無邪気な神々の無慈悲なたわむれ

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刊行日 2022/01/20 | 掲載終了日 2022/01/31

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内容紹介

辻村正樹と京子夫妻が瑠偉を養子に迎えて1年目。記念旅行として美しいリゾート児宝島を訪れた。ちょうど島の生き神様について取材するという鶴見真治、朱美夫妻と知り合い、ともに島に向かうことに。ちょうど前日隕石の墜落があり、さらに近隣の島には怪しげな電波を研究する研究所があるいう。そんな話を聞きながら到着した島は、奇妙なことに大人不在、宿も無人。無邪気な笑顔を浮かべた子供しかいなかった。正樹と京子が大人を探し回ると、隠された死体を見つける。その死体は、まるで子供が人形を壊したように腕をもがれ、髪が抜かれ、無邪気ないたずらで壊されたようだった……。

【著者紹介】

七尾与史(ななお・よし)

宝島社主催の第8回『このミステリーがすごい!』大賞に応募した『死亡フラグが立ちました!』が隠し玉(編集部推薦)として作家デビュー。「死亡フラグ」シリーズは累計54万部を突破。他に「ドエス刑事」シリーズなど。

辻村正樹と京子夫妻が瑠偉を養子に迎えて1年目。記念旅行として美しいリゾート児宝島を訪れた。ちょうど島の生き神様について取材するという鶴見真治、朱美夫妻と知り合い、ともに島に向かうことに。ちょうど前日隕石の墜落があり、さらに近隣の島には怪しげな電波を研究する研究所があるいう。そんな話を聞きながら到着した島は、奇妙なことに大人不在、宿も無人。無邪気な笑顔を浮かべた子供しかいなかった。正樹と京子が大人を...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784576220178
本体価格 ¥1,800 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

子供を生き神とする土着信仰のある離島。その離島で無邪気な子供たちが笑顔で大人を殺しにいく。それも集団で遊びのように大人たちに襲いかかる...しかし子供たちの襲い続ける行動と描写に、読んでいる間ずっとぞくっとし、うわぁと思わず声が出てしまうほど怖かったです。怖いけど島を訪れた人たちが脱出出来るのか気になり一気読みでした。
島で子供嫌いの灯台守、源太郎さんがなぜ子供を嫌うのかという理由は共感しました。
タイトルと表紙通り陰鬱な世界に引き込まれるので、ホラー好きな方にはぜひおすすめしたいです。

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辻村夫婦が養子の瑠偉を迎えて1年目の記念日に、生き神信仰のある子宝島へと向かうのですが、島には大人の気配がなくいるのは子供ばかり。
異様な様子の島内で、無邪気な笑顔を浮かべ虫の羽や足を毟り取るように大人たちを襲う子供たちから3人は逃れることができるのか。
子供のことがこんなにも恐いと感じたのは、この本が初めてと言っていいぐらい怖い。読み始めて数ページで背筋がゾクゾクし、怖さから本を閉じたいのにページを捲る手も止まらない、あっという間の読了でした。
ホラー好きにおすすめの1冊です。

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決してたわむれとは言えない子供たちの狂気に、ただただ茫然としてしまった。子供たちの表情、大人たちの無残な姿に恐怖が沸き立つ。
ケラケラと笑いながら無邪気に大人を攻撃する姿、親だろうが兄弟だろうが大人というモノに集団で襲い掛かる姿が恐ろしく、「早く逃げて!」とドキドキしながら読み進めました。
生き神様の仕業か、隕石墜落の影響か、怪しげな電波の影響か・・・

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怖いすぎる、、、イヤっ、グロさ満点でもある作品でした。
子どもがたくさん集ってあんな狂気的な事を次々とするなんて、まるでゾンビのようでした。
グロいの好きな私ですが、動物の残虐文章部分を読むのが本当に辛かったです。(動物の残虐シーンなどは自分のペットと重ねて合わせてしまうので)

前半から後半までグロさが途切れる事のない作品でした。『全裸チャーリー』とのギャップがありすぎてしまい、同じ作家様の作品だよね?と確認してしまうほど全く違ったテイストでした。
この作品を映画化することになったら年齢制限ぜったいにあるなぁ。

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不穏な雰囲気の中、読者が想定し得ない状況にはまり込んでいく夫婦。モスキートブロックが出てきたときにはなるほどと救いの気持ちになったが、まさかまさかの展開はこれでもかと残虐さを増し読むのが辛くなったほど。それでもこの夫婦が救われることを祈りながら読み進めていってしまうジレンマ。。
そして最後は、、あぁ、久々にこんな小説を読んで、果たしてこれは禁断なのではないかとしばしば呆然。。

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【レビューというより感想】
あらすじから内容はわかっていたものの久しぶりにキツい猟奇系ホラーを読んだ。
読後、ヒッチコックの『鳥』を思い出す。
結局子どもたちが変容した理由ははっきりとはわからずじまいだけど、それも気持ち悪さに拍車をかけてる気がする。これから子どもたちの集団を見るとドキッとしてしまいそう。
読む人を選びそうな内容なので☆3つ

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冒頭から衝撃的な展開で始まる。その後も次々と嵐のような展開が待ち受けていて、気の休まることがない。救いのないクローズドサークルだ。少しは救いがあるのかと期待しながら読んでは、その期待が見事に裏切られる。子どもたちの純粋さがこんなにも恐ろしいなんて思わなかった。あの後のことは、、考えないでおこう。。

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親子三人で行った子どもたちの多い児宝島への旅。無邪気だからこそその容赦のない行動が不気味で、どうしてそうなるのかも分からなくて、養子でも見捨てない覚悟を決めた最後まで諦めない姿勢が印象的でしたけど、呆然となるしかなかったその結末にはやられたと思いました。

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子どもが多く住む児宝島。実はその島の子どもは集団で大人を殺していっていた…というところから始まり、ドキドキしながら読み進めました。辻村夫妻は逃げ切れるのか、気になりすぎて一気に読んでしまいました。一瞬ホッとする場面もあるがすぐにまた次々と襲いくる子どもたちがたまらなく怖いけれど、つい読んでしまう…。ラストに震えました。

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衝撃の幕引き。
え?結局教祖はどんな子なのか分からずじまいで、不完全燃焼気味です。
グロいし、ちょっと読む人を選ぶ作品です。ただ、テンポの早さと極限の中での人間の底に読み手をも巻き込まれます。
謎が謎のままになっている気がしていますが、その気持ち悪さを楽しんでください。ドラマ化希望です

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ああ怖かった!
久しぶりに、ただ純粋にゾッとする小説を読みました。
悪意のない殺意がこんなにも怖いなんて。
読み終わった後の後味の悪さは特に強烈。
救いのないホラー小説が好きな人にぜひおすすめしたい一冊です。

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島+大量の子供+猟奇殺人なんて怖くないわけがない。
最初から結構猟奇的で、最後までひぃーとなってしまい、ずっとずっと怖かった。
タイトル通り、最初から最後まで無邪気な神々が無慈悲に戯れていた。
この島は今後どのようになっていくのだろうか。10歳以上がいなくなるのにやっていけるのだろうか。
と余計な心配をしてしまった。

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罪の意識もなく躊躇なく大人に襲いかかる子供たちの無邪気さが本当に怖い。その行為は遊びの延長、というより遊びそのもので、楽しそうな前歯のない笑顔を想像すると鳥肌が立つ。
なかなか人にはお勧めしづらいけどグロいのが好きな人には自信をもって勧めたい作品。
読み終えたとき思わず声が出てしまった。文庫化の際はぜひエピローグを!

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バトルロワイヤルの様な疾走感。
読みやすいし、先が気になって一気に読めちゃう。
どうやら『このミス』の隠し玉作家さんとのこと。なるほど、納得がいく。
読み手に判断を任せた含みを持たせる内容が多くて
個人的には少し消化不良で終わってしまいました。
京子の瑠偉を養子にしたきっかけだったり見た目で値踏みをする感じなど、大人になりきれてない?と感じる描写に疑問符が沸いてしまった。もし作者さんがわざとそのように描いたのであればまんまとそれに乗ってしまった感じも否めないですが。
世にも奇妙な〜とかで映像化したら面白いかも。でも年齢制限とか設けないとかな。

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不穏さ満点のプロローグ。児宝島に渡った二組の夫婦。外界と隔絶された孤島でのノンストップホラー。子ども相手に逡巡する描写はよいが、肝心の島の謎が最後まで読者に明かされないアンフェアさはいかがなものか。舞台としての島のプロットをどう考えたのか著者に問いたいくらいだ

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無邪気で無慈悲、タイトルの意味が読み終わって納得。カバーイラストからなんとな~く雰囲気は感じましたが、なんとも凄惨でおぞましい。何を言っても通じず、あのケラケラ笑いはほんとに恐怖を誘う。子供達の集団怖すぎました。夢に見そうです。

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最初から怖い!!
余りホラー系が得意でない私ですが
これはマジで怖かった。てか子供が異常な感じっていうのは
それだけで恐怖を感じます。
書店ではきっと手に取るのを避ける作品ですので
今回頂いた機会に感謝です。


#無邪気な神々の無慈悲なたわむれ
#NetGalleyJP

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子どもたちが集団で殺しにくる。何故、そうなったのかは曖昧だ。しかし、怖い。ただ、大人というだけで殺すというのだからだ。グロいB級のホラー映画みたいな出来なのだが、灯台に勤めている源さんが出てきてから物語がかなりテンポが良くなってきたような気がする。にしても、何故なんだろう。子供が凶悪化というのが怖い。しかし、最初の100ページは前ふりは長い。

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怖い!!最初から最後までずっと子供が怖い!!!無邪気だからこその怖さがずっとある。もう島に一歩でも足を踏み入れた時点で絶望しかない。結局何が子供を変えたのか、想像でしか語られておらずはっきりとした原因が分からなかったのも怖い。おもしろかった・・・

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離島クローズドサークルのパニックホラー。ケラケラと笑いながら大人を攻撃し、惨殺していく子供たちは想像するだけで怖い。確かに一人や二人ならともかく、武器を手に何十人も一斉に襲い掛かられたら力のある男性でも太刀打ちできないだろう。子供たちから逃げる術はあるのか。ジリジリと追い詰められる恐怖に一気読みしたけれど、最後までなぜ子供たちがこうなったか分からなかった。表紙も怖い雰囲気が出ているし、スピード感やスリルもあるけれど、いろいろなことが放置されたままなのが残念。瑠偉が養子であること、生き神様、隕石や研究所など、あれこれ匂わされたものの消化不良で読了。

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七尾さんの引き出しの多さにはびっくりします。今回は内容紹介からグロイお話だと分かっていますから苦手な方は手に取らないと思いますが、読む人を選ぶストーリーですね。子供というものは無条件に守られるものだと思っていますから、大人たちが自分の大事なものを守るために、その箍を外す描写が凄くきつかったです。凄い勢いで一気に読ませるリーダビリティはさすがですが、ミステリと思って読んでいたのでちょっとラストは消化不良でした。ミステリの冠はつけず、ホラーとかパニックスリラーとした方が読み手に優しいかもしれません。

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夏の旅行で訪れた小さな島・児宝島。島の信仰で子供の生き神様を崇め、子供を大切にしている故に島には子供の数が異常に多い。島に到着するなり不穏な空気が漂ってくる。島に来た2組の夫婦よりも早くに異常に気付いていく読者である私だが…。とにかく読んでいる間中、頭の中は『逃げろっ!走れっ!』で埋め尽くされる。読了後、タイトルをもう一度読み返すとゾッとする。『無邪気』って時には始末に負えない。

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