レペゼン母
宇野 碧
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2022/06/27 | 掲載終了日 2022/06/26
ハッシュタグ:#レペゼン母 #NetGalleyJP
内容紹介
母と息子が抱える後悔、賭ける互いの生涯、決する勝敗! 前代未聞の痛快ラップバトル小説。
第16回小説現代長編新人賞受賞作!
山間の町で梅農園を営む六十四歳の明子には、雄大というぼんくら息子がいる。
幼い頃から手を焼かされた挙句、妻の沙羅を残して家を飛び出した。その後三年間、沙羅と二人で実の母娘のように仲良く暮らしていたが、沙羅はまだどこか明子に遠慮している様子。
ある日、沙羅から「ラップバトルに出たい」と初めて頼られた明子は、大会についていくため初めて梅仕事を休むことに。しかし結果は沙羅の惨敗。
むさ苦しい男ばかりの世界に一人現れた沙羅は、圧倒的にアウェイだった。
娘の仇を討つべく思わずマイクを握った明子は、なんと沙羅を惨敗に追いやった鬼道楽を圧倒!
さらに何の因果か、ぼんくら息子の雄大が、遠く離れた香川でラップバトルの大会に出場していることを知る。選挙に出馬するも準備が足りずに惨敗する息子。手紙で金の無心をしてきた息子。言いたいことは山ほどある!
三年ぶりに会う雄大と一世一代の親子喧嘩!
ヒップホップで繋ぎ直す親子の絆が胸に迫る、前代未聞の痛快ラップバトル小説。
出版社からの備考・コメント
発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方
下記に該当する方のリクエストはお断りさせていただく場合がございます。
ご理解のほど、宜しくお願いいたします。
○お名前・所属などに詳細な記載がなく、プロフィールにてお人柄が伺えない方
○作品ごとに設けました外部サイトへのレビューのルールをお守りいただけない方
○フィードバック率の低い状態が長く続く方
-----------------
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。
販促プラン
★
読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューを投稿ください!
著者・担当編集共に楽しみにお待ちしております。
また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく幸いです。
※発売前作品のため、ネタバレになるレビューはくれぐれもお控えくださいませ※
ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。
★★★★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。
★★
出版情報
ISBN | 9784065276464 |
本体価格 | ¥1,300 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
「レペゼン」って、聞いたことあるような??
「ラップバトル」って、あるらしいよね。
程度のラップ初心者ですが、おもしろかった!
夫亡き後、農園も子育ても頑張ってきた母とうまく折り合わない息子の物語ですが、
ちょっとしたすれ違いで離れていってしまった親子を繋いだものが、まさかのラップバトル?!
相手を知り、自分の気持ちを言葉に乗せる、
ラップバトルって、親子げんかにいいじゃないか!
なんかテレビ番組であってもよさそうと思いました。
おばさんが挑戦するラップバトル!
読み始めて案外リアルな話と悟る!
使う武器はマイクと言葉。
思いつくまま紡ぐその場。
誤解と後悔の親子関係。
思わぬ形で訪れる安寧。
読み終えて心の内に花咲く。
これぞ今の時代の名作。
「レペゼン」がどういう意味なのかも知らない、農家のオカン明子同様のラップ初心者ですが、とっても楽しめました。母とダメ息子が喧嘩でラップ⁉︎とはなんぞや、とは思いましたが、面白い。ラップの部分が不思議と、頭の中で鳴るんですよね。パワーをもらいました。
ポンポン口の立つ大阪のおかんがひょんな事からラップの才能を開花させた…のかと思ったら、長年本音が見えなくなってこじれた親子の再生の物語だったなんて。こんな話だとは、思わず泣いた。殻が厚く固くなりすぎて、中が見えづらくなっていたんだなぁ。でも雄大、それも結局甘えだったんだよ、と思う。沙羅コーチが良い子で嬉しい。
紹介文を読んだときから、面白いのはもう分かっていたが、予想を遥かに凌ぐ素晴らしい本だった。ラップバトルに関しては聞きかじりの知識しか持ち合わせていなかったが、相手の言葉に対して、数秒で韻を踏みながらカチカチとパズル組していくようなすごい競技だったとは。天性のフロウセンスをバイブスの波に乗りながら仕掛ける鬼道楽とのシーンは名作。忘れようにも一生あのシーンが脳にこびりついて離れない。映像化の際の明子役は誰が最適だろう?老若男女楽しめるエンタメ度合い最高の一冊。
今まで聞いたことのないテーマに惹かれて読み始めましたが、ヒップホップにはほとんど関わりのない人生だったのでピンとくるか不安でした。でもテクニックなどの説明が要所要所にあるので、未知の世界を知るよいきっかけになりました。
本編の内容はラップバトルに至るまでの明子の心情や行動をまどろっころしく感じるところもありましたが、最後のバトルのためにどれも必要なページだったんだなと思いました。
お母さんと沙羅の関係がすごく良かった!
どうしようもない息子を持ち、息子の嫁、沙羅と暮らす明子さん。
沙羅の影響でレペゼン母となり、息子とまさかのラップバトル。
私はラップあんまわからないので上手くリズムに乗って読めなかったのが残念ですが、とにかく沙羅との母娘関係がとても良かった。沙羅が違う人と結婚することによってどうなるかなと思いましたが、ずっと仲がいいようでよかったです。