○×マンガで対応策がすぐわかる 身近な人が認知症になったら
佐藤眞一
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刊行日 2022/10/11 | 掲載終了日 2022/12/14
内容紹介
認知症専門医と人気漫画家・ねこまきさんがタッグ!
みんなが幸せになれる認知症介護の正解を教えます
・認知症当事者のきもち、見えている世界をわかりやすく解説
・ねこまきさん描きおろしのマンガや図解で優しく読める
・現場取材でわかった、具体的な対処法を紹介
認知症の方に見えている世界やそのときの気持ち、一番いい対処法をマンガや図解とともに解説。ちょっとしたコツや本人側の視点を知るだけで介護がぐんとラクになります。
介護で忙しい方もさっと読めて、でも必要なことはちゃんとわかる。イライラ、不安、自己嫌悪・・・そんな悩みが解消する本です。
家族の介護を経験し、認知症心理学を研究する認知症専門医佐藤眞一先生指導のもと、介護経験者、認知症の本人、現場スタッフを取材し、実際に接してきた人たちだからわかる、やりやすく具体的な対処法を紹介します。
※ネットギャリーでは4章までの公開となります
出版情報
ISBN | 9784791631742 |
本体価格 | ¥1,300 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
身近な人が、もしかして認知症?と気になったら、この本を読むと見分け方や対応法が分かりやすく理解できると感じます。私自身、現役介護士なのですが、よくあるケースがまとまっていますし、第一章〜五章まで、最初のもしかして?の段階から、症状が進んでくるとこんなケースが…、ということが、時系列のように書かれているので、読み進めやすいです。また、色合いやフォント、イラストがソフトな印象で堅苦しくなく、漫画も入っていてイメージしやすいと思いました。
亡義父が典型的なアルツハイマー型の認知症でした。この本では、認知症の遺伝については触れられていませんが、夫は自分もそうなったらどうしよう!?という不安を時に口にします。
わたし自身もそうなることへの不安が大いにあります。
義父の、あれ?なんかおかしいな?から始まって、気づけばもう症状は進んでしまっていた……そんな苦い経験から、まとまった情報が欲しいと読みました。
徘徊(ひとり歩き)、高速道路の逆走(その当時は法律もなく、そのまま家に帰されました)、暴言、暴力、食べ物へのこだわり、車の運転へのこだわり、セクハラ、そんなことに振り回され家族皆が疲弊して、辛かったです。
でも、認知症の人が抱える不安や現実世界の認識のあり方など、よくわかりました。
なぜ、世話する方が怒ってはいけないのか?どうやって、気分を転換させるのか、心に留め置きたいと思います。ありがとうございました。
93才の父を介護。私達からみれば困った行動も本人にはちゃんと理由かあることがよくわかった。「徘徊」も「ひとり歩き」と捉えることで納得できる。ただ納得はできても楽にはならない。むしろ本人は悪くないというのが正論になってしまう分、つらくなってしまう所がある。対応策はわかっても気持ちが削られる事に変わりはなくそこをケアする言葉が欲しかった。ただ、本書は対応策の本なのでその意味では十分、それ以上は次回作に期待。
身近な人が物忘れが多くなり認知症が気になっていたのと、ねこまきさんのマンガが好きなので読んでみました。イラストが可愛く話も読みやすいです。介護する際の対応を○✕で描かれていて、分かりやすくこういう風に言ってあげれば良いのか、と勉強になりました。介護をしている方々の体験談は参考になりますし、困った時に支援してくれる所などの記載があり不安が和らぎました。
自身の親がそうかな?と感じる事があるからか、そうか!そういう風に言い換えればいいのか⁉︎となる事が沢山ありました。ついイラッとしてキツい言い方する事もあったので、こう感じてるのかも、と想像して接していこうと思えるようになりました。
マンガ部分が多くて、読みやすいしとても分かりやすかったです。
マンガで読みやすく、具体的な症状などから必要とする対応策を探しやすい本です。
認知症の原因によって症状がどのように違ってくるかということに関しても詳細に記してあります。
一口に認知症といっても、患者それぞれの状態は千差万別なのだということがよくわかりました。
自宅にも認知症の家族がいますが、重度の患者をかかえて介護している人たちに比べればまだまだ楽なのだな…と痛感しました。
今のところ身近に認知症になった人はいないのですが、将来の心構えとして読んでみました。
認知症についての解説を読んでいると、介護と育児は似た部分が多いように思いました。ただ、介護は先が見えない分、希望が持てず行き詰まってしまいそうなので、本書のように〇×マンガの事例で本人も介護者も安心できる方法が分かるのは心強いです。
初期の段階から順に認知症の進み方が分かりやすく書かれ、家族が認知症になったときの相談先や使える制度もまとめられているのが困ったときに役立ちそうで良かったです。イラストがかわいい絵柄なので本が苦手という人でも読みやすいと思います。
今まさに自分が親の認知障害と向き合っています。
佐藤先生の著作品は他のものも拝読しておりますが、やはり分かりやすく読みやすいです。
まだ介護の心配や認知症の心配がないけれど、そろそろ勉強しておこうかな…という方に特に常備してほしい一冊です。
中には奥様、または旦那様のどちらかにそのような症状が出ていて自ら理解するために学びたいという年配の方もいらっしゃるかも思います。本書は字も図解も大きめでイラストも優しく年配の方でも読みやすいのではないかと思います(自分も父のために近々紙版を購入予定です)。
また私事で恐縮ですが、ある程度症状が進んだ親と日々過ごしているせいか読み進めるのがツライ内容も中にはあり、その都度読み進めるまでかなりの気力を必要とし読了まで時間がかかってしまいました。現実を受け止める事が大切なのもわかってはいるのですが、もしできましたら介護する側のケア部分をもう少し内容で触れて頂けると嬉しく思います。
この手の作品を手に取る読者は、認知症当事者を理解したいという気持ちと共にそれ以上に少しでも自身の苦しい気持ちを楽にしてほしい人が多いと思うので(ケアする側の状況も様々で一概にこれとは言えないとも思いますが。不躾なお願いをしてしまいすみません)。
ねこまきさんのイラストが厳しいテーマをわかりやすく柔らかく伝えてくれる。
どこかのお寺を散策していたときに書いてあったことを今でもよく覚えている
子供を叱るな来た道だ
老人を笑うな行く道だ
さりげなく、我々が陥りやすい心境をあらわしているなと思う。
認知症に関する本は今や無数に出ていることだろう。
この本の特徴は、イラストや漫画を交えて
「なぜこういうことが起こるのか」
を体の機能や病気の特性と絡めてわかりやすく説明してあること。
一番そばで見守る家族の負担や心労はいかほどかと思う。
毎日の生活の中で起きること。
意識していても、つい対応する方が怒ってしまったり混乱してしまうことも多いだろう。
「認知症患者の気持ちを考え、寄り添う」
ための。
とはいえ、現実は厳しいだろう。
家庭の外の機関に相談する、連携する、ことの大切さも。