佐藤優の地政学入門
佐藤優
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刊行日 2021/03/18 | 掲載終了日 2022/10/13
ハッシュタグ:#佐藤優の地政学入門 #NetGalleyJP
内容紹介
「働く君に伝えたい本物の教養」シリーズは、「知識をあなたのモノにする入門書」です。シリーズ第一弾として、池上彰氏監修「行動経済学」、佐藤優氏監修「地政学」を二本立てで発売します。気になったことから気軽に読めるように、イラストや図解を使い、見開きで読みやすくしました。
【佐藤優氏監修『地政学』 世界で起こっている「なぜ?」を “知の巨人”がわかりやすく解説。国際政治の見方が変わる!】
「地政学」とは、その国がどこにあるのか、どんな海と山に囲まれているのか、資源は豊かなのか、気候は穏やかなのか、どんな川が流れているのか、どのような民族が暮らしているのか…といった地理的要素から、その国の政治や外交、行動原理などを読み解く学問です。話題のニュースも「地理」から始めれば理解しやすくなります。
・中国の「一帯一路」構想とは?
・なぜ北朝鮮は「強気」でいられるのか?
・なぜ、シリア内戦は泥沼化しているのか?
・アメリカの新たなパートナーとは?
・米中は本当に「新冷戦」といえるのか?
【佐藤優(さとう・まさる)】
1960年、東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。1985年、同志社大学大学院神学研究科修了。外務省に入省し、在ロシア連邦日本国大使館に勤務。その後、本省国際情報局分析第一課で、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月、執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。『自壊する帝国』(新潮社)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
出版社からの備考・コメント
「ロシアとウクライナの関係はどうなっている?」日常生活から時事問題まで、身近な疑問をわかりやすく解説。ビジネスに役立つ「本物の教養」が身に付く入門書です。池上彰氏監修「行動経済学」も同日発売。2冊合わせて読めば、最近の「わかったつもり」のニュースもなくなる!
おすすめコメント
「知識」を知ったかぶって、いないですか?「働く君に伝えたい本物の教養(リベラルアーツ)」シリーズは、「知識をあなたのモノにする入門書」です。
★こんなあなたは要注意!説明できますか?
「ウクライナ問題」「香港の一国二制度」
にぎわせているよね。「そもそもなんでずっともめてるの?」って子供に聞かれたけど、うまく答えられなかったな。
「ブレグジット」「一帯一路」
…日本にいるとピンとこないんだよね。自分の生活とどう関係してくるんだろう。
★一つのトピックを見開きで解説。イラストや図解を通じてわかりやすく。
★身近な事例を通じて、行動経済学の基礎的な理論を学ぶことができる!
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784054068520 |
本体価格 | ¥1,345 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
『フィリピンは、アメリカにとっては「アジアの入口」、中国にとっては「太平洋への出口」に位置します。』
その国の地理的状況によって、生きていく道が全く違うという考え方は、これまで考えたことがありませんでした。でも、これを踏まえていくと、様々な地域で戦争やもめごとが起きている理由がよくわかります。
ロシアがクリミアを占領したのも、中国がアジアの各地の海で領海侵犯しているのも、自分の国にとっての出口を確保したいという行動だったのです。
だったら近くの国と仲良くすればいいのにという思考は、大国にはないのですね。
地政学はとても重要だということがよくわかりました。
この本を読めば、あのニュースの背景がわかる的な地政学の入門書でした。ただ、内容は表面的で地政学の知識がある人には拍子抜けしたような状態になるかと思います。最新の情報も取り入れられているので、そこそこは楽しめます。僕はアラブの歴史に疎かったので、この本で得た知識は興味深いものでした。中国の野心についても遠慮なく書かれていて、「一帯一路」構想の本当の真意、援助の裏側とかは面白くて良かった。
最近流行りの地政学を、直感的なイラストで図解しながら、外務省出身の佐藤優氏がポイント解説。ビジネスパーソン向けだが、初学者でも分かりやすいように、地政学の基本用語や地図の見方から説明あり。最近の情勢も含め、世界の各地域毎にどのようなパワーバランスで物事が起きているのかまとめられている。
国や地域の力関係は時々刻々と変わるが、地理的要素は変化するものではない。流動的な政治などを読み解こうとするという考え方は実は自然なものなのかもしれない。最近流行りの(?)地政学で現代の様々な動きをわかりやすく図を多用して紹介した本。この考え方はナチスと関係が深かったため(生存圏とかいう悪名高いアレとか)長らく封印されていたとか。地政学の成り立ち、から、世界各地で起きている紛争や問題を、ランドパワーとシーパワー等の概念を使って説明する。地政学の観点からの未来予想も。
2022年3月の刊行。その後戦争が始まり深刻化している状況。ウクライナ問題についてもその発端はこの本で触れられている(根が深くそれほど簡単に説明できる事項ではないが)。内容が濃いので知りたいテーマをその都度丁寧に読み、興味が湧いたらさらに調べてみる入門として読みやすい。見開き1テーマで図が多い。
世界の歴史は戦いの歴史。領土の地形で攻め込まれやすい地域になったり、天然の要塞といわれる山城のような場所もある。実りある豊かな平原と凍らない港を求める勢力。これまでの紛争や、今世界で起きている争い、世界情勢を解説してくれる本書は、ぜひ手元に置いておきたい一冊。地図を逆さに見れば、日本がどこかの防波堤に見えてくる。
「今流行りの地政学」と言われただけでひるんでしまいました。知らない…でもとても丁寧にわかりやすく教えてもらえます。地政学とは、ある国の地理的な条件をもとに、他国との関係性や国際社会での行動を考える学問だそうです。なぜ台湾を巡って中国とアメリカが対立しているのか。ロシアがウクライナにこだわるのはなぜか。世界情勢が見えて、未来の先読みができるそう。
この本は入門書なのでそこまでは厳しいと思われますが「今の世界がわかる!」という2時間番組のテレビを観るよりはるかに知識が入ってきます。
地政学の本を読むのは2冊目。
先に読んだ本より詳しくてわかりやすい。基本中の基本だけど、押さえるべきところは押さえている印象。
地政学に密接に絡んだ世界各国の思惑が見えてくる。地政学のとっかかりとしておさえるべき本です。
そもそも地政学とはなんだろうか?
結論から言えば、地理学と政治学を組み合わせた造語である。
しかしこれが中々に奥が深い。
なぜならば普段の私たちの生活に密接に関わりを持つからだ。
大概の国は、大陸型のランドパワーと海洋型のシーパワーの分類される。
この2つのタイプは、必然的に対立構造になる点は非常に納得のいく話である。
地政学を学んでいくと、「あの国がどうしてこんなことをしているのか」など見えてくる。
では私たちには何ができるだろうか?
それは、少し先に来るだろう未来を予測し備え、社会情勢を見る目を養うことではないか。
最後に、地政学から紐解く日本の歴史なんと面白いことか。