帰ってきたお父ちゃん

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刊行日 2022/09/05 | 掲載終了日 2022/09/04

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内容紹介

女優・水島かおりの抱腹絶倒な半自伝的小説
オレは永遠に青春だ! 
うそつきで泣き虫でだらしがないけど愛嬌あるオヤジを看取るまで。

【内容紹介】
幼稚園にあがる前に、突然あらわれたお父ちゃん。それから母・セっちゃん、兄との4人暮らしが始まるが、お父ちゃんが借金をこしらえては蒸発するたびに「差し押さえ」がくるようなハチャメチャ生活に。

明るくたくましい私は16歳のときに、ひょんなことからアイドルの道を歩むが、セっちゃんの闘病に向き合えず暴走するお父ちゃんに耐えかね絶縁状態となった。32歳のとき、咽頭がんで余命2年と診断されたお父ちゃんを看取る決心をするが……。

家族のややこしさ温かさを突き付けられる、爆笑&落涙必至、著者初の半自伝小説。

◎くらもちふさこさん(漫画家)よりの推薦コメント
「かおりはうちの仕事場でベタ塗りやプロ並みの美味しいご飯を作ってくれました。
よく通る声で仕事場に元気をくれました。
この本に書かれているようなことは一切口にすることなく。」

  

●水島かおり(みずしま・かおり)
1964年東京都生まれ。女優、映画編集者、脚本家。友人のオーディションに同行してスカウトされ、’80年にTVドラマ『小さな追跡者』でデビュー。映画デビューは『ねらわれた学園』。アイドルユニット「Lady oh!」のメンバーとしても活動していた。女優として多数のドラマ、映画に出演。2010年代以降は、夫の映画監督・長崎俊一の作品に雲丹名義で映画編集に、また矢沢由美名義で脚本という形で大きくかかわっており、10月14日公開の映画『いつか、いつも……いつまでも。』にも女優として出演、脚本も執筆している。

女優・水島かおりの抱腹絶倒な半自伝的小説
オレは永遠に青春だ! 
うそつきで泣き虫でだらしがないけど愛嬌あるオヤジを看取るまで。

【内容紹介】
幼稚園にあがる前に、突然あらわれたお父ちゃん。それから母・セっちゃん、兄との4人暮らしが始まるが、お父ちゃんが借金をこしらえては蒸発するたびに「差し押さえ」がくるようなハチャメチャ生活に。

明るくたくましい私は16歳のときに、ひょんなことからアイドルの道を歩むが、セ...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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販促プラン

読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューを投稿ください!
著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。

※こちらのゲラは、発売前の特別先行公開です
発売前のため、本ゲラを読んでのレビューは、NetGalleyのみ投稿をお願いいたします。
読書メーターやブクログなどの外部書評サイト、
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出版情報

ISBN 9784065289075
本体価格 ¥1,700 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

家族の悲劇、他人から見ると喜劇。それを絵に描いたような話しだが、いやはや壮絶な半生自伝だな。
著者と同年代だが、アイドル時代の記憶がないのは残念。しかし活躍していた場と、プライベートのギャップが激しすぎる。父親に何度も何度も裏切られ続けた娘。同じ境遇にさらされた親子ならたいがいは生涯断絶になるのではないか。そうならなかったのは、親子の性なのか、他人の私には想像を超えたところにあるのかもしれない。

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女優・水島かおりの自伝的小説。
夜中、寝る前に読み始めたらあまりに面白くて寝られなくなってしまい、結局朝までかかって一気に読んでしまった。こんな経験は久しぶり。
とにかく登場人物がみんな魅力的。
本人は女優からアイドルになり、その後映画監督との結婚を経て、脚本を書いたり、映像編集をしたり、はたまた漫画家のアシスタントなどもしているというマルチな才人。母親と兄と暮らしていた幼稚園時代、突然父親が現れる。「帰ってきたお父ちゃん」ということだ。
お父ちゃんは破綻している人で、会社を作っては潰し、借金をしては蒸発をする。一方母親は一家を支え、しかし時には自分の人生を生きるという一面もあり、若くしてがんで亡くなる。
ここまでが前半だが、もうここで物語に引き込まれる。本人はふとしたことから女優になり、アイドルになり、心を病み一度は道を挫折する。母親のことを「セッちゃん」と呼び、父親と母親に呆れながらもなんとか一家を立て直そうとする。
セッちゃんががんになってもお父ちゃんはなかなか病院に来ない。それどころか事務所から無理して借りた金200万円から50万円を取り上げられてしまう。辛い現実をあえて見ないように、無理に仕事に向かう。もう何が何だかわからないが、なんとなくちょっと共感してしまったりする。
後半は、また失踪した父親と7年ぶりの再会したところから始まる。
ここからは泣き笑いの連続。とても実話とは思えない。夫の長崎俊一も巻き込まれての常軌を逸したドタバタは、しかし「自由に生きるってのもいいな」とちょっと憧れを感じてしまう。
誰もが善人で、悪人で、はちゃめちゃで、でも魅力に溢れている。奇跡の一家の記録だ。
この本と出会えたことに心から感謝する。この Netgalleyというサービスがなければ、きっと手に取らない本だから。

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読んでいくうちに、あまりのハチャメチャぶりな父親に、え?実話?!となり、アイドル時代の話が出てきたので著者の名前を検索して、あ、あの人見たことある、嘘、あんなに清楚な顔した人がこんな環境で?!と、頭の中がこちらもしばしパニック、、。しかし、そのハチャメチャぶりに目が離せず、そこがまたこの本の核であり、魅力になっている。話題作、そして映像化されるお話だと思うので多くの人に読んてほしい。

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芸能人に疎く、水島かおりさんを存じませんでしたが、勢いある語りでぐいぐい引き込まれました。父も母もストレートでエキセントリック。センシティブなのに直情径行。口で通じなければ体を張って蛾を通す。こんな家庭に育ったら、強くもなるし開き直りもするし、早々と大人にさせられる。何度切ったかわからない親子の縁を、それでも最後に繋いだのはやはり血か。
壮絶、悲惨、それでも一抹の明るさが底に見える気がするこのお父さんは、稀代の人誑し。なんとも魅力的なのだ。嘘つきのくせにぽろぽろ本音を吐く、そういうところがチャーミング。
水島かおりさん、これを書き上げてやっと供養が済んだのでしょう。

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人様の家庭、大変だった思い出を笑っちゃいけないんだろうけど、たくさん笑わせていただきました。
ごめんなさい!
波瀾万丈なのに明るい語り口に読んでいてものすごい勢いで引き込まれました。
出てくる登場人物のキャラが濃くて、スピーディな展開に一気読みしてしまいます。
気持ちが落ち込んでしまっているときに読みたい一冊です。

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特に家族仲のことは、もっとああしていればと気がついた時には遅いのでしょう。
そのために著者の方はこの本を書いてくださったことと思います。

ほんとうにイライラしてしまう父親。ガソリンかけて燃やしてやりたいと娘に言われる父親、わたしも我慢ならなかったです。
何も考えていないし、でもお母さんに言わせれば著者の方にも似た一面があるとのこと。

すごい家でびっくりしました。書いてくれてありがとうとお伝えしたいです。

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