「ぴえん」という病 SNS世代の消費と承認

SNS世代の消費と承認

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刊行日 2021/12/22 | 掲載終了日 2023/02/20

ハッシュタグ:#ぴえんという病SNS世代の消費と承認 #NetGalleyJP


内容紹介

21歳・現役女子大生ライターが送る、衝撃のデビュー作!

歌舞伎町に誕生した「ぴえん系女子」、「トー横キッズ」、「自殺カルチャー」、「新世代ホスト」、「SNS洗脳」……etc、なぜ未成年たちは深い闇に落ちてしまうのか――。そのリアルを著者自身の実体験と寄り添う取材で書き上げた現代若者論。巻末には『闇金ウシジマくん』『九条の大罪』の真鍋昌平氏との対談も実現。混迷な時代を生きる”ぴえん”な若者たちのリアルを刮目せよ!

(はじめにより)

午前1時を回った歌舞伎町は、今日も騒がしい――。

路上にはシャンパンボトルを抱えた若い女の子が泣きじゃくり、酔っぱらったホストが女の子と口喧嘩をしている。ゴジラビル横の広場に移動すれば、明らかに未成年とわかる若い男女が酒を飲み、踊る動画を撮影していた。彼らのすぐそばには街娼の女性たちが立ち並ぶ。さっきまで男に話しかけていた制服姿の女子高生は、ホテル街に消えた……。

第一章 「ぴえん系女子」の誕生

第二章 「トー横キッズ」の闇

第三章 歌舞伎町「自殺」カルチャー

第四章 「推し活」と「男性性」の消費

第五章 ホストに狂う「ぴえん」たち

第六章 「まなざし」と「SNS洗脳」

特別対談 「九条の大罪」真鍋昌平×「ぴえん系の病」佐々木チワワ

歌舞伎町の住人たちの「病み(闇)」と「承認(光)」

21歳・現役女子大生ライターが送る、衝撃のデビュー作!

歌舞伎町に誕生した「ぴえん系女子」、「トー横キッズ」、「自殺カルチャー」、「新世代ホスト」、「SNS洗脳」……etc、なぜ未成年たちは深い闇に落ちてしまうのか――。そのリアルを著者自身の実体験と寄り添う取材で書き上げた現代若者論。巻末には『闇金ウシジマくん』『九条の大罪』の真鍋昌平氏との対談も実現。混迷な時代を生きる”ぴえん”な若者たちのリ...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784594090265
本体価格 ¥820 (JPY)

NetGalley会員レビュー

最近よく耳にする「ぴえん」「トー横キッズ」「推し」等のキーワードを、新宿歌舞伎町界隈の現代若者文化から解き明かす。SNSを通じて若者、特に女の子が吸い寄せられていくカラクリ、ファン活動の対象がTVアイドルに限らないことに衝撃を受ける。

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なんとも、すごい本。佐々木チワワという書き手はこの先どんなふうになっていくのだろうと、注目したくなります。高校1年のころからライターになると決めて高校生ライターに応募し、実際に原稿料をもらって執筆活動(
(と歌舞伎町通い)を続けてきたそうです。
本書に書いてある内容は、予想を上回るもので、でもたぶん現実はそうなんだろうと思わせるものでした。家庭が居場所として機能しなくなり学校も充分に機能しなくなり、そうすると街が機能するのかもしれません。
いろいろなことを考えさせられる本です。

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親の許可を得て未成年を取材する、契約書も交わす。専門的に学んでいない領域については書かない。「学問として価値があるものを残したい」佐々木さんの姿勢に感服しました。
生ぴえんは未だに遭遇したことがないので、前半は都会では日々、こんなことが起きているのかと驚きでした。
接客を伴う飲食店の年齢収入来店目的での細分化は今の社会の分断と細分化を象徴しているようでした。
ぴえんさんたちには、数字で自己肯定感を得たり自分の価値観をはかったりするのは分かりやすいかもしれないけど、その数字は薄っぺらいということに気づいてほしい。

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軽い気持ちで読み始めましたが、2021年歌舞伎町の若者カルチャーが知れる最高のノンフィクション本でした。冒頭の「ぴえん」という言葉が多様な意味を持っているという知識でもう引き込まれました。現状解説も推察も面白い。

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タイトルに惹かれて手に取りました。
「ぴえん」、「地雷系」、「トー横キッズ」など、「耳にしたことはあるけれど説明はできないな」という言葉について、その内容を知ることができました。

また、作者自身も歌舞伎町に高校生ぐらいから通っているからこその視点で、現代の若者の姿が捉えられているなと思いました。歌舞伎町=ホストの町というイメージしか持っていませんでしたが、この本を読んで自分の歌舞伎町観(未成年はホストクラブじゃなくてバーで遊んでるなど)をアップデートすることができました。

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衝撃的だった。
軽い気持ちで読んだが強い衝撃を受けました。
こんなことになっていたのかという衝撃が凄かった。
これはぜひたくさんの人に読んでもらって知ってほしいと思いました。
リストカットや自殺さえもファッションとして消費されているというのが怖かった。

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歌舞伎町の中に形成されたちいさな社会を取材した本。タイトルから受ける印象よりは、ずっと真面目な内容でした。歌舞伎町内部の飲食店の変遷なども追いかけられていて、非常に興味深く読みました。私は、歌舞伎町には大学生の時にほんの数回行っただけで、それももう20年以上も前です…。まるで外国の話を読んでいるようでした。書かれている内容のほとんどは、ここ五年ぐらいの間の話。この先もきっとものすごいスピードで色々と変わっていく場所でしょうから、今後の調査も期待して待ってます。

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同じ時代、同じ国に生きているというのに、想像もできない人々。
怖いもの見たさで、読んでみることにしましたが・・・。
あまりにも想像できない世界があることを知り、驚きです。
いつの世にも、生きる希望を失ったような人はいると思います。
それを どう切り抜け、紛らわして日々を過ごすのか!
本書に登場する SNS時代の子ども~若者は、まさに「闇に落ちて抜け出せない」状態。
著者は、そこに限りなく近いが、その世界を俯瞰してみることができている。
しかも彼らに親しみのようなものも持っていて、冷静に、商売のからくりなどを記述しながら 「わかっていてもハマってしまう」恐ろしさを伝えます。
そして本書の最後に、彼らは 「ぴえん」と「えもい」しか 言葉を知らない ということを書いています。
考えること、表現すること、言葉を伝え合うこと それらを SNSで失わないように!

2022/1/20 Netgalleyで紹介され「すぐ読み」だったので、即 DL 1/23 読み始める。2/4 読了

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タイトルに惹かれて手に取りましたが、移り変わりの速さから、すでにぴえんも古く感じました。SNSで推し対象が細分化されてるや、顔がいいだけの一般人がもてはやされているのはTikTokを見ていても思っていたし、Twitterでリスカ、OZ見せる病み垢の存在も認知していたので、意外に目新しい情報はなかった。ホス狂含め、基本的にはいつの時代もこういう若者はいるし、自分が20代の頃(20年前)とあまり変わってないんだなと思った。

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