湯布院奇行
燃え殻
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刊行日 2022/06/28 | 掲載終了日 2022/06/27
ハッシュタグ:#湯布院奇行 #NetGalleyJP
内容紹介
死にたいは、遠くに行きたい
都会に消費され、導かれるようにたどり着いた湯布院の宿。
美しい二人の女と湯けむりに幻惑され、
男は、日常との境界を見失っていく――
「百日滞在してしまったら、君は綺麗さっぱりこの世界から溶けてなくなってしまいますからね」
朗読劇と小説が溶け合い、響き合い、不思議の世界に迷い込む。
燃え殻が誘うミステリアスな物語。
豪華朗読劇のDVDと原作小説がセットになった完全限定版!
※小説のみの公開です※
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出版情報
ISBN | 9784065273715 |
本体価格 | ¥2,980 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
都会のその日暮らしで消費されてしまった主人公が、ふとしたきっかけで湯布院を訪れる。そこでの幻想的な日々が描かれるファンタジー。
幻は現実であり、現実はまた幻である。
朗読劇のDVDとセットになっているようだが、小説部分だけでも十分に惑わされてしまう一作。
迷い込んだのは、現実の続きか、それとも日常と非日常の境目か。ある一通の手紙をきっかけに、男は湯布院へと向かい、やがて二人の女に誘われ不思議な世界へと導かれていく。夢かうつつか幻か、妖しくも美しい世界が広がっていく。ミステリアスな余韻を残す幻想小説。
浦島太郎は、飲めや歌えやの龍宮城をどう断ち切って帰ってきたのだろうか。ふとそんなことが頭をよぎった。
変わらない毎日を憂いて「どこか遠くに行きたい」と思わず声に出してしまうことは誰しもあるだろう。
漠然とその地に期待をしてしまっている私は、ふわふわと浮遊したユートピア的感覚を本書に覚えた。
この本がそれを叶えてくれた心地と言ってもいいだろう。
「どこか遠く」のその場所から離れたくない欲望、いや「そこから帰りたくない欲望」を、私はどう断ち切ったらいいのか。
まるで濃い霧の中を歩いているような、幻想的な世界観。何が現実で、何が幻なのか。読んでいるこちら側までもが取り込まれてしまいそうになるが、嫌な感じはではなく、むしろ心地よささえ感じられる。朗読劇がどんな感じに仕上がっているのかとても気になります。
どこか懐かしい妖しさがある。いつ読んだのか誰の作品だったのか、まさにこの湯布院奇行のように靄に包まれて記憶に蓋がされているけれど、恐ろしさよりも哀愁、そしてやはり懐かしさがある。不思議な空気をたたえて、ひっそりと、でも確実に人の心に染み込んでくる。
不思議な世界に迷い込んだようだ
湯布院と言う知っている場所がどのように描かれているのか気になりこの作品を読んだ
読めば読むほど主人公と一緒に迷路に迷い込み出口がわからなくなる
この不思議な感覚を朗読劇ではどう表現されているのかとても気になる
現実なのか幻なのか、生きているのか死んでいるのか。読んでいくうちに自分がどこにいるのかわからなくなってきました。だんだん増えていく正の字に最初は気付かず、気がついた時には思わず戻って読み直してしまいました。ここではないどこか遠くに行きたい時に読むと、本当にどこまでも連れて行ってくれるような、不思議な旅を味わえる本。