超現代語訳×最新歴史研究で学びなおす 面白すぎる! 日本史の授業
河合 敦 /房野 史典
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刊行日 2022/02/20 | 掲載終了日 2022/02/25
ハッシュタグ:#面白すぎる日本史の授業 #NetGalleyJP
内容紹介
信長って、天下統一を目指してなかったの!?
大人のみなさんがかつて習ったあの歴史もあの人物も本当はイメージと全然違うかも。
最新の歴史研究はどんどん進み、日本史はいまどんどん変わっているんです ! 本書はそんな変わりゆく日本史(飛鳥時代~幕末)を歴史好き芸人・房野史典氏が超現代語訳でおもしろく、
そしてNHK歴史探偵でおなじみ河合敦先生が最新歴史研究からアカデミックに洗いなおします。
【著者プロフィール】
河合 敦(かわい あつし)
1965年、東京都町田市に生まれる。
青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学(日本史専攻)。都立紅葉川高校、都立白鷗高校、文教大学付属高等学校などをへて現在、多摩大学客員教授。早稲田大学で非常勤講師もつとめる。著書多数。「歴史探偵」(NHK)、「世界一受けたい授業」(日本テレビ)、「日本史の新常識」(BSフジ)、「にっぽん! 歴史鑑定」(BS―TBS)、NHKラジオ「ごごカフェ」などテレビやラジオにも多数出演。「ぬけまいる」「大富豪同心」などNHK時代劇の時代考証も多く手がける。
[受賞歴]
第17回郷土史研究賞優秀賞(新人物往来社)/第6回NTTトーク大賞優秀賞/2018年雑学文庫大賞(啓文堂主催)
房野史典(ぼうの ふみのり)
1980年岡山県生まれ。名古屋学院大学卒業。
お笑いコンビ「ブロードキャスト!!」のツッコミ担当。無類の戦国好きで、歴史好き芸人ユニット「ロクモンジャー」を結成するなど、意欲的に歴史普及活動を行っている。子どもたちに歴史の面白さを教える授業(YouTube『STUDY FREAK』など)も好評で、歴史専門家からの信頼も厚い。著書多数。
おすすめコメント
房野氏がコミカルに!
河合先生がアカデミックに!
房野が担当したのは「超現代語訳」の部分。ざっくりと言えば〝おさらいパート〞で、有名な人物や事件の内容を「この出来事はこうでしたよね」と、読者のみなさんに改めて確認してもらいつつ、河合先生のパートを読む下準備をしてもらうのが房野の役割です。とにかく多くの人にとって読みやすく、興味を持ってもらえるよう、あれやこれや悩みながら書かせていただきました。
河合先生のパートは「最新歴史研究」です。こちらは歴史好きの僕も興奮して唸る面白さです。房野が出す、ムチャぶりのようなキラーパス(質問)にも難なく答えていただき、現段階でのあらゆる最新歴史研究を惜しげもなく、しかもマニアックになりすぎず、みなさんが興味を持つ内容をセレクトして、教えてくださっています。こんなことができるのは、僕が師匠と(心の中で勝手に)呼んで尊敬する河合先生ぐらいしかいません。
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出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784866673660 |
本体価格 | ¥1,650 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
母校が文科省の学習指導要領は使わない方針だったので歴史は特に知識不足でTV番組が主な情報源で苦手意識が先行して興味を持てませんでした。この本も歴史探偵も面白くて一度全般的に勉強しなくてはと思っています。そして、歴史の最新情報にアンテナを張ってアップデートし続けることが歴史を面白くすることなんだなと認識し、そのことが更に実際はこうなんだけどとフィクションを楽しむ視点が増えそうだと思いました。
房野さんのこれまで出された歴史本はどれも報復絶倒で声出して笑えて、しかも内容が濃いのでいつも楽しく拝読していたので、歴史家の先生との共著とのことで期待度が増す。自分の基礎知識が薄いので、全てにへーと頷いてしまう。
歴史とは解釈の学問で、その時その時で評価が変わるもの。多くの場合歴史は勝者によって描かれることが多い。ゆえに書き手によってストーリーが変わる。国によって同じ出来事が違う描かれ方をすることはよくある(ゆえに紛争や悲劇が起きる)
を常々感じていたので、まさに、実感することになる。
房野さんの歴史への情熱は底知れず、書き手として「伝えたい。若い人や興味のなかった人に興味を持ってほしい」という気持ちに溢れている。他の書でも「歴史は暗記じゃないんです、そんな覚え方をして歴史が嫌いになったら勿体無い」と訴えられていたし、本書でも、「学校ではこう教わっているかもしれないけれど」という観点から、学校での歴史教育、に関しても間接的に物申していると感じる。
河合先生は、いい感じに房野さんの導入を受け、専門家として、そこんとこ詳しく解説お願いします、という時に無茶っぽい質問に、わかりやすく、丁寧に書いている。
歴史学の成果は学会誌に論文として発表されるが、世間では注目されないし、研究者向けに書かれるので一般の人は読んでも専門用語が多くて理解できない。
若手の研究者は、わかりやすいように一般向けの本を書く人も増えているがまだまだ、歴史ツウの人向けである。。。(河合先生談)
これは、どんな学問にも言えることではないかと思う。
「流布してるイメージや説、あれはフィクションです」「あれは実はそうじゃなかった」とかいうことがおおいけど、そういう本だと思って読んでいたので☺️「教科書もどんどん新説取り上げてます」「今何歳以上の人は(記述変わってるので)びっくりだと思いますが」も随所に。
とはいえ、歴史小説や大河ドラマのおかげで興味を持つ層も多いと思うので、ドラマがほぼ全てフィクションだったとしても、侮れないものではあると思います。
学生時代の授業以来日本史の知識がアップデートされていない私にとって、この本は衝撃の連続でした。
普段歴史系の本を読まない自分がいつの間にかするする読み進めてしまっていて。
テンポのよさと1つの説を押しつけない距離感がとてもよかったです。
日本史をおさらいしたいけど歴史の本を敬遠しがちな方におすすめ。
研究されるほどに事実が変わっていくというのは確かにその通り。歴史は変わる。教科書で教えられたことが事実ではなかったと言われる衝撃すら面白い。むしろ、習ったことは何年か後に変わることが多々あるということも授業で教えてほしい。謎があるからこそ歴史に惹かれるのかもしれない。
歴史認識は常に変更されるもので、常識と思っていたものが知らない間に変わっていたというのは、よくあることです。本書には、そういう事柄がたくさん紹介されていたのが良かった。語り口がくだけた感じでわかりやすく、専門家と歴史好きの人の二人が語るという構成も良かったと思います。聖徳太子の話し、坂本龍馬の話し、このあたりの話しは知らなかったので楽しめた。新しい発見はやはり楽しい。気楽に読める本です。教科書レベルの知識でok。
私は歴史アレルギーだ。
最悪の場合アナフィラキシーショック(昏睡、つまりは寝落ち)する。
日本に生まれたのだから日本の歴史くらい知ってなきゃなとはずっと思ってる。
でも脳内に入っていかない。
昔からある日本の歴史という漫画も
読み進めて止まる→最初から読み進めて止まるという永遠のループなのでなかなか鎌倉時代まで行かない。なんならずっと縄文弥生時代に滞在してる、そんなレベルだ。
この本を読むと暗記モノだと勝手に思っていた歴史は史実を知ると人間関係やその時代背景などの繋がりが見えてきて、実は面白いものなんだと思えるようになってくる。
文芸を読むようにスラスラ〜とはいかないけれど(絶対的歴史弱者なのは変わらない)じっくりと楽しみながら読むことが出来た。
房野さんの会話文を使用した説明はまるでコントのように情景が浮かぶし、あとはお願いします!的な房野さんの無茶振りにも深い海のように優しく対応してくれる河合さんの補足や新事実はまるで卑弥呼さまのお告げを聞いているかのように脳内に入ってくる。
房野さんの他の作品も読んでみたくなった。素敵な本との出会いをありがとうございました。
歴史は変わらないものだと思いがちだけれど新史実の発覚などで常識は書き換えられていく、ということは知っていたけれど、それでも、これも変わったんだーと知らないことも多く勉強になりました。そして、勉強になった、という意識なのにとても読みやすかったのはお二人の話術によるものなのでしょう。一次資料の大切さについても教えてくれる本だと思います。
学びなおす、とタイトルにありますが、大人の学びなおしはもちろん、中高生のまさに学んでいる生徒にもおすすめします。
芸人の房野さんの導入から、河合先生の解説と、とても楽しく、大人な私は、今の日本史の教科書ってそうなってるんだ!と知らなかったことばかりで、歴史学の教育や研究は、時代とともに変わっていっているのだなぁと、大変勉強になりました。
何より、堅苦しくなく、イラストも面白かったので、難なく読めました。
ありがとうございました。