俺ではない炎上

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刊行日 2022/05/19 | 掲載終了日 2023/01/25

ハッシュタグ:#俺ではない炎上 #NetGalleyJP


内容紹介

『六人の嘘つきな大学生』で、一躍その名を轟かせた浅倉秋成の最新作が満を持して刊行!


ある日突然、SNSで「女子大生殺害犯」に仕立てられた男。

日本中が敵になり、必死の逃亡を続ける男が辿り着いた驚くべき真相は!?

浅倉マジック炸裂の炎上逃亡ミステリー。


【内容紹介】

外回り中の大帝ハウス大善支社営業部長・山縣泰介のもとに、支社長から緊急の電話が入った。

「とにかくすぐ戻れ。絶対に裏口から」どうやら泰介が「女子大生殺害犯」であるとされて、すでに実名、写真付きでネットに素性が晒され、大炎上しているらしい。

Twitterで犯行を自慢していたようだが、そのアカウントが泰介のものであると誤認されてしまったのだ。

誤解はすぐに解けるだろうと楽観視していたが、当該アカウントは実に巧妙で、見れば見るほど泰介のものとしか思えず、誰一人として言い分を信じてくれない。

会社も、友人も、家族でさえも……。

ほんの数時間にして日本中の人間が敵になり、誰も彼もに追いかけられ、ともすると殺されそうになる中、泰介は必死の逃亡を続ける。

『六人の嘘つきな大学生』で大注目の著者が放つ、炎上逃亡ミステリー。


【著者プロフィール】

浅倉秋成(あさくらあきなり)

1989年生まれ。2012年に『ノワール・レヴナント』で第13回講談社BOX新人賞Powersを受賞し、デビュー。19年に刊行した『教室が、ひとりになるまで』が第20回本格ミステリ大賞〈小説部門〉候補、第73回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編部門〉候補となる。さらに、21年に刊行した『六人の嘘つきな大学生』も第12回山田風太郎賞候補、「2022年本屋大賞」ノミネート、第43回吉川英治文学新人賞候補となる。その他の著書に『フラッガーの方程式』『失恋の準備をお願いします』『九度目の十八歳を迎えた君と』がある。現在、「ジャンプSQ.」にて連載中の『ショーハショーテン!』(漫画:小畑健)の原作も担当。


『六人の嘘つきな大学生』で、一躍その名を轟かせた浅倉秋成の最新作が満を持して刊行!


ある日突然、SNSで「女子大生殺害犯」に仕立てられた男。

日本中が敵になり、必死の逃亡を続ける男が辿り着いた驚くべき真相は!?

浅倉マジック炸裂の炎上逃亡ミステリー。


【内容紹介】

外回り中の大帝ハウス大善支社営業部長・山縣泰介のもとに、支社長から緊急の電話が入った。

「とにかくすぐ戻れ。絶対に裏口から」どうやら泰介が...


出版社からの備考・コメント

※発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなど外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784575245196
本体価格 ¥1,600 (JPY)

NetGalley会員レビュー

めちゃくちゃハラハラするノンストップ小説に一気読み!!
まさか?!突然に自分が?なりすましTwitterアカウントの存在があるだけでも恐ろしいのに殺人犯として追われる羽目になるなんて。
逃亡中に恨みをかうタイプではないと、人から見た自分とのギャップに戸惑い自問自答するところは、もう最悪の状況も重なって同情しちゃう。
えっ、どういうこと?!まさか違うよね?と展開に翻弄されちゃう面白さ。
結果、真実が判明しても、その後諸々関係はどうなんだろうと複雑になってしまった。
巧いな。スピード感があってドキドキした。

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これは…まんまと騙されました。あの“一文”に衝撃が走りました!すごい!SNS民を誘導し、山縣泰介を陥れるとともに、読者をも騙すこの手口…すごすぎます。完敗です。自分にとっての正義は、他人にとっての正義とは限らない。自分は悪くないと思うのは、自分だけ。流されてはいないか、驕ってはいないか、このことを常に自分に問うことが大事だと思いました。SNSが普及し、SNSで情報を収集することが当たり前になっている現代に生きているみんなに読んでもらいたいと思いました。

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本当に一気読みでした!!!
なりすましのアカウントにより殺人容疑をかけられ逃亡する、という話ですが、それだけの話ではありません。所詮他人が見せる顔はその人のほんの一部なのだ…疑われる山縣氏ですらあらゆる面があり、作者にしてやられた…となっているところです。最後、関係なさそうなことも含めて、1つの真実に向かっていくところは本当に圧巻でした、面白かったです!
ぜひ『六人の嘘つきな大学生』と一緒に読んで欲しい作品です。

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購入するので先読み我慢していましたが、無理でした!期待値がMAXの状態から読み始めた自分に対して不安もありましたが、数ページ読み始めたところから、あ、これは凄い本だ。と、嬉しくなり…。
SNSを利用している人は勿論、主人公のように、SNS事情に詳しくない人でも事件に巻き込まれていく、現代社会の闇を題材とした、戦慄のミステリー。他人事、小説の話だと割りきれない恐ろしさがありました。誰にも信じてもらえない絶望、逃亡の描写が、特にリアルで本当に素晴らしかったです。

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ある日、SNSのアカウントを乗っ取られ殺人犯の濡衣を着せられ警察やYouTuberに追われる。
今の時代誰にでも起こり得る可能性があるなと思いながら読みました。登場人物事に視点が変わり物語が進んで行くので、ニアミスしているシーン等あり面白かったです。特に印象深いかったのが、取引先の人が犯人ではないと信じてくれたシーンです。私が知っているあなたは、こんな事をしないというセリフカッコよかったです!

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snsによって巧妙に殺人犯に仕立てられた男。snsでの軽率な一般民の意見に煽られ、男は絶対絶滅の危機に陥る。
最初から最後までハラハラしました。事件がどのように解決されていくのかが気になって急かされるように読んでしまい、最後、「えっ?!?!」「はぁ?!?!」とビックリ。途中もう一回読み戻って確認してしまう事態に。「六人の嘘つきな大学生」でも思いましたが、読者を翻弄させるのうまいなぁ。

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SNS、Twitterでの炎上経緯描写がリアルでお見事です。Twitterをやっていない人にも伝わるような描写だと思いますし、Twitterをやっている人はよく見る展開にぞっとすることでしょう。
とにかく先が気になって、ハラハラしながら読み進めていきあっという間の読書時間でした。読み終えたあともう一度読み返して納得したり張られた伏線に感心したり。主人公の粘りっぷりに応援したくなります。
アガサクリスティの春にして君を離れを思いだしました。
とても面白かったです。

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明白な悪意と無自覚な悪意に追い詰められる主人公・・・SNSに振り回され追い詰められる恐怖を厭という程味わいました。SNS上の登場人物たちは誰しも『自分は悪くない』と本気で思い、むしろ正義感すら持っているというのは現実社会でも見受けられ、そこに警鐘を鳴らす物語でもあるのだと思いました。とはいえ物語として、最後までスピード感を持って読むことができました。おもしろかったです。読ませていただき、ありがとうございました。

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一気読みでした。
こんな流れで炎上していくのか!と驚きました。
外堀を気がつかない内に埋められていく感じは恐怖ですね。
そんな中でも一筋の光が主人公に射した時には身震いしました。

また正義感ゆえの誤配信や拡散をとらえた問題提起作品でもあると感じました。

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さすがだった。読み始めから一気に渦に巻き込まれるような勢い。ここからどうなっていくのだろう…とハラハラする状況と主人公と同じように、次々と誰も信じられなくなる怖さと。全く目が離せない。途中で立ち止まりたくない。一気に駆け抜けたいと思わされる吸引力。
ネットの恐ろしさと言ってしまえば簡単だけれど、その実は自分は悪くない、関係ないという身勝手な無責任さや、安全な場所から振り翳す安易な正義感。扱い易いようで扱いきれていない情報と実体を伴わない言葉。そのどれもが無実の一人をいとも簡単に追い詰めてゆく様に、肌が粟立つような恐ろしさを感じた。
追い詰められて気づく自分の姿も切なくて、信じられるものがどんどん剥ぎ取られるような辛さがあった。
犯人が誰なのか、何なのか。少しずつ明らかになって、予想通り驚かされる。今作もガツンと殴られる衝撃。

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誰も彼もがSNS上で発信しているのは「自分は悪くない」という主張だということに震えた。
正義の名の下に、悪を断罪する。
ただし、悪は主観でしかない。
読んでいる途中で何が真実か分からなくなり、これはSNS上で繰り広げられる憶測やデマや煽りに惑わされる状態と同じだと思った。
スリリングな逃亡劇でもあり、これは一級のミステリーだと唸る仕掛けの伏線もあり、まんまと騙されながら楽しんでしまった。

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誰も信じられない、味方はいない。
そんな中で逃げ続け、追い詰められていくうちに感じる
無力感や絶望感が、ひしひしと伝わります。
ホラーじゃないけど怖い。リアルすぎて怖い。
何人かの登場人物の視点に切り替わりながら真犯人を追っていく描き方が
パズルのピースがはまっていく感じで面白かった。
みんなあやしいけど、真犯人は予想外かも。
一気読みがおすすめです。

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他の方の「面白かった」という感想と、前作の「六人の〜」が話題になったのもあり、手にしてみました。
出だしから、どうなるの!?と読み進める手は止まらず、中弛み(ダルみ)も無いようなあるような無いようなで、最後まで面白かったし、誰にでも多少なりともありそうな主人公の後悔の念や、インターネットのSNSの普及の恐ろしさを目の当たりにして、身に詰まされたり。
何が真実かの見極めがより困難になってきてしまった世で生きる難しさを考えました。

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『六人の嘘つきな大学生』の作者の新作と言われれば、読まずにはいられない。思った以上のスビードに、主人公と共に振り落とされそうになりながら、読破。ページをめくるのももどかしいスリリングな急展開の連続に、気持ちの準備が必要かも。誰でも突然起こりうるネット社会の恐怖。真実の見極めはいつの世でも難しい。普通の人間なら参ってしまうだろうが、一事が万事、主人公の強さに救われた。

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読めば読むほど なんだこれ。誰が陥れようとした?もしかして二重人格とかで知らない間に犯行を?とか すっごくいろんなことを考えました。

 主人公の泰介は 自分が思ってるほど周りに愛されていなかった。というか 鼻に突く存在だったみたいだ。泰介は自分を恨んでる人間なんて ここまでのことをされるほど恨まれてるなんてと全然思い至らない。事実そうなんだろうけど 過ぎたる正義は軋轢を生む。ってか正しいことだから誰も言い返せないけど 言い方。 それだよね きっと。思いやりって大事だと思った。

 本当に後半の怒涛の事実! うわ~ ちょっと待って!そうだったの!まってまって読み返すから~。私はめちゃくちゃ翻弄されたです。気づかないよね。私の読みが浅かったのかと思ったけど 気持ちよく 騙されました。



 群衆心理の怖さ。ネットの怖さ。独りよがりな考え方の怖さ。いろんな怖さが詰まった物語でした。

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伏線の狙撃手の異名に名を恥じない今作!!
またしても、やられました。
今回のSNSをテーマにした作品は、緊張感と共に最後にどこに到着するのか分からないまま読み進めましたが
前半はハラハラするサスペンス作品として、後半は怒涛の伏線回収に相変わらず読み終えるところが分からない状態のままで気付けば最後まで読み切っていました。

個人的に面白かったところが、泰介がSNSを知らない世代を生きている人間であり
SNSが無かった時代には可視化されていなかった「人間の裏の部分」を知らずに生きてきた人間だというところです。
今までは他人がどう思っているかを深く考えなくても(ある意味)問題なく生きていけた人間が、SNSを通じた炎上事件を通じてSNSの怖さと共に、自分が「どう思われているか」について考えるきっかけになった。
SNSという泰介にとって「よく分からないもの」に脅かされる恐怖という構図が、非常に効果的に作品全体を通して活かされていたなと思います。
また他の登場人物の視点からも語られるSNSに対しての意見は、納得してしまうものが多かったです。

ミステリーとして相変わらず一級品なのは勿論のこと
人間の多面性について今作でもいろいろ考えさせられました。
今の時代に当たり前となったSNSですが、正しい距離感で使っていきたいですね。

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面白かった!タイトルのとおり濡れ衣を着せられ殺人犯として晒される主人公
無責任に煽るSNSの投稿者たち。まさに現代のミステリーという感じです。
途中で物凄い違和感を覚えますが、そこも実は作中のテクニックだと分かると更に深く楽しめます。
読み終わったあとにもう一度その”違和感”を感じる部分を引っこ抜いて読み直したくなりますね。
「人間は自分が思うほど自分のことを分かってはいない」とうこと、客観視できないというのが身につまされる作品でした。

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ある日、身に覚えのない事がおこる。殺人犯⁉︎ネット上で炎上し個人情報を晒される。
犯人探しはよく見る光景でありながら私には他人事だった。
でも違う。
リアルすぎて怖い。
面白いのにどうも先が読めず、とにかく着地点が知りたくて先にちらっと終わりを見てしまった。(すみません)
少し落ち着いて真犯人を予想しながら読んだけれど…結局騙された。
もう1度紙の本で読み返したい。

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まーったく身に覚えのないとこからまさに「降って湧いた」超絶冤罪。
犯罪者に仕立て上げられた男は逃げる、ここぞとばかり燃え上がるツイッター、捕まえてやるだなんて張り切るYouTuber、どっかで見たデジャブオンパレードの炎上が、たちまち一人の男を焼き尽くし、追い詰める。
一言で言うならば\Twitterはクソ/。
SNSのクソっぷりを存分に描きながらも、悪意でグズグズに腐った物語に「でも人間って悪くないんだぞ」って光が差す瞬間があり、泥の中に手を伸ばしてくれる人がいる。
そこが素晴らしかった。そしてまぁ今回も仕掛けがお見事でした。気持ちよく騙されました!

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こんなことになっているとは夢にも思わない、突然突きつけられる身に覚えのない女子大生殺害犯として、実名写真付きでネットに素性が晒され大炎上という状況。なかなか緊迫感のある展開でしたが、もし自分がこうまで追い詰められたらどうするのか、できることがあるのか。炎上したら叩いてもいいとなったら手がつけられないSNSの恐ろしさを改めて突きつけられる思いでした。

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すべてにおいてやられた~って感じです。最初から最後まで翻弄された!登場人物全員を「もしかしてこの人が犯人?」と疑ってしまいました。読み終わってすぐまた読み返したくなります。
一番怖いなと思ったのは、自分が思っている回りの評価と、実際の回りの評価がこんなにも相違していることって多分かなりあるんだろうなってこと。襟を正していきたいです…

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伏線の狙撃手の名のとおり、バンバンとやられた!
何を言ってもネタバレになりそうなので一言だけ。
この伏線の見事すぎる回収は一回読んだだけじゃ満足できない。絶対に2回3回と読み返したくなるし、何回読んでも楽しめる。
まさか!の伏線なのに、騙された!くそー!という感情は湧かず、騙されたのにスッキリ!!

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やられた。見事に引っかかった。
小説ならではの仕掛けではあるものの、
そんなに目新しいわけではないのに、
最後までまったく気づかなかった。
見事というほかはない。
二度読み必至の作品。

被害者の事情や、犯人との絡みなど、
もう少し丁寧に書いてほしかった気もしますが、
スピード感を重視したのでしょう。

「人望には自信がある」が痛々しく、我が身を省みてしまいました。

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ハラハラドキドキして怖くて途中何度か休憩してしまいました笑
逃走劇のスリルも怖かったですがネットの炎上も本当に怖いなと思いました。
誰でもいつ巻き込まれるか分からないし、自分が加害者になるかもしれないし、気軽にRTや無責任な発言しないようにしようと身が引き締まる思いでした。

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炎上の恐ろしさと、徐々につながっていく線にヒリヒリしながら読みました。逃亡している山縣泰介の焦燥感がリアルでした。
ページ数がわりと多いと思いますが、先が気になり時間を忘れてどんどん読み進めていました。
そして最後まで読むと、もう一度読み直さずにはいられません。伏線の見直しや、時系列の答え合わせなど読み応え十分でした。

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SNSを実際に活用している分、怖さがリアル。
SNSの闇、集団心理の怖さ。何もかもが現実味があった。疾走感溢れるストーリー展開と途中で頭がバグってしまうほどの結末に言葉も出ません。
しばらく放心状態。
読むのをやめられないぐらい一気読みでした。

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先が気になって気になって、読むのが遅い自分にしては驚異的なスピードで読了しました。しかもまんまと騙されたので、読了後あちこち読み直しました。紙の本だったら気になるところ探しやすかったのにー!と思いつつ。
ハラハラドキドキ振り回されながら、同時にSNSとの付き合い方、世の中にあふれる情報の扱い方、家族や周囲とのコミュニケーションの仕方、いろいろな問題を投げかけられて、読み終えた時は一瞬呆然としてしまったかも(笑)

もう少し店での売り方を考えてみます!

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親指ひとつで拡散されていく序盤の展開が凄い。悪意を前にして、自分の潔白を証明することの難しさと怖さを感じた。現代においてのリアルなSNSの一面だと思う。主人公が追い詰められていく展開の中で意外な人物が自分を理解していたとわかる場面、なるほど、序盤の回収がここでひとつ…と唸ってしまった。何気ない場面にも伏線があるのがさすが。交錯する展開にもまんまと翻弄されました。タイトル「俺ではない」に込められている意味もなるほど!と感じる場面が多く、最後まで楽しんで読ませて頂きました。何気ないリツイートやいいね。考えさせられますね。

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自身を指し示しながらも全く身に覚えのないアカウントで衝撃の現場を拡散された会社員。SNS上、家族を含めた周囲の人間、警察からも疑われ、頼る者もいないままの逃亡劇が始まる・・
信じる者が誰もいない状況で刻々と差し迫る包囲網が緊迫感を増します。時間経過を示すようなtweetが臨場感を与えますが、後ろめたさを含んだ違和感までも押し付けてきます。
世代格差、自己評価と他者評価の差といった普遍的な問題に加え、総評論家社会といった今の問題が重なり混迷が深まる中、驚愕の真相が・・。
あ!」というトリックに加え、多少なりともSNSで発信している身としては後ろめたさを感じずにはいられない作品。

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おもしろかった!!最初はうわ、炎上とか本当怖いなーって普通に読んでいたから・・・「仕掛け」にすっごく驚いた。全然気づかなかった!!
読んでいて本当に楽しいエンタメであると同時に、ものすごく大事なことを伝えてくれている。多くの人に読んでもらいたいと思う。絶対に自分はこういう目に遭わない、って断言できる人は、いないと思うから。

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最初は「ゴールデンスランバー」のような陰謀に巻き込まれた男の人の逃亡劇かと思っていました。もちろん、そのような意味でも十分に面白い作品でした。真犯人についても、怪しい人物が次々と現れてくる中、ラストはアッと驚く結末でした。
ですが、そのサスペンス性よりも、読み進めていくにつれて、タイトルの「俺ではない」の意味が突き刺さってきて、この物語は「私ではない」とは言い切れないものに…。SNSが発端となっていますが、ネット社会での匿名性や無責任さといったことだけで一括りにはできない話だと思いました。

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