星旅少年2
Planetarium ghost travel
坂月さかな
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刊行日 2022/09/22 | 掲載終了日 2023/07/02
ハッシュタグ:#星旅少年2 #NetGalleyJP
内容紹介
「君はいつでも 好きなものを たくさん 見つけて いいんだよ」
大好評!青が沁みるSFファンタジーコミック第2巻
「トビアスの木」の毒によってほとんどの住民が眠ってしまった「まどろみの星」。これは「まどろみの星」を旅して、残された文化を記憶・保存する、プラネタリウム・ゴースト・トラベル社(通称PGT社) 星旅人・登録ナンバー303の物語。303と505の出会いを描いた過去編から、休暇の旅の小話、303の心の深淵を覗くようなepisode.11<天使>まで、夜のしじまに溶け込む優しく切なく温かい6篇を収録。第1巻は発売後即重版!待望の第2巻もぜひ、ご注目ください!
『星旅少年』 第3巻は2023年春発売予定です。
episode.06 天使
episode.07制限明滅式信号
episode.08 約束
episode.09 おふとんモノレール
episode.10 海の読書灯
episode.11〈天使〉
extra episode 訪問前
<著者プロフィール>
坂月さかな:イラストレーター・漫画家。「ある宇宙の旅の記憶」をテーマに、孤独で静謐な世界を優しい筆致で描く。『令和元年のゲーム・キッズ』(星海社)装画、『水の聖歌隊』(書肆侃侃房)装画、『少女終末旅行 公式アンソロジーコミック 2』(KADOKAWA)寄稿。2021年4月商業初作品集『坂月さかな作品集 プラネタリウム・ゴースト・トラベル』を刊行(小社刊)。
Twitter:@sakatsuki_fish/Instagram:sakanasakatsuki
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784756257062 |
本体価格 | ¥1,100 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
「1」もこちらで読んで、とてもお気に入りの作品です。
今回も楽しみにしていて、予想を裏切らず(その上を行っていて)、満足です。
ほぼ夜の暗闇の中でお話は展開しますが、とても優しい何かが通奏低音のように流れています。
設定はとても悲しいのだけど、読むのをやめられません。
2巻目の今回は、ストーリーもちょっと展開して、この先が気になります。
主人公の少年(ではないのだろうなあ、多分)は一体?
早く続きが読みたいです。
天使ではないかもしれないけれど。天使のようなひと。
その人がそばにいて最初は戸惑いますが、しばらく一緒にいると不安になって素直になれない気持ちが痛いほど伝わってきました。
“今はひとりじゃないしね”という言葉は力強いですね!
前作もネットギャラリーさんで拝読させて頂きました。それ以来坂月さかなさんのファンです。紙媒体でも購入しました。
303の秘密に触れることが出来たと思えばまた新たな謎に出会いました。近づく度に遠ざかっていくそれはまるで砂漠の中の蜃気楼のようでした。
505との出会い、関係の育む過程がまた良い。今のツンデレは昔はこんなにピュアだったのかと可愛くて仕方ありません。
静かで優しい空気感がやっぱり癖になります。
眠れぬ夜のしじまに、そっと寄り添ってくれる物語。毒により人々が覚めない眠りに落ちゆく中で、残された記憶を集め保存する。その過程で人との出会いと別れを繰り返し、303は生きていく。静寂と孤独と神秘が香りたち、切なさに似た優しさがいつまでも心に響く。303と505の出会い編はなんだかこそばゆくて愛おしい。次巻では303の秘密が明らかになりそうで、楽しみ。
待望の続編。303の過去と、現在と、これからが楽しみな作品でした。前作よりも、残される寂しさやひとりで眠ることの不安などが、自分のことのように感じられました。登場人物たちの人間らしい面に触れられて、ますます好きになりました。繰り返し読んで、大事にしたいと思います。
待望の2巻!
303の過去編なのがまた嬉しい!
3巻への導入もあり、早く続巻が読みたくなる仕掛けがニクイ!
この巻もファンタジックSFな雰囲気を存分に楽しめる仕様となっています。
坂月さかな先生が読んできたいろんな作品や物語、風景がベースになっているのかな?
そんな感じのふしぎな職業や景色がたくさん出てきて面白かったです。
読書灯、欲しいな~。
夜行列車の「おふとんモノレール」の運転手さんが「旅のひとこと」ノートに残した「運転していました」という言葉、とってもいいなぁ。でも、この列車がなくなった後、ノートは誰の手に渡るんだろう?
ふと思ったんだけど、303って他の人たちよりゆっくり歳をとる人なのかもしれないなぁ。だから時間の感覚が他の人とは違っているのかもしれない。だから同じところにいられないのかもしれない。
なんだか不思議な世界だねぇ。こんな未来があるのなら、行ってみたい。
天使の絵の話しがとても良かった。
人は最後は木になってしまうという設定の世界。
ひろしさんという人と303は仲良くなる
その人の家にあった絵
渡り鳥の絵
それを天使の絵と思っていた
鳥はこの世界にはいないから
なぜ、この絵を前の住民は残したのか
そこが奥深く楽しい
2巻もとても素晴らしく、そして気になる場所で終わっています。
とにかく世界観が好みでストーリーも大好きです。絵も隅々まで眺めて堪能しています。
こんな部屋に住んでみたい建物が多すぎます。
特に303と505が住んでいた48ページのシーンがとてつもなく好きです。
モノレールでうどんやコーヒーフロート食べているシーンも印象深くとても好きです。
コマが全部一枚のイラストで、それぞれにストーリーがあるような雰囲気で、かといって読みづらいわけじゃなく
絵本とマンガ、イラストが見事に融合していて惚れ惚れします。
本当に大好きな作品です。
とても寂しくて、胸がギューっとなる話しなのに、じわじわと優しさも感じる素敵なお話だと思います。
そっと寄り添ってくれる「303」のあたたかさ。いつか会えるという希望を持って眠りにつけるのは、孤独や怖さをなくして幸せな気持ちでいられるのだろうと思います。
とてもいい所で終わってしまって残念。
毒が消える事はあるのだろうか。
また、笑顔でみんなが会えますように、と願わずにはいられませんでした。
待望の第二巻。
前回からの静かで儚い世界観はそのままに、少しだけ登場人物たちの人柄や過去を見せてもらえる本巻。
すぐに別れが来るとしても、新しい出会いもまた素敵で、人生に流れる時間の濃さについて考える。
眠れない夜がこの世のどこかにある限り、ずっと続いてほしい作品。
星旅少年1に続き、2も透明感もありつつ心が温まるお話でした。ジリや303の過去、気になる秘密?も出てきてますます目が離せません。私が一番好きなシーンは運転士さんが旅のひとことノートに書いた「ひとこと」の内容シーンです。旅の終わりは寂しいですが、たくさんの思い出ができただろうしすごく運転士の仕事が好きだったんだろうなと、じんわり思わせてくれます。
孤独の深い夜に、星の瞬きや遠くの誰かの笑い声が風に乗って運ばれてきたような、静かで優しい世界観の物語でした。
自分がどうしたいのか、どう思っているのか、何を伝えたいのかに、逃げずに向き合う問いをくれて、その答えが何であれ受け入れてもらえるような気がしました。
「不便なものって 残そうとしないと 残んないからね」という言葉が好きです。
505との出会い、過去をちょっぴり知ることができましたが、
なんだか、何もわからないような、不思議な気分で先が気になります!
マンガを読むのは速いほうなのですが、この作品はゆっくり大事に読みたい気持ちになります。
疲れている時にも読みたいですね。
癒されて、次の日も頑張れそうです。
続きを楽しみにしています。
楽しみにしていた作品。巻数がすすむにつれて、これまでは分からなかった303の悲しい過去や謎が少しずつ見えてきていて先が気になります。静かな静かな夜の世界に引き込まれて今回も楽しめました。早く3巻を読みたいです。
暗闇に浮かぶ星ぼしは、どうしてこんなにノスタルジーをかきたてるのでしょう。
この作品を読んでいるとなぜか、私も遠い未来から今はなき世界をみているような、切ない気持ちがこみ上げてきます。
303が出会う人たちは、いずれ303をおいて死ではない永遠の眠りにつく。そう思っているからなのか、お互いのふとした優しさやぬくもりがかけがえのないものに思えて、なんだか泣きたくなってしまいました。
静かに余韻にひたっていたい作品です。
とてもかわいいお話ですね。つるっと心に入ってきます。
宇宙へ行く、月へ行く、少しずつ現実のものとなってきました。いまの若い人たちはそれを夢見て育つことも、いつかきっと実現することもできるかもしれません。
夢を支えるあたたかSFコミックです。
個人的には半ばあたりの図書館でのエピソードがとてもすきでした。
コミックには疎いのですが、この幻想コミックとも言えそうなジャンルが栄えているのだとしたら、もっと読んでみたいです。
1巻に続き静謐な宇宙の描写に魅了されました。2巻は303と505の馴れ初め(おそらく男の子同士ですが…)が描かれ、現在の関係に至るまでの2人の心の動きが切ないです。これまで多くの人との出会いと別れがあった303にとって、505だけは特別な相手のようで、この先303に何らかの変化がありそうです。
おふとんモノレールが素敵で、こんな場所があったらなぁとため息が出てしまいます。うどんとフロートの自販機もなんだかかわいくて良かったです。
少年が眠りにつく場面は切ないけれど、穏やかな表情と周りの木々が神秘的でゆっくり味わうように読みました。ラストは少し不穏な雰囲気で、え、どうなるの?というところで「3巻に続く」でした。続きが気になります。
更に不思議が深まる2巻目、静かに流れていく日々の中で303は様々な人と出会う。死ではない眠りというさよならの哀しさ穏やかさ冷たさが切ない。なぜ、どうして。
列車に乗りたくなった、というよりはフェリーに乗りたくなった。自販機うどんが食べたい。
一巻も素敵でしたが二巻もでした。木になってしまうことはもしかしたら幸せなのかもしれないと、世知辛い世の中に疲れ切った私はちょっとだけ思ってしまったりもした。疲れている私には癒しになりました。それでも 残されるのも残していくのもどちらも辛いなと。
303の癒しは、星々で出会った人だけでなく、これを読む人にも届く。だから寝る間際、ベッドに潜って読んだ1巻。そしてまた303に出会えた2巻。今回は時を前後し、303の過去にも迫った。だから303は303なんだ、と実感した。
3巻が楽しみ。
夜眠る前に読むとこの本の世界に入り込めて最高だと思いました。ぬくぬくの布団の中か瞬く星を眺めながら読むのをおすすめしたいです。
505 と303の出会った頃のエピソードが良かったです。お互いどんどん心を開いていたのに離れなくてはいけないシーンに胸が締め付けられました。
今後の話の展開がますます気になります。
青い世界観が相変わらず美しい。303と505の出会いと303の旅を描く2巻。選ぶことが出来ない境遇に置かれた505が303との出会いで自分の意思を持ち、選択し心を解き放つ。戸惑いと成長の揺らぎを読者も自分の事のように気づかされる。廃線になるモノレール、制限明滅式信号、読書灯の夜更かし防止・・共通するのは消えたり見えない物の中の宝物。つながる物、引継ぎ伝え続けていく事の大切さを感じる。小さなカケラが失われ、姿や形失い、存在が消えたとしても人の思いの波は全てを包括する。そこには恐怖では無く安らぎがある。
トラベラーの303とトビアスの木、木の影響を受ける人々の切ない物語が、心に沁みます。
家族との別れのあと、残された人は一緒に暮らした記憶を大切にしながらこの先も生活していきますが、303のさり気ない関わりが人々を勇気づけていると思います。ミステリアスな303がどうなるのか楽しみです。
作中のアイテムが可愛くて欲しくなります。
303は何者なんだろう。温かいようで、でもちょっと距離がある。赤い実を食べるのは、忘れたくないから?303に助けられたジリ。スミヒトもいい子だけど、言葉は出す前に一回考えた方がいいな〜。当たりナッツ入りのピテ、ガレットデロワみたいだけど、みんなで幸せを分け合うために砕いて入れるという発想が好きでした。寂しいけど、ほんわり優しい物語。