ほんとうの友だちさがし
真実の妖精のおはなし
マット・ヘイグ 文 クリス・モルド 絵 杉本詠美 訳
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刊行日 2021/11/12 | 掲載終了日 2022/08/31
ハッシュタグ:#ほんとうの友だちさがし #NetGalleyJP
内容紹介
第2弾! 世界メンタルヘルスデー話題作。
イギリスのベストセラー作家マット・ヘイグが贈る、
心に寄りそうファンタジー。
人間の女の子アーダと仲よくなり、いっしょに暮らすようになった真実の妖精。
アーダの学校にも通いはじめるが、
いじめっこのレーナは、ほんとうのことしか言えない真実の妖精のやることなすことすべてが気に入らない。
いっぽう、学校になじめずに苦しむアーダは、
人間の友だちをつくりたいばかりに心にもないことを言ってしまい、妖精を傷つけてしまう―――。
おすすめコメント
☆ジャーナリスト 増田ユリヤさん 推薦
なやみごとは、こっそり真実の妖精に打ち明けてみて。きっと笑顔になれるはず!
☆ジャーナリスト 増田ユリヤさん 推薦
なやみごとは、こっそり真実の妖精に打ち明けてみて。きっと笑顔になれるはず!
販促プラン
映画化もされた大ヒット作『クリスマスとよばれた男の子』にも登場する人気キャラクター”真実の妖精”が活躍するおはなしです。
映画化もされた大ヒット作『クリスマスとよばれた男の子』にも登場する人気キャラクター”真実の妖精”が活躍するおはなしです。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784867060216 |
本体価格 | ¥1,200 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
これは、アーダという少女の物語です。アーダのそばにはいつも真実の妖精がいました。このアヌーシュカという名の妖精は、大おばさんのジュリアに魔法をかけられて真実しか言えないのです。ちなみにきょうだいのシリルも魔法をかけられ、嘘ばかり言っているのです。このお話からは二つのことが言えると思います。
まず、人は自分のことで真実を言われるのは好きではないということです。シリルは嘘ばかり言っているのに、みんなに好かれているのです。
そして、人は、ささいな違いにより、他の人を排除しようとするということです。アーダも学校でいじめられます。しかし金子みすゞは言いました。「みんな違ってみんないい」と。この考えをすべての人が持つようになれば、争いの多くは無くなるのではないでしょうか。
子ども時代、仲のよかった友達とささいなことでケンカになり、仲間はずれにされたことを思い出した。多分そんな経験は誰にでも一度や二度はあるだろう。
友達を失わないために自分の心に嘘をついたり、誰かを傷つけたり。それは大人になってもずっと心に刺さったトゲのように時々チクチク痛むことがある。
今、子どもの頃の自分に会えたなら、この妖精と同じ言葉をかけるだろう。そして「大丈夫。安心して。自分のままでいいんだよ」と言ってあげたい。どの経験も必要だった。それがあるから今がある。そう思える。
でも今、悩み傷ついている子ども達にはこの本が寄り添ってくれるといいな、と思う。