華麗な復讐株式会社
ヨナス・ヨナソン 著 中村久里子 訳
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刊行日 2022/07/06 | 掲載終了日 2022/10/10
ハッシュタグ:#華麗な復讐株式会社 #NetGalleyJP
内容紹介
贋作か 真作か?
愛国者の画商のブラックコメディ!
画商ヴィクトル・アルデルヘイムは計画を実行した。
令嬢イェンニからすべてを奪い、息子ケヴィンをサバンナに置き去りにしたのだ。
そこには、マサイ族の呪医がいた。
「あの極悪人に復讐を!」
スウィートスウィート・リベンジ株式会社の社長フーゴに依頼が舞い込む。
ギャラリーの地下室に罠を仕掛けよう……。
巧妙なアイデアが膨らんできた。
贋作か 真作か?
愛国者の画商のブラックコメディ!
画商ヴィクトル・アルデルヘイムは計画を実行した。
令嬢イェンニからすべてを奪い、息子ケヴィンをサバンナに置き去りにしたのだ。
そこには、マサイ族の呪医がいた。
「あの極悪人に復讐を!」
スウィートスウィート・リベンジ株式会社の社長フーゴに依頼が舞い込む。
ギャラリーの地下室に罠を仕掛けよう……。
巧妙なアイデアが膨らんできた。
おすすめコメント
世界1000万部超のベストセラー小説『窓から逃げた100歳老人』
スウェーデンの人気作家 ヨナソン最新作 第5弾!
『窓から逃げた100歳老人』は45カ国で刊行、1,000万部を突破する大ベストセラー。
映画化され、日本でも邦題『100歳の華麗なる冒険』として2014年11月に劇場公開。
2015年、本屋大賞翻訳小説部門 第3位。
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映画化され、日本でも邦題『100歳の華麗なる冒険』として2014年11月に劇場公開。
2015年、本屋大賞翻訳小説部門 第3位。
販促プラン
■海外書評より
「復讐計画はあれよあれよという間に予期せぬ方向へ。口からでまかせの茶番劇に、ページをめくる手が止まらない。」――パブリッシャーズ・ウィークリー
「悪徳美術商、怠け者のスウェーデン人警察官、泌尿器科医のせいで妻に捨てられた眼科医など、ヨナソンお得意のキャラクターが続々登場。華麗な娯楽作品。」 ――デイリー・ミラー
「笑いを交えながら、芸術、政治、ロマンス、そして仕返しの哲学に関する皮肉な視線など、荒唐無稽な物語をこれでもかと詰め込んでくる。独創的な作家である。」 ――タイムズ
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784867060377 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
まだ途中ですが、とても面白いのでレビューを書き始めてしまいました。
北欧の小説はあまり読んだことがなかったので興味深く思ったのと、タイトルが奇抜なのに惹かれて、読みはじめました。
冒頭の印象は、ヴィクトルがとにかく嫌な奴! これは復讐したくなります。
だけど、書き方がユーモラスなので、なんというか、陰惨な感じがしません。
今、103ページ目で、だんだん復讐の匂いがし始めました(笑)
この先も楽しみです。
ラストまで読んだら、また追記します。
450頁あっという間。この圧倒的な独特な吸引力をどう伝えたらいいのか。窓から逃げた100歳老人の人だと言われても書名だけ知っていても読んだことがない。はまる人そうでない人がいるかもしれないが、自分にはキッカリはまった。導入は訳がわからない。仕掛けがわかるまでに頁数を要する。出だしは本当にイラっとする、なにこれひどい最低。言葉の選び方のセンスが凄まじく胡椒が効いていてずっとくしゃみをしているよう。所々で声出して笑えるんだろうけど、果たしてここで笑ってていいのかという薄寒い後ろめたさ。シャーデンフロイデという流行りのカタカナ語。Schadenfreudeで黒く笑わす本なのか、と思いきや、そうとも言い切れない。読み終わっても唖然としている。一瞬も飽きさせることがない。Sweetは文中で痛快な、と訳されていた。
読み終わってしばらくして
イルマ・スターンIrma Stern
という実在の女流画家、ナチスの時代を生き抜いた画家、の絵からインスピレーションを得たのだろうなと考えた。表現主義に属するらしい。Expressionism。キルヒナーKirchnerとかの名前も出てくる。そこらへんに興味があるので、絵を思い浮かべながら読むと楽しい。印象派のように、みんなが美しいと思えるようなものではなく、どこか強烈で好みが分かれるかもしれない絵。力強い絵。有名どころではカンディンスキーなど。
最後の方は、この残りページ数でどう終わらせるのか、というよくあるドキドキと共に。
Sweet Sweet Revenge Ltd.
Jonas Jonasson
ヨナス・ヨナソンの新作ということで、どんなにおもしろいものが読めるのだろうとかなり期待して読みはじめたのですが、しっかりその上を行ってくれる作品でした! ケニアの呪医とスウェーデンの差別主義者の話がどうつながるのかと思いながら読んでいたら、物語がどんどんありえない方向に進んでいって、ほんとうに、ページを繰る(進める?)手が止まりませんでした。この「ヨナソン節」、大好きです。登場人物も魅力的で、傍目にはかなり大変な状況でもどこか飄々としているのがとにかく笑えます。まじめすぎずおどけすぎない文体も相まって、はじめから終わりまで楽しく読めました。コロナも暗いニュースも吹き飛ばす勢いのドタバタ騒動、ぜひ多くの人に届いてほしいです。
めちゃくちゃ面白いんだけど、矛盾や穴が多すぎる。
コメディ小説。
右翼的思想の画商がいて、娼婦との間に息子ができた。黒人顔でびっくりし、大人になったら旅行に連れ出してアフリカで放置して逃げ帰る。師匠の娘と結婚し店を乗っ取るが、師匠が死ぬと離婚し全財産を奪う。この息子と元嫁が復讐代行の会社の男に依頼し復讐する話し、そこに息子をアフリカで助け養子にしたマサイ部族の呪術師が加わり、スェーデンで鬼畜の画商に復讐する笑い話し。その時、似絵として使った絵が本物だったりと、そこからはお笑いタイム。怒涛のコメディタイムに突入です。かなり楽しめます。
痛快な復讐と言えるとは
思えませんでしたが
想像した繋がりを軽く越えて来た
というのでもない気がします。
満足感は決して低くはないのですが
何か納得いかない気持ちが
残らなくもなかったと言える。
スウェーデンの画商に取り入り、乗っ取りを目論むヴィクトルと、ケニアに捨てられた義理の息子ケヴィン。養父オーレによって救われ、先代の娘イェンニとともに、ヴェクトルへの復讐を誓う。タイトルの会社を設立したフーゴと運命の出会いから始まる復讐劇。
オーレがケニアで交流を育んだ、画家イルマ・スターンの絵画を巡って、5人のドタバタ痛快コン・ゲーム。終始オーレがアクセントになり二転三転する展開に読者はやきもき。
もう1人加わった中盤以降、まさかの展開になるが、個人的にはそこが減点。このノリならばできれば誰も死なずに済めばよかったが・・・。最後はこれまた意外な着地で大団円。
とある人物に復讐をしたい2人の男女が
スウィートスウィート・リベンジ会社なる復讐代行業者に依頼する痛快ストーリー。
マサイ族やら実在した画家やらが出てきて物語とどう関わるのか、先が読めずに一気読みでした。
マサイ族の呪医・オーレは空気を読んだり読まなかったり……会話のやり取りにクスクス笑えてとても好きなキャラクターでした。
最後はそうきたか〜!
と読後のスッキリした感じも好みで
450ページがあっと言う間で久々に面白い作品に出会えました。
北欧作品大好きなので一気に読みました。やっぱり北欧作品は最高です。
今作はコメディ映画を文字にしたような面白さがありクスっとすること多々ありました。
ページ数も多いですが、飽きることなく読み進める作品でした。
タイトル通りの華麗な復讐劇を楽しんで見届けました。
Sweetな復讐劇に興味を引かれて読み始めましたが、なかなか人間臭い代表取締役と彼の思考のリアルさが、シリアスな内容に反して滑稽で、復讐の最中にもかかわらず思わず笑ってしまいました。
フーゴたちそれぞれの人生が少しずつ交わり、絡み合う様子を初めから終わりまでゆっくり楽しんでいただければと思います。
とにかく序盤のヴィクトルの悪人ぶりが胸糞悪いという表現がぴったりだと思いました。これは復讐されても仕方がない!
しかし、後半のまさかそこで……という予想をしていない展開に驚きました。まだだいぶページが残っているのにどうやって物語の終わりを迎えるのか気になり楽しく読み進められました。どんどんパズルのピースがはまっていくような感覚でまとまっていき、すっきりしました。
スウェーデンの画商とケニアマサイ族の呪医の周囲を巻き込みまくるドダバタコメディ。話の中には色々突っ込み所はあるけど、この作者にしか出せない人間味のある面白キャラクターたちが傍若無人に暴れ回る様は規律を守ってストレスを溜める日本人としてはスカッとして面白かったです。