに期待して読みはじめました。
バスタブ、カメラ、古いPC……ホラーあるあるガジェットを中心に、あり得ない事が起きて人間が翻弄される……正統派のホラー展開ながら、予想の斜め上を行くラストのオチに「さすが、ホロヴィッツ」と唸らせられました。
以下、各話ごとの雑感を少しだけ。
恐怖のバスタブ
日本とは違うお風呂事情(自分でバスタブを見つけて据え付けるとか、バスタブに<猫足>が付いてるとか)が、いかにも海外ホラーらしくていいですね。お決まりの水展開に続くラストも、やっぱり日本とは違うって感じがしました。
殺人カメラ
次々と起きる奇妙な出来事に気を取られていると、いつの間にか時間すらも超えて他者の視点を体感する恐怖にさらされる……予想の斜め上を行く、スケールの大きいオチが良かったです。
スイスイスピーディ
欲望にのみ込まれて、どんどん行ってはいけない方向に向かってしまう少年にハラハラさせられます。結局、人の欲が一番怖いのかもしれませんね。
深夜バス
よく考えると深夜に知らない人と一緒に箱詰めされる深夜バスってそもそも怖いですね。ハロウィーンという設定を上手く使って、次々に乗り込んでくる奇妙な乗客たちがバスを埋めていく展開が予測不可能で面白い。
ハリエットの恐ろしい夢
これ、主人公がわがままな性格だからこそ、読者が「きっとこの後悪い展開になる」と予想しちゃうんですよねぇ。
田舎のゲイリー
これもハリエットに似ていますね。悪い子はどうなるか……こうなるのっ!?
コンピューターゲームの仕事
これもまた悪い子が出てきますね。非日常的なバイオレンスと、日常の物(トイレットペーパーやチーズ!)のリアルな描写の対比が面白かったです。
黄色い顔の男
これは誰なのか? という謎解きのような展開。正直、これは途中で予想できちゃいました。
猿の耳
童話のような話だけど、微妙に違う。微妙な違いの原因は……その謎解きは作品後半をどうぞ。
ホロヴィッツはホラーもすごかった!!!!
ホロヴィッツ作品が大好きで、ミステリはほぼ全部読んでいます。
今回初めてホロヴィッツのホラー小説が刊行されるとのことで、とても期待しながら読み始めました。
”ホラー”といってもこの短編集の作品の切り口は様々。
主人公にも否がある(ように思える)因果応報的なもの、ほんの偶然から巻き込まれてしまうものなどなど。
バラエティ豊かで、最後まで全く飽きませんでした。
そしてどの話もラストは「さすがホロヴィッツ!!!」と唸らされるような結末ばかり。
ホラーですが、ミステリ的な楽しさもありました。
ちなみに一番怖かったのは『恐怖のバスタブ』。一番驚いたのは『殺人カメラ』でした。
本書は1999年に本国で発表された本の初翻訳のようですが、どの話も20年以上前の話とはまったく思えません。
令和の子どもたちが読んでも、楽しいものばかりだと思います。
ホロヴィッツによる児童向けホラー。ホラーだけに、寓話的な話ではなく不条理さ理不尽さのエッセンスが含まれている。各編は余韻を残して終わっている。ゴア表現はなく子どもでも読みやすいだろう。ホロヴィッツの多才さが伺える1冊。
普段ホラーはほとんど読まないのですが、ホロヴィッツのミステリー作品を読んでいるので惹かれました。
児童書のためすごく読みやすく、スイスイ読めます。過度に残虐なスプラッタシーンなどはなく、幅広い層の人が楽しめると思います。
『黄色い顔の男』はスケールの大きな現象が起こる他と比べると地味なようでいて、リアリティがある分、実は一番怖いかもしれない…と後からジワジワ来ました。
面白かったです。
どことなくヴィクトリア調のお話や、SF的なお話、ミステリっぽいお話、そしてなんとなく都市伝説的なお話など、ちょっとずつ、雰囲気の違う作品に出会える楽しい一冊でした。わかりやすい文章で書かれているので、場面をイメージしやすく、まるで一話完結のドラマ作品を見ているようにも感じました。
血みどろでグロテスクな場面がないので、どこか上品な感じがします。
こわがり屋さんが寝る前に読んでも大丈夫そう…と一瞬思いましたが、次のお話が読みたくなって、別の意味で眠れなくなる可能性もありそうで、そこは要注意かも。
小中学生が読んで楽しめると思います。
理由は身近にありそうな、そして物語の当事者も自分達に近い年齢の物が多いので、世界感に馴染みやすいと感じたからです。
読みやすく情景も浮かびやすそうなのもいいですね。
ホロヴィッツによる9編からなる、ホラー短編集。主人公は、みな中高生。ホロヴィッツにはこんな作品もあるのかと意外な気もしましたが、新鮮でした。外国の翻訳物はよく読む子でも敬遠しがちで、まして読まない子はスルーしてしまうジャンルですが、これなら主人公は自分たちと同じ中高生だし、怖い話ホラーは大好きなので、ぜひ中学校の図書館に置きたいと思います。
ホラーは大の苦手で触手が伸びません。が、あのホロヴィッツの番外編ともなれば、見逃すことはできませんでした。結果、ストーリーテラーの意のままに操られ、まんまとお話の術中にはまり、迷宮の世界へと深く落ちていきました。その中でも、サスペンス風味の「殺人カメラ」は、衝撃的なエンディングで、もはや残酷とも思えるほどの幕切れでした。ふと現実のニュースを見たときに、あぁこれは風刺しているのだと気づきました。全てが悲しく残酷で、リカバリーの余地もないお話ばかりですが、人間、欲をかいてはいけないとのテーマをしかと胸に刻みました。…
するすると、物語の中に入っていき、あれ?この話何処がホラーなんだろう?と通りすぎてしまいました。もう一度、心霊番組のリプレイよろしく、読み直すと?!そういう事か!と一瞬の驚きと、低いところから上がって来る恐怖。その後どうなったかは、誰も知らない。とナレーションが入りそうな終わり方に二度目の恐怖が。何気ないものももしかしたら……。想像してしまう恐怖。あの畑の案山子急に出来たような?
1人の時にふと思い出してゾクゾクッとくるタイプの怖さです。
骨董品を扱うあたり、さすが古い物を大事にするイギリスの国民性が表れており、それとロンドンや郊外の描写とで、よりリアルに感じました。
ホロヴィッツの作品を初めて読みましたが、他の作品がいくつも映像化されている理由がわかりました。
「深夜バス」や「田舎のゲイリー」などは、むしろファンタジーのようなきれいな映像になりそうだなぁ、と勝手に想像しています。
ホラーといっても、ただ怖がらせるだけではなく、ちょっとジョークが混じっていたり、ちょっと淋しさが混じっていたりと、味わって読むことができました。
ホロヴィッツの他の作品も読んでみたいと思います。
どの短編も背筋がゾクゾクする。
中高生が主人公の短編ということで、大人子供問わず読みやすい作品ばかり。そのうえしっかり怖い。日常の中で出会ってしまった恐怖、救われるものもあれば自業自得のバッドエンドもあり、満足です。
主人公たちの年齢を思うとこれは児童書の分類になるのだろう。とはいえ、さすがホロヴィッツ、どれもがきれいに映像で浮かび、その分しっかり怖い。例えば日本ではバスタブを中古で入手するなんてことはほとんどないだろうが、お風呂って無防備なところだから思い出したら相当怖いと思う。ちょっと教訓めいた話もあるし、直球の怖さでもきちんと最後にオチがある。私自身は、結局なんだったの!みたいなおいてきぼりの怖さが一番怖かった。ホラー好きな子供たちの翻訳本の導入になったらいいなと思う。ホラー好きの大人の私はゆっくりじっくり堪能した。
中高生が主人公のため、ヤングアダルト向けの軽めのホラーかと思いきや、心理的追い込み度120%の本格ホラー、さすがホロビッツと言わざるをえません。これをヤングアダルトにだけに読ませるなんてもったいない、大人もぜひ!
正直ホラーって苦手なのです(ホラー映画は見られません💦)。
ゆえに、ちょっと迷ったのですが、中高生が主人公、と聞いてこれなら読めるかも、と手に取りました。
怖さ、の種類もいろいろあるけれど、これは、残酷な場面やどぎつい表現で怖がらせるのではなく、じわじわと感じるコワオモシロさ。
HOROWITZ HORROR by Anthony Horowitz
ホロヴィッツのミステリを読んでいたので、ホラーはどうかな?と思いましたが、さすがの読み応えです。
YA向けということで、各話の主人公は子供たち。さらに悪い子にしていると怖いことが起こるよ、という話も多く、教育的な感じがします。『田舎のゲイリー』は特に因果応報で教訓めいています。そして怖い。
バスタブやカメラ、バスなどの身近なものが登場するのも、リアルに想像できて怖さが増すポイントですね。『恐怖のバスタブ』は特に怖い話になっていると思います。日本のホラーでも、よくお風呂や蛇口から不気味なものが出てきますし、鏡に映るはずのないものが映り込むのは定番ですよね。ホラー好きの人はジャパニーズホラーとの共通点や違う点を見つけて楽しめるのではないでしょうか。
主人公が中高生なのでティーン向けなのかな? でも怖さや不気味さは大人でもしっかり味わえる。「世にも奇妙な~」っぽい話が多く、短い話の中でどこにでもありそうな日常が一変するテクニックには唸らされる。オチに一番驚かされたのは『殺人カメラ』。
どの話も子供にも読みやすい文章でかつ短いけれど読みごたえがあり、しっかり怖くて面白かったです。
小学校高学年くらいからおすすめです。難しい漢字にはひらがなが振ってあります。
特に怖かったのは、カメラの話と女の子の夢の話。
ロンドンが舞台で、雰囲気も良く、外国のホラー入門にお勧めだと思います。
短編集だし子どもが主人公だしということでホラーな表現もR15くらいに抑えてますって感じでした。全体的にブラックユーモアで特に「猿の耳」と「コンピューターゲームの仕事」、「田舎のゲイリー」が皮肉が効いててよかったです。「深夜バス」はハリーポッターのナイトバスを思い出しちゃってこれだけファンタジーになっちゃいました(苦笑)。
ホラーの短編集。
どれもなんとも後味が悪いタイプのホラーです。
短編なので読みやすく、サクッとゾクッとすることができます。
5分後シリーズも人気なので、この本も同じような楽しめ方ができそうです。
カササギ殺人事件などのシリーズが人気な作家さんですが、児童向けのこんな作品もあるのだたと興味深く読みました。日常に潜むゾワっとが楽しめて面白いと思います。世にも奇妙な的な感じ。1話目の印象が強く、ちょっとお風呂に入るのが怖くなりました(笑)
ホラー短編集。
主人公はいずれも中学生くらいのティーンエイジャー。
いわくつきの物を不用意に手に入れたことから始まる悲劇...
ハロウィンパーティーで門限を過ぎてしまい、慌てて乗ったバスは本来もう走っていない型のバスで...
など、定番ながらもじわりじわりと効かせる恐怖のエッセンスがたっぷり味わえる。
学生時代はスティーブン・キングのホラーをよく読んだが、ホロヴィッツは初めて読んだ。
短編というのも、5分で読める小説がよく借りられる小中学校に向いていると思う。
勤め先の中学校は、ホラー好きの生徒が多いので早速学校図書館に入れたのだが、並べた日からずっと借りられ続けている。
児童向けのホラーミステリーとのことでしたが、
いやいやさすがホロヴィッツ!期待を裏切らない怖さを
書ききってくれてました。
都市伝説っぽいものや昔ばなしっぽいものまで
さすがに寝る前に読むのは危険な感じでした。
作者の本はカササギからすべて読みつくしています。
こちらもスリルは期待以上です
#ホロヴィッツホラー
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