とらすの子
芦花公園
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刊行日 2022/07/29 | 掲載終了日 2022/07/29
ハッシュタグ:#とらすの子 #NetGalleyJP
内容紹介
「とらすの会」の人は皆優しくて、居心地が良かったんです。中でもマレ様なんて嘘みたいに綺麗で、悩みを聞いてぎゅって抱きしめてくれました。でも“会議”では、誰かが「許せない人」への恨みをマレ様に訴えて、周りの人たちも口々に煽って……翌日、その「許せない人」は死体で見つかるんです。それが怖くて行かなくなったら、裏切者って責められて……。時間がないです、私、殺されます──
錯乱状態に陥った少女は、オカルト雑誌のライター・美羽の眼前で突然、爆発するように血肉を散らして死んだ。スクープを狙った美羽は「とらすの会」を訪ねるが、マレ様に出会ったことで、想像を絶する奈落へと突き落とされる──
『ほねがらみ』『異端の祝祭』がSNSで話題を攫ったホラー界の新星が描く、美しい異常。
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出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784488028749 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
関連リンク
NetGalley会員レビュー
内容紹介を読み興味がわいたのでリクエストしました。
途中で読むのをやめることができず、夢中で最後まで読みました。
悪魔的に、面白かった。
面白かった。と一言で言うには、軽すぎるかな。
途中でだれることもなく、ずっと走って物語を追いかけるしかなかったです。
芦花公園さんのことは、存じ上げませんでしたが、すごく力のある作家さんですね。
これからの作品にもおおいに期待します。
文章も構成も非の打ち所がないような。
ストーリーの内容も奥が深くて興味深かったです。
なにか、すごいものを読んでしまったという感覚です。
貴重な原稿をありがとうございました。
幸せな読書体験をしました。
ページを捲る度に毒が少しずつ身体に広がってくる。恐怖で体が震えても止められない。
善意も正義も打ち砕かれてしまう程の怪異と悪意。それでも読みたいと思ってしまう。
この毒々しくも美しい物語に心から惹かれてしまったから。
「とらすの会」とは?マレ様とは?
怖いのに答えが知りたくて一気読みでした。すごく嫌な人がいたら殺したいなんて思わなくても、いなくならないかなーと思う時もありますよね。なんだかその日常にふっと湧いた気持ちを思い出しました。その気持ちを増幅させて起きた出来事がまた怖かったです。
ヒリヒリとした痛みまでも残すような怖さが、暑さまでも忘れさせてくれるほどでした。とても面白かったです。
面白かったです。
ライター・坂本美羽、男子高校生・川島希彦、女性警察官・白石瞳、3人からの視点で章が分かれています。
ホラーなので、殺され方の描写は容赦ないですし、
怖くて先が知りたいような・・・知りたくないような・・・
希彦の正体とマレ様の存在と希彦との関係性が気になって読む手が止まらない。
許せない人の名前を教えるとマレ様が殺してくれるという。
マレ様も怖いけど、平気で名前を言う側も十分恐ろしい。
まれひこ。なるほどそういう意味が。
やっぱりそのまま終わらないよね。
最後まで怖かったです。
都内で起きた異常な連続殺人事件。
死体の状況は「ちくわをひっくり返したような」
それも、尋常じゃない人数。
この事件を追ったライターの坂本美羽と警察官の白石瞳は、やがて謎の集団「とらすの会」にたどり着く。
これはもう、現代版エクソシスト😱
私はドラえもんの『どくさいスイッチ』を思い出した😇
嫌なやつを呪って、呪い殺して、そして、どうする…?
人間はとても弱い。
怖いけど、美しい映像を観ているかのような面白い展開でするする読めて、最後にヒッ😱っていう。
まさにホラー界の新星✨
面白かったー
一言で言うとデスノート人間かな。自分を不幸にした人間の名前を教えると、とらす様が残酷に殺してくれる。しかし、この悪魔の子。まれひこ。この子が悪魔ではなくて、彼に宿っていた黒い女が悪かったということか。最後の盛り上がりがちっとおとなしい感じがしないでもないが、構成が絶妙で、だんだん少しずつ真相が明らかになっていく様がとても楽しい。最初の女性は主人公ではなくて、その次の刑事のほうが謎解き役だったという話しのもっていきようも良かった。エンタメとしても楽しめるしホラーとしても楽しめる面白い作品でした。
都内で発生する異常な無差別連続殺人。死体の有様は人間がやったとは思えない。
三流オカルトWeb雑誌の穴埋めライター坂本美羽はその事件を取材中に関係者と思わしき女の子と接触する。
彼女は「とらすの会」と呼ばれる集まりに参加していた。そこで奇怪な儀式を目の当たりにする。
新興宗教の呪い?かと思っていたらイギリスに舞台に?そこで土着の怪異に遭遇したりと想像以上にグローバルなホラーテイスト。
わざと時間軸をずらした構成と読者を惑わす手法も面白い。
怪異に拳銃で立ち向かったりとクトゥルーみたいな瞬間がちょっと嬉しかった。
いろいろ読み手によって解釈するとは思います。
現代的なホラーとクラシックなゴシック・ホラーの融合が楽しめる作品です。
無差別連続殺人事件。被害者の人数も、遺体の状態も猟奇的で読み出しから不穏な空気を感じる。数ページ読んだだけでも人間ではない何かの関与を確信。人生を諦め切っているライター、美し過ぎる少年、刑事の3つのパートから徐々に真相が明らかになってくる。日常生活の中で人間関係程厄介で面倒なものは無いと思う。人間嫌いで1人の時間を愛する私であっても誰とも関わらずに生きていく事は出来ないわけで。思わぬ所で他人から悪意を向けられる事は誰しもあるだろうが『トラスの会』が実際にあったらと思うと怖い。
「とらすの会」で許せない奴の名前を告げるとマレ様が殺してくれる。それもとても人間の仕業とは思えないような残虐でおぞましい方法で。マレ様とは一体⋯。
物語は坂本美羽、川島希彦、白石瞳の三人の視点から語られるため飽きることなく一気に読まされる。佐々木事務所シリーズではないけれど、ポーリク青葉教会と思われる記載や物部一族の名がチラリ(あちらのシリーズ未読でも問題ないです)。
面白かったけれど、佐々木事務所シリーズと似たパターンで差異があまり感じられないのがちょっと残念かな。
でも今回も不気味で怖くてゾクゾクしました。やっぱり芦花公園さんの作品好きです。
読了後にカクヨムの続編も読みましたが面白かったです! 今後文庫化したらこれも収録されるのかな? されると嬉しいな。
保くん、いい子だなぁ。いつか物部さんが主役のお話も読みたいです!