東京棄民
赤松利市
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刊行日 2022/05/13 | 掲載終了日 2022/05/12
ハッシュタグ:#東京棄民 #NetGalleyJP
内容紹介
最凶の新型コロナウイルス・東京株出現。
政府は未感染者を全国に分散させ、東京をロックダウンする決定を下した!
これは、日本の未来に対する警告である。
感染者、重症者、死者、最多更新。最凶の新型コロナウイルス・東京株が蔓延した未来。政府は東京を見捨てる決意をした!
令和4年。新型コロナは再び変異を起こし、東京固有の株が猛威を振るっていた。大量の感染者。死者。なすすべがなくなった政府はいよいよ、「東京逆ロックダウン」、すなわち感染者を残し、東京都民を全国に分配し、東京をロックダウンすることを決意する。しかしろくな学歴もなく、正社員の立場も失い、漫画喫茶に寝泊まりしている主人公のイサムは政府の避難指示を受け取ることができず、東京に取り残されることになってしまった。
山本周五郎賞候補、大藪春彦賞受賞、業界最注目作家、初の文庫書下ろし。
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出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784065276143 |
本体価格 | ¥680 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
無我夢中で読み進めました!まさに一気読みです!!今の世の中とリンクする部分も多く、物語から目が離せずにゾワゾワと嫌なドキドキが止まりませんでした。
現実でもこの物語のようになってしまうのではないかと不安を煽られるような、作品のリアルさに身震いしました。
残酷で目を背けたくなるような場面もありましたが、とにかく面白い。
捨てられた東京で捨てられた人々とのサバイバル生活、誰を信じて誰に付いていけばいいのか…!極限状態に陥っても人間らしくいられるのか…!映像化されても面白そうですね。
とにかく最後まで一気に読まなきゃ何も手に付かなくなるような作品でした!
面白い作品をありがとうございました!
無秩序なゴーストタウンと化した東京に取り残されたホームレスたちのサバイバル合戦。コロナ版ウォーキング・デッド。あまりに非現実的なストーリーではあるけど、考えてみると、コロナ禍になってからの世界はもうすでに、一昔前から見れば現実とは思えない状態なわけで。非常事態になると、残酷な格差社会は露呈するのだろうなぁ。
コロナが変異し、東京固有の株が誕生する。そこで政府は感染者だけを残して東京を完全封鎖する。避難から取り残された無職の男が主人公。男はなぜ避難通知を受けられなったのか、どうやってサヴァイブしていくのか。
これは令和の寓話だ。リアルな設定を借りてのダークファンタジーであり、ディストピア小説でもある。生きていくためには、時には辛い選択をしなければならないこともある。しかし一方、小さな幸せもある。
幸いなことにコロナは徐々に威力を失いつつある。そんな時期になったからこそ、このような小説も生まれてくるのであろう。
決して読後感がいいとは言えないが、色々考えさせられる小説ではある。