ひみつのさくせん

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刊行日 2022/05/15 | 掲載終了日 2022/05/31

ハッシュタグ:#ひみつのさくせん #NetGalleyJP


内容紹介

金魚にしのびよる、あやしいかげがみっつ…。大切なともだちをまもるため、ねずみが考えたひみつのさくせんとは?

【対象年齢:4歳~】

金魚にしのびよる、あやしいかげがみっつ…。大切なともだちをまもるため、ねずみが考えたひみつのさくせんとは?

【対象年齢:4歳~】


出版社からの備考・コメント

橋本あゆみ 訳
260 × 260 ミリ ・32ページ

橋本あゆみ 訳
260 × 260 ミリ ・32ページ


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784759822557
本体価格 ¥1,900 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

明るい光が差し込む窓辺。
丸い美しい金魚鉢の中に、一匹のさかな。
あそぼ、とやってくるねずみ。
しのびよる3つの黒いかげ。
建築家でもある著者の、緻密だが牧歌的で、光と影が遊ぶ、美しい風景。
言葉もごくごく
言葉もごくシンプルに、詩のようにくりかえす。
美しく楽しく、まどから吹き抜けるやわらかい風を感じられるような気がした。
ドキドキするけれど、誰も悪者はいない感じ。

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絵のタッチが優しくてとてもきれいです。
仲良しになったネズミと金魚は一緒に遊んで楽しかったけれど、猫に狙われてしまって。
ねずみたちの作戦は大胆で成功するかドキドキします。大切な友達のために頑張るねずみを応援しちゃいました。

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こわいものに立ち向かう勇気。心温まる友情。そんなねずみの小さな大冒険が、優しく柔らかいタッチの絵で描かれている。
静物画のような美しさの中に躍動感があり、かわいい動物たちの艶やかな毛並みの一本一本、身体のしなやかさまで伝わってくる繊細さだった。
友だちを大事にする心が自然に学べる美しい絵本だ。

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小さなネズミが友達になった金魚をネコたちから守るお話です。
イラストが優しくてとても素敵で、ネズミの奮闘ぶりがよく表されています。
言葉はほんの少しだけですが、逆にイメージが膨らんで、次に何が起こるのか、ネズミの気持ちになって一緒にワクワクドキドキできる絵本でした。
読んだお子さんにネズミのような優しい気持ちが育まれるのではないでしょうか。

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ネズミと金魚の優しい友情の物語を少し硬質だが何か癒されるタッチの絵で表現している。猫を撃退するシーンとか、金魚を開放するシーンとか、とてもいい感じで心の底から温かくてとても気持ちの良い優れた作品だと思います。

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勇気はふしぎ。
自分のためにはなかなか出せない。
だけど、ネズミくんは大好きな友達「きんぎょ」さんのために、勇気を出した。
わたしなら、「しかたないよ」「自分には何もできない」「むりだよ」「” 100% ” わるくなるとはかぎらないし・・・」
なにもしないことへのうしろめたさを、いいわけでおおう。しのび寄るねこさんに怯え続けながら。
でも、ネズミくんはちがったね!考えてるよゆうなんてなかった!からだが勝手に動いた。
大切な友達をまもるために、勇気を出した!
踏み出してみると、もう、ぎりぎりにつっぱしる。だって、とまれば、きっとそこまで。全身全霊で動く一瞬一瞬。
動き始める「勇気の時間」・・・それは、ネズミくんの「ホントの時間」が進みはじめたよう。
ひみつのさくせんは、仲間の助けもあって大成功。
だけど、もう、いままでのようにはきんぎょさんにはあえないね。
きんぎょさんが大好きだから、じぶんのちっちゃな気持をとびこしちゃったんだね。
わたしは、このネズミくんが、だいすきです。わたしも、いいわけじゃない、ホントの時間をいきてみたい。
ありがとうございました。

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細部までじっくり見たくなる美しい絵は大人の絵本といった感じ。金魚とネズミが愛らしく遊ぶ横に怪しい黒い影。三匹の猫に囲まれる金魚に仲良しのネズミが知恵を絞ります。小さな体に鋼の勇気!ネズミにとっても恐ろしい猫だけど、金魚を助けようと奮闘します。頑張れと応援したくなりました。

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透明感のあるニコロ・カロッツィの絵がすてきです。テクストは最小限にして、じゅうぶん。絵が語ります。ねずみの無謀とも言える行動力、判断力がいっそ小気味いい!金魚といっしょに遊ぶことより、金魚の命の危険から救い出すことの方を優先したこと。無茶なんだけれど、それゆえどきどきも極まって、読み手を楽しませてくれる。金魚のジャンプが全てを語ってくれています。

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表紙絵を見たときは、なんだかSF的な、ちょっとシュールな物語かなと思いました。
ところが、実際の中身は丁寧な絵とシンプルな言葉で綴られた、そうですね、例えるならノーマン・ロックウェルのような世界観にトムとジェリーが入り込んでいる感じかな?
勇敢なねずみくんが友達の金魚ちゃんを、大胆にも助けようとするのです。ねずみも金魚もそして、猫くんたちも描き方がとっても自分ごのみ。外国の家のなかの描写もなんだかほっとして、懐かしくなるのです。
タイトルと表紙絵がこの本の中身を表現仕切れていないのが、かなり残念ですが、手渡された子どもたちは、必ず大喜びすると思います。
化学同人という絵本の出版社さん。はじめて知りました。ごめんなさい。新風を巻き起こしてください。期待しています!

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「相手を守りたい」という勇気にハラハラドキドキしました。到底無理だと思える大きな壁に立ち向かう姿がかっこよかったです。
表紙の可愛さだけじゃわからないこのスリルと強さを、ぜひ色々な人に感じてほしいと思いました。

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仲良しの金魚をいたずらねこたちから守るため、通常なら“無理だ”と感じることにだってチャレンジするねずみ。穏やかな昼下がりのどきどきの展開。
細部までとにかく素敵な絵に心をうばわれ、少なめの文章により世界観をじっくり楽しめます。
可愛らしい2匹のその後も少し気になる、種別を越えた友情のお話。

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上品な「トムトジェリー」を見たような読後感でした。
やはり、金魚とネコは無理でも金魚とネズミなら友達になれるのかと納得。
表紙のネズミたち、誇らしく掲げているような姿がなんとも言えず、いいですね。

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とにかく、えが美しく、かつ、可愛らしいく、いつまでも眺めていられます。
ネズミは友だちの魚を予想外の方法で猫たちから救うのですが、作戦が成功したあとの魚は無事暮らしていけるのかしら、などど思ってしまうのは、無粋な大人考えかもしれません。

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ある家の部屋に置かれている金魚鉢のなかに金魚が泳いでいる。そこへネズミがやってきて…。
友達になった金魚のためにネズミは思いきった行動に出る。
このお話には「ゆうきをだして つきすすむ」という言葉が何度か登場する。お話そのものはほんの短い間の出来事を描いているのだが、読んだ人にとってこの言葉はこれから先何度でも思い起こさずにいられなくなる言葉となるだろう。美しい絵と同様、いつまでも心に残る一冊だ。

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