神薙虚無最後の事件

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刊行日 2022/05/30 | 掲載終了日 2022/05/29

ハッシュタグ:#神薙虚無最後の事件 #NetGalleyJP


内容紹介

真実は、人の数だけある。本格ミステリ界激震!
新たな多重解決ミステリの金字塔がここに誕生!

真実は、人の数だけある。
本格ミステリ界激震! 新たな多重解決ミステリの金字塔がここに誕生!

大学生二年生の白兎(はくと)は、アパートの隣に住む一つ年下の後輩・志希(しき)に淡い恋心を抱いていた。二人が自宅に向かう路上、体調を崩し倒れこむ女性、唯(ゆい)と出会う。彼女が手にしていたのは、唯の父、御剣大(みつるぎ・まさる)が著した20年前のベストセラー『神薙虚無の最後の事件』だった。「神薙虚無」シリーズは、実在した名探偵・神薙の活躍を記したミステリで、シリーズ最終巻では解かれる謎を残したまま完結となり、ミステリ好事家の間では伝説となっているという。

白兎と志希は、唯の依頼で大学の「名探偵倶楽部」に所属する金剛寺とともに、作品に秘められた謎を解こうとするのだが――。

過去と現在、物語の中と外、謎が繋がり、パンドラの箱が開くとき、目にするのは希望か絶望か!?

真実は、人の数だけある。本格ミステリ界激震!
新たな多重解決ミステリの金字塔がここに誕生!

真実は、人の数だけある。
本格ミステリ界激震! 新たな多重解決ミステリの金字塔がここに誕生!

大学生二年生の白兎(はくと)は、アパートの隣に住む一つ年下の後輩・志希(しき)に淡い恋心を抱いていた。二人が自宅に向かう路上、体調を崩し倒れこむ女性、唯(ゆい)と出会う。彼女が手にしていたのは、唯の父、御剣大(みつるぎ・ま...


出版社からの備考・コメント

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発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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著者・担当編集共に楽しみにお待ちしております。

また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく幸いです。

※発売前作品のため、ネタバレになるレビューはくれぐれもお控えくださいませ※

ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。

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恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。

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出版情報

ISBN 9784065273500
本体価格 ¥1,700 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

こんなに立派な解決編に読者が喜ばないわけがないですね!
表紙絵や人物たちの名前の漢字の複雑さに、ヤングアダルト系のミステリーかなと思いきやしっかりクイーンでしょっぱな締めてきます。どちらのタイプのファンも大層楽しめるでしょう。

とても知的な小説だという印象です。事件とは関係ない部分の彼らの会話にはお勉強させてもらうことも多く感激しました。
そんな中での恋愛ほら話や妙にどんぴしゃりなツッコミに彼らの人柄が伺えます。

これを自力で解くことができたらあなたはもう名探偵!

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叙述トリックは前半で予想した
通りではありましたが、
物語の全体や詳細が豊かに
紡ぐまれるのは見事としか言えない。
特に4通りの推理が持つ役割と結論に
目を見張った。
血生臭い事件に反して
血縁の温かみが気持ち良く残留し
恩返しのポトラッチの増大と
呪縛の解放を実感した。

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ラノベみたいな表紙だったので期待はしてなかったが面白かった。ある一冊の本に書いてある謎を解くというのが依頼だった。四人の男女が謎に挑む。その本は真実を語っている。その本の世界と現実が同時進行で展開していき、最後は周囲に埋められた無数の伏線を回収。ラスト100ページの4人の推理合戦が見もの。単なる密室殺人ではない。1つの設定に4つの視座が存在し謎解きを繰り広げるという所に魅力あり。とにかく、最後の謎解きバトル最高。読む価値のある本でした。

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これは! と思う作品は年に数冊出会えれば幸運だ。本作はまさに、これは! と言葉に出してしまった作品だ。現時点で今年一番。作中作にも本編にも魅力的な人物しか出てこず、ゆえに物語がスルスルと進む。多重解決ものはややもするとくどくなりがちだが、本作では各人物の魅力によりそれぞれの推理に引き込まれる。続編が存分に期待できるラストなので、シリーズ化をおおいに希望します。本来の金剛寺さんの活躍も見てみたい!

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非常に面白かった!
ライトノベル的なデザインでとっつきやすく、登場人物達が学生である点も、ライトノベルの対象年齢である学生達が手に取りやすいと思う。
しかし内容はがっつりしたミステリーで、明かされるべき真相の難解さやそこに至るアプローチまで含めて多くのミステリーファンにも楽しめる作品なのでは。

作中の中で出てくるノンフィクション小説の明かされなかった真相を、複数人が推理を披露して明らかにしていくという作中作構造も凝っているし、作者お得意の叙述トリックも仕込まれていて大いに楽しませていただきました。
それに、本当をいうとミステリーファンではなく恋愛小説好きなので、端々に仕込まれた主人公のわかりやすすぎる恋心もとても良かったです。

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「新たな多重解決ミステリの金字塔がここに誕生!」とは大きく出たなと思ったのですが、まさに”多重解決ミステリの新たな金字塔”といった内容の作品でした。

推理する人によって様々な解答が導き出される多重ミステリですが、本書の新しいところは「作中で推理をする登場人物と(ほぼ)同じ体験を、読者ができる」という点です。なぜなら、本作の探偵役たちはミステリ作品「神薙虚無最後の事件」を読み、その真相を推理するのですが、この作品は作中作として、ほぼ全文が本書に掲載されているからです。
しかもこの「神薙虚無」シリーズは、曰くつきのミステリ。実在した名探偵・神薙の活躍を記したという触れ込み、つまりフィクションとして発表されたものの、「神薙は存在しない」とある週刊誌にすっぱ抜かれ、今でいう炎上状態に陥り、すべてが絶版となっています。
主人公の白兎はひょんなことから「神薙虚無」シリーズの作者の娘・唯と知り合いになり、行きがかり上、「神薙虚無最後の事件」の真相を推理することとなってしまい・・・。

最後に明かされる真相は、まさに「エレガント」。作中に張り巡らされた伏線が綺麗に回収されていく様子がとっても美しかったです。

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神薙虚無最後の事件とても面白かったです。20年前の事件に挑む今作、バブル時代に大探偵時代や怪盗王が日本にいた設定は斬新ですし、それぞれのキャラもたっていて、事件の謎解き部分では、まさかのどんでん返しが用意されていて、最高のエンターテイメントです。

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おー!
面白かったです。
小気味良い多重推理もので、するすると読めました。
来栖さんがとってもかわいいので飽きない。
名探偵たちと怪盗王の全盛期の話も読みたいし、来栖さんのお兄さんのことも気になる。
各キャラクタがまだいろいろエピソードを持っていそうなので、続編が楽しみです!

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ライトノベル調の表紙で、ある一定の層の目に止まらないとすれば、非常に勿体ない、本格も本格の真髄をいく一冊。一昔前の世を騒がせた大事件の回想を挟みながら、若き学生たちが丁寧に謎を解き明かしていく。終盤の熱い4人の推理バトルがまさに見もの。最後にかちっとパズルがハマったときの小気味よさは読んだものしか味わえない。

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本格ミステリ界激震!
こんな魅力的な言葉で紹介されていて、読む前からわくわくしました。
作中作が過去からの挑戦状のように謎解きを挑んで来るのに、序盤は読みにくくて、慣れたら私でも真実に辿り着けるかと思いながら無謀な挑みをしながら夢中で読みました。もちろん私では辿り着くことは出来ませんでしたが。

「真実は、人の数だけある」真実にたどり着いた時は快感さえ覚える作品でした。

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未解決に終わった事件と行方不明になった名探偵・神薙虚無の真相に対する名探偵倶楽部所属メンバーたちの推理。何とももどかしい白兎と志希の距離感も良かったですが、積み重ねてきた伏線を丁寧に回収して導いてゆくそれぞれのアプローチには新たな発見があって、真相に迫る推理の先にあった意外な結末はなかなか良かったです。シリーズ化にも期待したい作品ですね。

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すごいのを読んでしまった!  序盤はキラキラネームやラノベっぽいキャラに困惑したものの、そこから作中作の推理合戦へと一気になだれ込み、ページを捲る手が止まらなくなった。二度読み必至。あれもこれも確認せずにはいられない。たった一冊で何冊も読んだかのような満足感を得られるコスパ抜群の多重解決ミステリ。めちゃくちゃ面白かった! まだまだ続きそうな終わり方にも期待が膨らむ。続編希望!

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中盤くらいから一気に引きこまれていきました。それぞれの感情や性格があらわれる推理合戦も素晴らしく、すべての真実が明らかになったとき、私の想像の域を遥かに超えた驚きが頭の中に広がり感動しました。面白かったです!

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二転三転する推理合戦に驚愕。振り落とされないようについて行くのが大変でした。物語の舞台の豪華絢爛さ、登場人物の華やかな魅力、秘められた謎。ぐいぐいページを進めさせられる一方で、読了後は2度読み必死!もう一度この愛すべき登場人物達に会いたい、続編熱望。

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複数人の探偵役がいることが斬新で楽しい小説でした。語り手・白兎、変人探偵・煌、白兎の友人・雲雀……彼らが解く謎は二十年ほど前の謎なので、現場検証ではなく安楽椅子探偵さながら膝を合わせて推測していく形となります。
さらに、白兎の憧れの人・志希も白兎のオブザーバーとして活躍。様々な視点から謎に向き合う解き方が個人的に一番好きなポイントです。

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この作者の本は初めて読みました。
作中作の謎解きをする、というそそられる展開。出てくるメンバーが、みな一癖も二癖もある。
作中のミステリーは謎を解いた探偵の消失という衝撃的な結末。謎は明かされず、登場人物たちは、それぞれにその謎を解いていく。
さまざまな謎解きがあるが、依頼人の辛い思いに応える、救いのある謎解き!こんなミステリーもあるんだ!と驚きました。
これは、続編いきますね。

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非常に凝った構成のミステリーでした。初めはなんだかよくわからないまま謎が提示され、作中本がどのような展開になるのか気になり。その後、現実はわからないという前提の下、それぞれが推理を披露していく展開も面白く、その上で、さらに現実に関わっている人を救うためにさらなる真実を追い求めていく予想外の展開に非常に惹かれました。

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多重解決のミステリー。解決編が非常によかった。
一つの回答のみ存在するわけではなく、人の数だけ真実が存在するというフレーズが心に沁み込んだ。
誰も幸せにできない真実なら、私は拒絶すると堂々と話す女性探偵の誕生。その潔さが格好よかった。
最初は白兎の単なるアシストにしか見えなかったが、多くの可能性を秘めていた。

この本は構成やストリーもいいんだが、このように人々の先入観や固定観念を見事に破いてくれた。
例えば、神薙虚無の存在、唯のお父さんの正体などがそうだった。

論理のロジックに閉じ込められて、そこから抜け出せない唯を救ったのは簡単な真実、その意外性にあった。

名探偵クラブの話がこれからもシリーズで続いたらいいなと思った。

久しぶりに完成度の高い、ミステリーを読んた。

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探偵が解き明かす真実が大抵、関係者たちの精神的人間関係的な致命傷を明らかにする。事件が起きた時点でいろんな問題があるわけでそのことに疑問を持ってなかったなとちょっとカルチャーショック。20年前に未解決のまま発表された怪盗王と探偵たちの最終対決に封印された真実にはパンドラの箱のように希望はあるのか、決めるのはあなた次第です。

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『神薙虚無最後の事件』

20年以上前に書かれた神薙虚無最後の事件を含む神薙虚無シリーズ。
真実の物語とされていたが捏造の疑いがかけられ闇に葬られた…真相はどこにあるのか?
解決されていない神薙虚無最後の事件の真実に現在の大学生が挑む。

事件の真実は謎に挑んだ人の数だけある。
しかし、真相は当事者本人たちにしか分からない。
信じている真相が辛いのなら、それを超える真実を見つければ良い。

ミステリーとは何か?名探偵はどこに?
本当に面白かった。この物語はまだまだ序章に過ぎない。次作にも期待!

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20年前のベストセラー。未解決のままシリーズ最終巻となった謎を解いて欲しいとの依頼。作中作の昔の探偵物を思わせる文体といい、登場人物のキャラといい、多重推理の場面といいかなり満足度の高い作品だった。『名探偵登場!』と思わせて『そっちかぃっ!』と驚きもある。語り手の淡い恋心も楽しい。沢山のミステリを読んできたが、新たな手口に驚きつつも大いに楽しませて貰った。

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どことなく西尾維新的な古い新しさを感じつつも、多重推理や作中作など、技巧を凝らしており、その技巧を割と綺麗に物語に落とし込んでいるのが見事だった。
キャラクターは非常にライトノベルチックといいつつも、割とガチめにミステリーしており、近年の特殊設定ミステリーやキャラクター系のミステリーの流れを汲んだ、堅実な作品。

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