銀狐は死なず

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刊行日 2022/01/20 | 掲載終了日 2022/01/31

ハッシュタグ:#銀狐は死なず #NetGalleyJP


内容紹介

過去に昏い翳をもつ昔気質の犯罪者、通称『銀狐』。「殺さず・弱者からは奪わず」を貫いて仕事をしていたが、監視カメラや顔認証プログラムなどの技術の発展に対応しきれず、最後に退職金代わりの大仕事をして引退すると決意。馴染みの情報屋から麻薬売買などをシノギにしているヤクザが巨額の現金を移送するという話を仕入れ、強襲の策を練る。作戦は成功したものの、現金輸送車の中は空だった。後日、銀狐によって警備員たちが殺害されて現金が奪われたという噂が流れる。情報屋も凄惨な拷問の上、殺害されてしまっていた。追っ手が迫るなか、孤立無援でセーフハウスに身を隠そうとする銀狐。そこで出会った無国籍少女のとなりゆきでコンビを組み、自分を嵌めた者たちを探すことになった。はたして、嵌めたのは誰だったのか?

――血煙りと硝煙たちこめるクライムサスペンス開幕!

【著者紹介】

鷹樹烏介(たかぎ・あすけ)

1966年、東京都生まれ。日本大学農獣医学部卒。ネット小説大賞受賞。『ガーディアン 新宿警察署特殊事案対策課』(宝島社)でデビュー。特殊事案対策課はシリーズ二巻、双葉社より『第四トッカン 警視庁特異集団監視捜査第四班』を刊行。ハードボイルド+特殊設定で話題をさらう。

過去に昏い翳をもつ昔気質の犯罪者、通称『銀狐』。「殺さず・弱者からは奪わず」を貫いて仕事をしていたが、監視カメラや顔認証プログラムなどの技術の発展に対応しきれず、最後に退職金代わりの大仕事をして引退すると決意。馴染みの情報屋から麻薬売買などをシノギにしているヤクザが巨額の現金を移送するという話を仕入れ、強襲の策を練る。作戦は成功したものの、現金輸送車の中は空だった。後日、銀狐によって警備員たちが殺...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784576220161
本体価格 ¥1,800 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

あまり裏社会の小説は読まないのですが、とにかく「銀狐」がかっこよく、読みやすい作品でした。
頭の中で銀狐を、少し年代は上ですが吉川晃司さんをイメージしながら読んでました。
身を隠そうとしたところで出会った少女「野良」とのコンビも良かったです。

銀狐の悲しい過去は、あの事件をベースにしていると思いますが、小説だからこその加害者への行動も、法治国家では許されないとは分かっているし、だけど行き場のない怒りがそうさせたのだと思いました。

Twitterでは有名なあの国の名前が作品中に出てきて、まさに今どきという作品でした。

いつか続編があるなら、このコンビの話を読んでみたいです。

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今まで裏の世界の話は「読みづらいのかな」とイメージしていた私でしたが、180度変わりました。こんなに先が気になる話なのかと、、、。読み始めたら夢中で読んでいました。

野良とのコンビで裏社会の闘いなどに立ち向かっていくというのは通常あり得ないように感じていましたが、何故かこの作品では違和感なく読めてしまいました。
最初は心開いていなかった野良も少しずつ銀狐を信頼していく所、とくに最後のエピローグで野良が呟いた一言が良かったです。普通の女の子に戻ってきたのかなと、、、。

もし、続編があったら銀狐と野良コンビではなく家族としての姿も見てみたいです。家族で裏社会に関わるイメージ、、、想像つかない。

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内容紹介を読みリクエストしましたが著者の作品は初めて読みました。デビュー以来警察小説を発表されているようですが本作はピカレスクというか、主人公の悪=犯罪者がヒーローになるというストーリー。面白く一気に読ませていただきました。少し古いですが大藪春彦氏の伊達春彦シリーズのようにぜひ続編を読ませていただきたいですね。著者は作品のラストにはその伏線をはられていたと私は感じたので期待しています。ありがとうございました。

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「殺さず・弱者からは奪わず」を信条とする昔気質な銀狐。
ハッキング技術を駆使してひとりで生きてきた野良。

専門も世代もまったく異なるふたりだけど、裏社会で育ったという根っこの部分で通じ合っている。

読み進めるにつれ、銀狐の意外と面倒見がいいところや、ほめられると照れちゃう野良のかわいげが見えてくる。
だんだんとお互いを受け入れてバディーになっていくところが個人的にとても好き。

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普通の日本人なら一生知ることのないダークサイドの住人たちが7億円を奪い合うバトルロワイヤル。これで最後と決めた仕事で騙された主人公が追い詰められた先で思いがけずに出会った少女を相棒に自分を嵌めた奴と7億を追う。読み終わって昔、近所で反社な人が刺されたのが報道されないと聞いたことがあるから、こんなことが起きていたとしても一般市民は知ることがない安全神話のダークサイドは今日もどこかで起きているかもしれないですね。

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