王さまのお菓子
石井睦美 (文)くらはしれい (絵)
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刊行日 2021/12/15 | 掲載終了日 2023/07/31
ハッシュタグ:#王さまのお菓子 #NetGalleyJP
内容紹介
料理レシピ本大賞 in Japan 2023 こどもの本賞 一次選考通過しました!
ガレット・デ・ロワ 「王さまのお菓子」―それは、しあわせのお菓子。
大切な誰かを想う、めぐりゆく優しさを描いた物語。
・フランスの新年を祝うお菓子、「ガレット・デ・ロワ」を題材にした絵本。
・陶器でできた小さなお人形が主人公。大切な誰かを想う、 めぐりゆく優しさを描いた物語。
・石井睦美さんの抒情豊かな文章と、くらはしれいさんの 異国情緒溢れる絵が紡ぐ珠玉の一冊。贈り物にもおすすめです。
・絵本の帯が王冠に! 王さまや女王さまになって、 遊ぶことができます。どうぞ楽しみください。
出版情報
発行形態 | その他 |
ISBN | 9784418218226 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
選ばれた人のところに“ミリー”はいます。でも、もし選ばれなくてもふさわしい人にプレゼントされるから待っていてね。
これは王さまのお菓子であると同時に、しあわせのお菓子でもあります。
つながっていくしあわせを見て、あなたもしあわせになりますように!
紙の本で読んでいますがもう一度。
料理レシピ本大賞in Japan2022こどもの本賞 一時選考通過、まずはおめでとうございます。
大好きな本なので、大賞がとれるようお祈りしております。
くらはしれいさんの上品なイラストが、伝統のお菓子をしっかり支えます。ガレット・デ・ロワ。まだ食べたことはないのですが、何かの本で知って以来、ちょっと洒落た風習だなと思っています。
裏表表紙見返しにはたくさんのデザインが紹介され、この伝統と行事をフランスの人たちが守っているのだなぁと感じられます。
幸運をもたらすフェーヴのミリー自身の語りが緊迫感を持って場面を締めます。寂しそうな女の子、ベルの気持ちをちゃんと汲んでいるこの家のお兄ちゃんのやさしさも嬉しいお話。みんなの気持ちがひとつになったかのような、ベルへの突然の吉報
に、ミリーの願いがここに通じたんだなと思わず頬が緩みました。
文章も絵も可愛らしい。ガレット・デ・ロワを、大切な人と食べたくなる。大好きな人たちとケーキを囲むワクワク感、そこにフェーヴというアタリが追加されたら、ますます楽しい時間になるでしょう。
お母さんとお父さんと離れている女の子が幸せになれるように、とみんなが気遣う様子が微笑ましい。心温まる絵本でした。
フランスのお菓子「ガレット・デ・ロワ」はお祝いの焼き菓子。中に陶器製の小さな置き物を入れて、取り分けて当たった人が王様になれる。クラシックな雰囲気の優しい絵柄に、お人形の目線から家族とお客さんの楽しいひとときの物語を添えて。
1月になるとパン屋さん、ケーキ屋さん、そしてスーパーでも並ぶgalette des rois。
しかも毎年ガレットのコンテストがあり、1位2位のガレットはすぐに売り切れてしまう。
表紙裏にあるような模様も、作る人が工夫を凝らしている。
ガレット・デ・ロワの中にあるフェーブと呼ばれる陶器でできた人形も楽しみの一つ。
パティスリーやこだわりのあるパン屋さんのフェーブはとても可愛い。それを集めたくて買う人もいる。
私が住んでいる南西フランスのガレットは、ドーナツの形をしたブリオッシュのものが主流。だけど私はフランジパン(中にアーモンドクリームが入ったパイ)の方が断然好み。
1月、家族で集まったり友達で集まると出てくるお決まりのガレット・デ・ロワですが、この物語のように幸せを運んでくれるフェーブに当たりたいです。
ガレット・デ・ロワの中に入っている、
いわゆる「当たり」のフェーブ。
物語の語り手は、フェーブとしてパイの中にはいったお人形ミリーです。
ミリーの視点がとても可愛らしい物語。
幸せを運ぶフェーズの物語が、素敵なイラストと文章でつづられます。
1月に読み聞かせをしたい絵本が増えました。
誰にアタリが出るか、みんなと一緒ドキドキワクワクしながら食べる、フランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」。おしゃれで優しい雰囲気の絵も題材にぴったりです。大切な人へ「ガレット・デ・ロワ」と一緒に手渡したら、センスの良さを認めてもらえそうな、大人の女性へのプレゼントに最適な一冊。
くらはしれいさんの優しい繊細な絵と、石井睦美さんの子供の心と、王様のお菓子(有名なフランスのお菓子、ガレットデロア)の中にあるかわいい女の子をかたどった小さな人形(フェーブ)との気持ちが描き出す世界。
子供は誰でもきっと王様。少なくとも子供として、全てのものから愛情と尊敬と信頼を注がれる、そうあるべき存在。
くらはしれいさんの絵が好きで、表紙に惹かれて読みました。ガレット・デ・ロアというお菓子自体に物語があるのが素敵ですよね。さらにそのお菓子のフェーブに、かわいい話を語らせるとは、なんていい絵本なんでしょうか。
書店に並んでいるのを見かけて、すごくいい眺め(装丁、装画)だなと思いました。石井さんの物語はいつも優しくて、それに合ったくらはしさんの絵も本当に素敵でした。子どもだけでは勿体無い、大人も手にしたい絵本でした。
最近日本でガレッドデロワはブームですか?小説で読んではうっとりして、お店を探しています。
本作は一風変わった目線での王さまのお菓子ものがたり。小さな女の子ふたりにしあわせがありますように。
ほわんとかわいいイラストや色彩は甘いお菓子の柔らかい香りや夢そのものです。
フランスの伝統菓子ガレット・デ・ロワを題材に、フェーブ(陶器の人形)の女の子が主人公の絵本。人を思いやる優しい物語です。絵の雰囲気も内容も好みでした。でもちょっと短くて物足りない…‼︎もっと話を膨らませた児童書として出会いたかった。
ガレットデロワは 暮れによく作ったお菓子だったので おっ、こんな本があるんだ!と気になって手に取りました。製菓材料店でフェーブを買うと 小さな箱にいろんな形をした陶器でできたフェーブが入っていて どれを入れようか迷います。 今まで購入した中に人形が入っていたことはなかったけれど このお話を読んだら お人形は使えないかも、です。石井睦美さんの絵が とてもいい感じに雰囲気を出していて 子供用にというより 大人のコレクションに〜という感じ。
紙の本でも読んでいたが、大好きなこの表紙に惹かれ、ダウンロード。
とにかく絵が秀逸。
描かれるガレット・デ・ロワの美しい曲線と香ばしい香りが漂ってきそうなこんがりしたパイの色にうっとりしてしまう。
私が買ったことのあるガレット・デ・ロワはクリスマスの時期(あちらではクリスマス=新年なのだろう)に売られていた物で、フェーブは小さなタイルのような形の陶器だった。
フェーブが女の子のことを思う様子が可愛らしく、寒い時期に心を温かくしてくれる物語だ。
キリストの洗礼を祝う日にガレット・デ・ロワを囲んでどんなフェーヴがでてくるのかな、私のところに来てくれないかな?のワクワクとドキドキが今年一年の幸運を連れてくる。絵とお話もとても可愛い絵本で和みました。
お菓子を食べるときって、どういう時でしょうか。
特別なことがあった時、自分が頑張ったご褒美などなど。
そして、味わった瞬間、どんな気持ちになりますか?
その時の幸せな気持ちは、子どもも大人も同じなのではないでしょうか。
それだけでなく、
この「王様のお菓子」のように、
切り分けるパイの中の一つに、
小さな人形が入っていたら?
食卓を囲み、楽しさ、嬉しさを皆で分かち合う大切さも教えてくれているような気がします。
子どもだけではなく、大人の方にも読んでほしいですね。
フランスの伝統的なお菓子のおはなし。
読み終わってほっこりすること、まちがいなし!
何が良いって、みんなが幸せな気分を味わう事が出来た点だと思うのです…弟君は次のチャンスを楽しみに!
このようなイベントがあるとは前にテレビで知ったのですが、実際にはやったことなくて、ぜひともやってみたいと思いました。私も王冠かぶりたい!!