ホワイトルーキーズ
佐竹アキノリ
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刊行日 2022/02/02 | 掲載終了日 2022/06/14
ハッシュタグ:#ホワイトルーキーズ #NetGalleyJP
内容紹介
北海道の片田舎にある空知総合病院に四人の研修医が赴任してきた。風見司は工学部の大学院を修了後、医学部に編入した経歴の持ち主であり、病院という環境に慣れずにいた。初日から心肺停止の患者に出くわすなど、医療現場の厳しさに打ちのめされる。沢井詩織は都内私立大学の医学部を卒業後、実家の医院があるこの地方に戻ってきたが、医師になってから見える景色は違っていた……。朝倉雄介は貧しい母子家庭に生まれ、生活苦の中で医師を目指したが、思い描いていた生活とのギャップにうんざりしていた。清水涼子はかつて祖父母の主治医であったベテランの医師と出会うが、患者の家族として見える姿と、同じ病院で働く医師として見る今の姿は違っていた。新米研修医の同期四人は失敗と成長、喜びを分かち合いながら院内を奔走する。二年後に医師として独り立ちすることを夢見て、空知の青空に希望を乗せて……。
おすすめコメント
「なんという場所に来てしまったんだ」--現役研修医が書くコロナ禍の理想と現実。4人の思いが交錯するリアルすぎる青春物語。
「なんという場所に来てしまったんだ」--現役研修医が書くコロナ禍の理想と現実。4人の思いが交錯するリアルすぎる青春物語。
販促プラン
・ラノベ作家が手掛ける、北海道で繰り広げられる研修医たちの青春群像。
・装丁は「青くて痛くて脆い」や「レゾンデートルの祈り」等のふすいさん
・新聞・SNSでの宣伝計画進行中!
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・装丁は「青くて痛くて脆い」や「レゾンデートルの祈り」等のふすいさん
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出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784074510856 |
本体価格 | ¥1,400 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
初々しさが前面に押し出されている。特別優秀なわけではなく、一般的な新人たち。しかしそこは病院で、新人といえども決して甘えが許されるわけでもなく現実は厳しい。そこここで漏れる本音は人間らしくはある。命を預かる医者としてその使命も誇りとして腕を奮おうという医療関係者に感謝。
北海道の空知総合病院に赴任した研修医4名を描いた青春物語。地方の医師不足や過重労働、新専門医制度など、医師をめぐる様々な問題をはじめ、研修医としての苦悩や、思い描いていた理想と現実のギャップに対する葛藤、コロナがもたらした変化など、想像以上に過酷な医師という職業が、読みやすい文章でリアルに描かれている。悩みもがきながらも、同期4名で励まし支え合い、成長していく彼らの姿に励まされる思いがした。今もなお医療体制が逼迫している過酷な中で、日々闘われている医療従事者の方々には感謝と尊敬の気持ちしかない。
このような医療初期の本を数冊?読みましたが神様のカルテの一番初めの頃を思い出しました。
お医者様が、自分が進み道を一年くらいで決めるのも解ってはいるが酷ですよね。ある程度興味が出た頃には次の科とか
内容は違うのですが、読みやすくて楽しめました。もしもですが、続きを書かれるのでしたら楽しみに待っています。
現役研修医ならではの立場に立った、初々しい一冊。医療と縁遠い自分が、緊張しながらも周囲に目を配り少しずつ成長していく主人公にいつしか自分を重ねて読んでいた。コロナ禍でより一層立場が重くなったリアルと重なる臨場感も堪らなかった。2年目3年目の物語も是非読んでみたい。
素敵な表紙に目を奪われ、その表紙に負けない北の大地での爽やかで真っ直ぐな物語でした。
コロナ禍の現在と並行して進む物語のこの先もぜひ読んでみたいです。
美しい自然と個性豊かな仲間たちは映像化にも向いてそうですね!
ここには「神の手」を持ったスーパードクターや「失敗しない」Xなドクターも登場しないけれど、悩みを抱えながらも、できる事を一生懸命でやる等身大の研修ドクターがいます。彼らの未来が明るい事を願わずにはいられない。
テンポがよく、読みやすいおはなしでした。研修医としての緊張や、苦労なども描かれており、職場一年目のときを思い出しました。
個人的なこの本の魅力は、研修医としての生活が(風見さん主軸ながら)四人の視点から描かれているということ。風見さん視点では「なんだかバタバタしている自分(風見)さんと余裕のありそうな朝倉さん」だったのが、朝倉さん視点から見れば彼もまた苦労していたり、逆に清水さん視点の風見さんは色んな経験を積んでいてなんだか頼りになったり……医療ドラマのようなハラハラ感は少ないかもしれませんが、病院のバタバタした日常を覗き込むようなドキドキ感があって、好きな作品だなと思いました。
泣くな研修医シリーズや、知念実希人の作品とは違う暖かさを感じた。だが逼迫している状況だったり、医師特有の悩みだったりが鮮明に受け取ることができる。
現実世界においても医療界の逼迫加減が問題となっているからこそ今読みたい本だった。