ぼくのおいしいは3でつくる
新しい献立の手引き
樋口直哉(著)
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刊行日 2022/02/14 | 掲載終了日 2022/08/23
ハッシュタグ:#ぼくのおいしいは3でつくる #NetGalleyJP
内容紹介
ふつうの材料で、最高においしい家ごはん!
「おいしい」がさらに進化した料理の新常識。
「ぼくが目指しているのは普通の料理の最新バージョン。
シンプルだけど贅沢な料理です」----樋口直哉
おいしいをつくる3とは----
◯1皿に盛り込む食材は3つだと簡単
◯基本の配色は、赤、緑、黄、3色あると見栄えがいい
◯盛り付けは知識と理屈。3角形に盛りつけると美しい
そして本書では樋口さんの日々ごはん、
つくる人も食べる人も食事の時間が豊かになる、
前菜、メイン、デザートの3皿でつくる献立を提案しています。
----新しい献立の手引き----
献立1 進化するレシピ
おひたしサラダ----シャキシャキ野菜の歯応えは、氷水でつくる
四角いハンバーグ----カリッとふんわり、混ぜて焼くだけの新定番ハンバーグ
プリンとコーヒーゼリー----異なるテクスチャーを組み合わせる
献立2 シンプルだけど、贅沢な料理
ブラマンジェかにたまサラダ----コーヒー豆がかにたまの味を引き立てる
贅沢スパゲッティ----パスタはブイヨンで茹でW卵使いでリッチな味に
バジル風味のオレンジ----ゼリーがつなげて3品で調和
献立3 新しい魚料理
ホタテのカルパッチョ----ホタテは縦に切ると、歯ごたえが良くなる
和風アクアパッツァ----焼き魚でも煮魚でもない、水で焼く調理法
パイナップルとクリームチーズ----果物+チーズ+香りで、リッチな風味に一変
献立4 かきこむおいしさ
青菜といんげんのごま和え----グズグズに煮たなすが、和え衣のつなぎ役に
鶏そぼろの親子丼----鳥そぼろを使うのはお米の粒子に寄り添いたいから
柿柚子----柚子のワタを使ってとろける口当たりに
献立5 鍋と会話する
きゅうり、キウイ、ミントのサラダ----味がなじむよう、きゅうりは叩いて潰す
鶏肉のフリカッセ----焼き目と卵黄で、コクととろみをつける
ライム風味のバナナ----ライムの酸味で甘みの輪郭がくっきり
献立6 発酵は人にやさしい
冷やしトマトのアールグレー風味----紅茶の風味がトマトのうまみを強調
ポークソテー かんずりごまソース----豚肉の焼き上がりは、中心温度65°CでO K
ごま汁粉----ねりごまを使えば10分で汁粉に
献立7 カレーはソースが主役
みかんサラダ----唐辛子と塩で、みかんの甘みを引き立たせる
羊バターカレー----ミキサーに野菜をかければカレー粉だけで絶品ソース
バニラアイスとココアクッキー----ココアクッキーを砕いて、土に見立てる
献立8 蒸し料理は電子レンジで
レンジで温野菜の香味だれ----小さく均等に切れば、効率的に加熱できる
レンジでサーモンの清蒸(チンジョン)----レンチンするだけで、切り身がふっくら
ブルーベリーとヨーグルト----同じ香り成分を重ねて、相乗効果を発揮
献立9 生活向上ステーキ
グリーンサラダ----布巾で包み、冷蔵庫で冷やせばシャキシャキに
黒胡椒のステーキ----黒胡椒を潰して焼いて香ばしさに
チョコレートとブルーチーズ----同じ香り成分を重ねて、相乗効果を発揮
献立10 忙しい日こそ、魚料理
きのことクリーミースープ----きのこをじっくり炒めて、うま味を凝縮
カジキマグロのソテー トマトとケッパー----塩入の牛乳に漬けて、しっとり焼き上げる
いちごのムース----生クリームといちごの酸でムースを固める
【著者プロフィール】
樋口直哉
作家・料理人。1981年東京生まれ。服部栄養専門学校卒業。フランス料理の出張料理人として活躍後、作家に転身。『さよならアメリカ』(講談社)で第48回群像新人文学賞を受賞してデビュー。同作で芥川賞候補となる。主な著作に『大人ドロップ』『スープの国のお姫さま』(小学館)、『おいしいものには理由がある』『新しい料理の教科書』(マガジンハウス)、『最高のおにぎりの作り方』(KADOKAWA)ほか多数。
販促プラン
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◉レビュー投稿締切:2022年2月16日(水)まで
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※発送の関係上、国内在住の方が対象となります。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784777827404 |
本体価格 | ¥1,400 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
食材や盛りつけ、配色、献立などが、「3」をキーワードにしていろいろ解説されている。
タイトルの「3」に惹かれて読んだものの、正直、3とかどうでも良くなるくらい素敵な本だった。
「ぼくが目指しているのは普通の料理の最新バージョン。いつもより少しだけ手間かもしれませんが、味は保証します」というコメントがあるんだけど、まさにそういうレシピばかりの本。
おひたしもサラダもハンバーグも作ってみたくなった。たしかに、ちょっと工夫がある分、いつもよりほんの少しだけ時間はかかるかも。でも見ただけでやる気が失せるほどの手間ではないし、説明を読むと『これ絶対おいしいだろうなー』と想像がつくのでやってみたくなる。
でね、ポイントと思われるところには赤線が引いてあるんだけど、そこ以外にもコツとかポイントとか何気なく散りばめられてるの。しかもたくさん。レタスの話とか、冷凍ポテトの話とか、こんないろいろ教えてもらっちゃっていいんですか!? と言いたいくらい。
そして手順やポイントひとつとっても、ちゃんと理由を教えてくれているから、読んでいてワクワクした。献立についての文章も楽しめた。
結果、私はこのレシピの本を、作り方まで含めてひと文字残らず全部読んだ。読んじゃった。レシピの本を丸ごと読むってなかなかないよね!? 少なくとも私は初めて。
面白かった。作りたいレシピ多かった。文章も内容も優しくて、寄り添ってくれる感じした。コツもたくさん手に入れた。何しろ全部読んだので、満足感もすごい(笑)。
アップデートされたわー、私。
『ぼくのおいしいは3でつくる』
1皿に盛り込む食材は、3
基本の配色は赤緑黄、の3
盛り付けは3角形に
普段の食卓にも簡単に取り入れられる考え方で、確かに3はキーナンバーだなと思った。
紹介されているレシピのなかでも、四面立体で焼き上げる四角いハンバーグや、鶏そぼろの親子丼はすぐにでも作ってみたいと思った。
写真も、解説の文も素敵。
おしゃれで斬新なレシピ。女子受けしそう。普通の食材なんだけど、味付けが独創的。ばえる。調理法や食材の組み合わせの理由が論理的に説明されていて、わかりやすい。おうちでちょっと特別な日とか、ホムパに出したら感激されると思います。
トマトにアールグレイ!
カニカマブランマンジェ!
コロナ禍でなかなか外食もできず、家でずっと似たようなご飯を食べている昨今。
図書館で料理本やアペロブックなどを借りて色々作ってはいるものの、それでもだいたい似たようなものばかりになってしまっていました。
この本の凄いところは、え、その組み合わせ美味しいの?一瞬思いますが、まずは挑戦しやすいところ。
カジキマグロの下処理に牛乳?と思ったけど読んでみてなるほどと思わせる説得力。
組み合わせに関しても化学的な観点からお話しされていて、面白いなあと思いました。
春になるといるもいちごムースを作るのですが、ゼラチンを使わなくてもいいなんて目から鱗。次はこのレシピで作ってみようと思いました。
清蒸魚もレンチン!いつも適当な白身魚で、蒸し器でやってましたが、サーモンも美味しそう。電子レンジと料理の相性なんかも書かれていて読み物としても興味深かったです。
レシピ本にして小説の味わい、と思いつつ読んでいけば、なんと樋口直哉さん、本当に小説家でした!!
表現力が豊かだなぁ、なんて寡聞にして存ぜず失礼しました。
3がらみで作る献立。赤、緑、黄の3色の基本はわたしも守っています。食材も3つでいいとなると、気が楽です。
そして、何と言っても「デザート」へのこだわりにびっくり。あれば心楽しいし、お口も満足。でも、いつもはイチゴやリンゴやぶどう、梨などの季節のフルーツを出すぐらいしか普段の夕食ではしたことがありません。
ずっと、「メインとサブ」というふうに考えてきましたが、「前菜とメイン」→「デザート」というコンセプトに樋口さんの、食べる時間の流れを
組み込んだ筋立てが見て取れます。
盛り付け方はこれまでこんもりと山高にと心がけてきましたが、もうひとつ「3角形」を学びました。
四角いハンバーグは絶対やってみます。鶏肉のフリカッセも上級者ふうで惹かれます。
お料理の本は部分的後悔が多いのに最後まで読ませていただきありがとうございました。
ここで出会えたのも何かの巡り合わせかもしれません、樋口直哉さんの小説も読んでみたいと思います。
3色の色合いを考えて料理をした事は
ありますが
風味を3つだけと限定する事
三角形の形に盛り付けたり
三皿で構成する献立までは
意識的に料理はできていなかったと
本書を読んで回想していました。
定番の料理が多いですが
それも著者なりの思想に裏付けられていて
その考えを知る事でレシピが一層輝いて見えました。
勿論珍しい組み合わせの食材を使った献立も
載せてくださっていて
とても勉強になりました。
著者が影響を受けたロブション氏や隈研吾氏の
考えも紹介してくださり
3度読んでも大変美味しゅう体験となりました。
見るからに美味しいそうな料理と優しい文章で、あっという間に読み終えてお腹が空きました。
料理が苦手な自分では到底思いつかないような組み合わせで、とても勉強になりました。しかもめちゃくちゃおしゃれで美味しそうなので、これはぜひ作ってみたいと思えるものばかりでした。
ホタテのカルパッチョや親子丼などはすぐにチャレンジ出来そうです。
こんなにお洒落な料理を前菜、メイン、デザートと作ったら家族も喜ばれそうです。
まずは3皿!を考えて3角に盛り付けるところからはじめてみようと思いました。
あとは写真と文章が程よいバランスで、とても読みやすい、そして美味しそうな本でした!
ありがとうございました!
ふつうの材料でちょっとだけ「ふつう」じゃない料理が味わえる本。
この2年間で私たちはふつうであることの有難さを知り、真の贅沢とは何かを味わったのではないでしょうか。
台所にあるいつもの食材でちょっとひと手間かけるだけで最高の料理に変身するレシピが満載です。
”いつも美味しいものを食べていれば心は貧しくならない”
著者の言葉には命に対する敬意と感謝の気持ちが感じられます。
効率や時短が重視される忙しい現代社会だからこそ、人間の勝手な都合を押し付けるのではなく
食材を優先した料理をするべきなのだと気づかされました。ありがとうございます。
特別なご馳走もたまにはいいけれど、毎日食べたいのは普通のごはん。
この本の『普通の材料で最高においしい家ごはん』のコピーに魅かれました。
普通の材料で最高に美味しいお家ご飯を作るポイントは、3つの食材・3色・3角形の三つの3と少しの手間。3を基準にすることで味と栄養のバランスも良く、彩り豊かに。シンプルで献立作りも楽です。
作ってみたいレシピがたくさんですが、まずは四角いハンバーグから作ってみようかな。
毎日のごはんが美味しくできれば人生の幸福度も上がります。
#NetGallyカッコイイ!洗練されているんですよ!おしゃれなの!もう語りたいこといっぱいあるんですが、もうとにかく1番言いたいのはかっこいいってこと!そもそも私がこの本を読んだ理由は、樋口さんにハマっていたことがあったから。一時期、樋口さんのnoteを読み漁っていました。実際に記事に載っているレシピを試したこともあります。究極のスクランブルエッグがおすすめ!『究極のスクランブルエッグ note』で検索すれば出てくるのでよければぜひ!濃厚の極み!まあそんなわけで、憧れている人だったので読んでみたらやはり、激烈にクール。
私はズボラ主婦なのでこんな洗練された料理作れない…。けど作りたくなる!作りたくなるんですよ!一歩でも近づけるんじゃないかと!思う!そして魔法がかかったようにチーズに黒胡椒なんかかけたりしだす!いつもはやりませんよお!一つでも工程省きたいですもん!怠け人間が手間を惜しまなくなる圧倒的魅力なんですよ!
私がこんなに心酔しているのは、読み物として面白いと思っているから。科学的なアプローチで料理を探求する文章が好き。何度でタンパク質が変成するとか分子がどうのとか、そういうのが好き。ほえ〜料理ってそういう科学変化が起こって、美味しい状態になるのね〜と感動する。理屈が好き。料理の歴史、文化なんかも織り交ぜられていて、ますますハマる。
私は、料理そのものよりも料理のうんちくが好きなんでしょうね。読み物としての料理に興味がある人に激烈におすすめしたい本です!私は文章の良し悪しは判断できませんが、おそらく文章自体がそもそも面白いのだと思います。樋口さんは小説も書いておられるので。
まだまだ語りたいのでここからはこの本を読んですごい!と思ったレシピランキングを発表します!
<ベスト1>バニラアイスとココアクッキー
お手軽!!材料はオレオとバニラアイスのみ!それがこんなに簡単におしゃれになるなんて…!やったぜ私もソッコー真似できる!が1位の理由です。
<ベスト2>グリーンサラダ
野菜大好きな自分としては最高!野菜そのものの味を楽しむための秘訣を惜しむことなく載せてくれている。ちょっとの手間で最大級の美味しさを引き出すコツってのはあるんだなあ。
<ベスト3>四角いハンバーグ
家族の好みに合いそう。私はこの本だいすきですが、どうも身近な人たちの好みには合わないレシピが多い。そんな中これは喜ばれそうだなと。樋口さんご自身も、料理は自分で想像力を働かせ好きに楽しんでねと言ってくださっているのが嬉しいです。
料理人かつ作家!(芥川賞候補)
レシピ本でありながら読み物。
レイアウトと写真がシンプルながら美しい。どの料理もめちゃくちゃ美味しそう、で、斬新。かつよそ行きではない。コロナ禍もあってキッチンに立つ時間が長くなった、という人は多い。家でご飯を食べることが多い。せっかく食べるのだから美味しく食べなければもったいない、こんな考え方は自分も強く意識される。人生であと何回ご飯を食べるだろう、とか、この人と一緒に食べるのは何回だろう、とか。
せっかくだから、この、特別ではないごはん、美味しく食べたいな、という思いで書かれ、そうして読むと楽しめる。
3は、3色、三角形を意識した盛り付け、3皿。基本な考えやイメージ、で必ずしもとらわれなくともよい。
前菜、デザートも、型にとらわれるのではなく、全体の大きな流れの中で。
ポテチとビールでもいいんです、茹で卵にマヨネーズでもいい。ちょっとつまみながら料理したら楽しいのでは、というアイディアも。
「ポテトチップスでもいいから前菜を食べながら料理をしよう」
前菜、メイン、デザートの3品の3
緑、赤、黄または白の3色の3
食べながらお料理ってあまり今までしなくて、
全部作り終わって食卓に並べてから「いただきます」って食べ始めていたのを、前菜食べながらアツアツのメインを食べるのもいいなと。
デザートにチーズを使った1品はぜひやってみたい♡
ポテトチップスって前菜になるんやぁ〜と定番のお料理のレボリューションじゃなくてエボリューションな内容でした✨✨
レボリューションじゃなくてエボリューション作品を読めばなるほど!って納得です✨✨
3にこだわった料理本
2だと少なく
4だと多い
3にこだわることで
料理や献立の壁が低くなり
質が上がる
しっかり
練られた
さすがの3なのです!
読み終えたら
作って
さぁいただきます
何度か出てくる著者さんの「贅沢」の概念にはとても共感します。
自分だけのために丁寧に美味しいものを作る。時代の流れのほかに、コロナ禍にもぴたりとくる考え方だと思います。このコロナ禍でコーヒーミルを買い、ココアはピュアココアを手鍋で淹れるようになり自分のための手間暇の贅沢さを感じています。
スーパーでちょこっと買えば作れる贅沢ごはんのレシピ。センスに負けない知識と理屈。毎章の食にまつわるちょっとした話。
綺麗な写真に食欲そそられます。和風アクアパッツァとオレンジのサラダが特に気になりました!!!
四角いハンバーグ?何それ、と気になってリクエストしたのですが、そうか、ハンバーグの形に正解はないなと気付かされました。親子丼も、もも肉で作るかむね肉で作るか迷うことはあってもひき肉という選択肢はなかったのですが、確かにお米との一体感が上がりそう。そぼろはよく作り置きするので、時短レシピとしても役立ちそうです。いろんな正解を見せてくれる1冊だと思います。
「ふつうの材料で、最高においしい、家ごはん」が作れたら言うことなし!著者のこだわりは「3」。そこを意識すると料理上手になれる。
3皿(前菜・メイン・デザート)献立
・3つの食材で簡単に
・3色(赤・緑、黄)で見栄えよく
・3角形の盛付けで美しく
実際に10パターンのレシピは、どれも3皿で仕上げてある。肉料理に魚料理、パスタあり、鍋あり、丼ものあり…肩肘張らずに取り組めるレシピの数々。特にデザート作りは、市販品やフルーツを上手く組合せて作るお洒落レシピ、手軽さが嬉しい😊
作る手順が丁寧に説明されているので、美味しさのポイントや工夫の意味がよく分かる。写真も多く載せられていて、見るレシピブックの一面と、著者の思いやレシピのヒントになったエピソードなど読むレシピブックの一面もあり楽しめた。