仕事と人生に効く教養としての映画
伊藤弘了
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刊行日 2021/07/27 | 掲載終了日 2022/02/14
ハッシュタグ:#仕事と人生に効く教養としての映画 #NetGalleyJP
内容紹介
【ビジネス書グランプリ2022ノミネート作品】
ただ漫然と映画を見ていませんか?
本書は、「映画の見方」を教える本です。
数百名以上の大学生を感動の渦に巻き込んだ「日本一わかりやすい映画講師」が、鑑賞にあたって知るべき事前知識から、撮影テクニック、場面展開、シーンの「意味付け」に至るまで、『東京物語』『ボヘミアン・ラプソディ』など不朽の名作を題材にして、映画を学びに変える鑑賞法を講義形式で解説します。
本書がめざすのは「能力の底上げ」。
作品のメッセージが手に取るようにわかるようになれば、感性が磨かれ、教養を深めることができます。
映画を意識的に見ることで、人間としての魅力や人生の向上にもつながります。
ネット動画をついダラダラ見てしまう方、口コミや評判をもとにコンテンツを享受しているような方にこそ、自分を変えるきっかけにもなる一冊です。
さらに、「何からみればいいの?」という人に向けて、洋画・邦画合わせて200以上のおすすめ作品を紹介。
出版社からの備考・コメント
投票期間:2021年12月13日(月)〜2022年1月10日(月)
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おすすめコメント
新進気鋭の人気映画研究家が、映画を通じた思考法、必要な基礎知識、映画の見方、アウトプット法を伝授。
新進気鋭の人気映画研究家が、映画を通じた思考法、必要な基礎知識、映画の見方、アウトプット法を伝授。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784569849232 |
本体価格 | ¥2,050 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
【仕事と人生に効く教養としての映画】
映画とは、人生を豊かにするものだと思って観ていますが、
本書でも同じような考えがあり共感しました。
はじめにトイ・ストーリーの話から入ります。
トイ・ストーリーのキャラクターのウッディとバズがカウボーイと宇宙飛行士。
これにはアメリカの歴史が関係していたという話ではじまります。
まさか、そんな深かったのかと読んで驚きました。
映画の楽しみ方ってこんなやり方もあるんだとわかりました。
本書は、おすすめの映画、特に日本映画でやや古いものをピックアップして
根絶丁寧に説明されていました。
少しは洋画の紹介はありましたが、
個人的には洋画の紹介をもっとみたかったです。
映画って難しい、深い、そんなことがわかる一冊でした!!
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根っからの活字好きで活字バカ。映画は嫌いじゃないけど
どうしても一方通行で留まることが出来ず、場面場面の情報量が多すぎて処理が追いつかないから
苦手です。
その苦手意識が軽減されるかなと思って読んでみました。本書で述べられている事、
冒頭の、なぜトイストーリーの主人公はカウボーイなのか、このカット割りはどういう意図があったのか
このセリフに込められた作者の想いは、など、一つ一つが読書の指南書に書かれている事でもあり、
「映画」を「読書」に変換しても違和感がなかった。
つまり、映画は娯楽であって娯楽以上のもので、
出版社からの紹介文にある通り、「能力の底上げ」を目指したというのもうなづける。
読書と同じように即効性はないけれど、
確実に仕事と人生で、ボディブローのようにじわじわと効いてくるものなのだ。
俄然映画を見たくなりました。
この本は伊藤先生が、映画の見方というだけではなく、映画の歴史から作り手の意図や、鑑賞後のアウトプットの仕方まで、丁寧に解説してくれていて、興味深い内容が盛り沢山だ。
中でも、小津安二郎監督の作品は、情景のショットや家の中の置物などのショットを多く入れていて、そこから登場人物達がどうなったのか、何を思うのかを観客に想像させるという事に心惹かれた。
何故なら、私自身が子どもの頃、窓の外の家や風景を見て、他人の暮らしを想像するのが好きだった事を思い出し、小津監督の映画を観れば、数々の情景から、思う存分想像を巡らせて、その世界に入り込めるのではないかと思ったからだ。時間に追われる現実から一旦離れて、映画に没頭したいと思う。
だから、映画を最近観ていないなーという忙しい方に是非読んでほしい。忙しい日常から抜け出して、観たい映画がきっと見つかるはずだ。
映画は、作り手が伝えたいことを映像にする。
それを鑑賞した側が色んな解釈をし、作り手の真意をはかるもの。
要は作り手との対話である。
しかし、ここで問題が発生する。
映像から作り手の真意は見えない。
例えば、りんごを食べているシーンがあったとする。
りんごを食べている事実は映像として理解できるが、なぜそこでりんごを食べているのか、なぜそのシーンが必要だったのかは正直分からない。
でも、もしそれが分かることが出来たら、映画って面白くなると思いません?
なんなら、作り手といい関係が築けると思いません?
この本は作り手との対話の仕方を教えてくるれる、まさに指南書である。
冒頭に書かれた、誰もが知ってる『トイストーリー』のキャラクターが、なぜカウボーイとスペースレンジャーなのか。
その背景の探り方を考え、そこに浮き上がってくる歴史的事実。
そしてそれが解明出来た時は、さすがに膝を打った。
他にも昔の邦画『彼岸花』のワンシーン。
卓上に置かれている飲み物やグラス、映る物すべての高さを合わせる映像は、画面上に映る女優の左手を際立たせるために作り込まれたものだという著者と作り手の対話には、私は思わず驚愕した。
人との対話は、いつだって難しい。
それを作品から読み解こうもんなら、なおさらである。
でもこの指南書があれば、時間はかかるが、映画を今よりも断然に面白くみることがでだろう。
そんな、人生に効く指南書。
私のような映画好きにこそ読んでもらいたい。
オススメです。
私にとっての映画は、仕事や家事から開放されて、少しの間非日常に浸るためのものだ。だから、少し前向きな気持ちになれるものを選び、深く考えることはない。
だけど、筆者はそれでは「もったいない。」と言う。映画との付き合い方で損をしているとも。なので、筆者がそう断言する理由が知りたくて読み進めた。
私にとって印象的だったのは、「書くこと」「よく見ること」は「よりよく生きる」ことと地続きではないか。という一文だ。ただ観るだけではなく、その後のアウトプットが大事だと。どうすれば良いのか戸惑う人に向けて、具体的な方法も書き記してくれていて実践しやすい。
映画には私たちを非日常に誘うだけではなく、より良く生きるためのヒントが詰まっている。そして、それはよく見ることや記録に残すことで明確になってくるのだ。筆者はそれを教えてくれた。映画を、楽しいか、楽しくないかの判断基準で漫然と観ている人に新しい気付きを与えてくれる本だ。
映画を教養から解釈する自己啓発書。
あまり映画に詳しくない人が手っ取り早く映画のことを学びたい時に最適。
入門書と思っていると、小津安二郎の「東京物語」の読み解きなどはけっこう読み応えがあるので映画好きの私も十分に楽しめた。また海外での日本人映画監督の評価され方の違いなどにも知らない知見が多く勉強になった。
なかなか面白い企画だ。