ふたりのえびす

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刊行日 2022/01/27 | 掲載終了日 2023/05/31

ハッシュタグ:#ふたりのえびす #NetGalleyJP


内容紹介

第69回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 小学校高学年の部

おえびす舞とも はーやせな

八戸(青森県)の郷土芸能えんぶりの「えびす舞」を太一と優希がふたりで舞う。

「おたよん」とあいさつしたばかりにおもしろいやつと思われ、クラスでおちゃらけキャラを演じる太一。おもしろい言葉を作るためにいつも家ではひとりノートに向かって言葉を紡いでいる。

転校生の「王子」こと大路優希は女子たちの人気者。えびす舞に立候補した優希に周囲のみんなはびっくりした。なぜなら踊りのふりも化粧をする顔もこっけいでみんなを笑わせる祝福芸だから。それだけでなく、優希はリズム感が壊滅的で踊りのセンスがない。練習を見ていた女子たちは、あまりのギャップにがっかりした。

「王子」というキャラを捨てた優希。おちゃらけキャラにしがみつく太一。えびす舞をいっしょに舞うなかで、自分を見つめなおし、「オレの主役はキャラじゃない。オレの主役はオレだ」と思えるようになった太一。

ふたりのえびすがはじまる——。


第69回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 小学校高学年の部

おえびす舞とも はーやせな

八戸(青森県)の郷土芸能えんぶりの「えびす舞」を太一と優希がふたりで舞う。

「おたよん」とあいさつしたばかりにおもしろいやつと思われ、クラスでおちゃらけキャラを演じる太一。おもしろい言葉を作るためにいつも家ではひとりノートに向かって言葉を紡いでいる。

転校生の「王子」こと大路優希は女子たちの人気者。えびす舞に立候...


出版社からの備考・コメント

*校了データで再掲載しております(2023/4)


*校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

*校了データで再掲載しております(2023/4)


*校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。


おすすめコメント

2012年、「咲くんだ、また」にて第15回ちゅうでん児童文学賞大賞を受賞し、『いっしょにアんべ!』と改題し2014年にフレーベル館よりデビューした、髙森美由紀(たかもり・みゆき)。同作は、2015年、第44回児童文芸新人賞受賞。以降、児童書から一般文芸まで活躍の幅を広げる。『ジャパン・デグニティ』(産業編集センター)、『花木荘のひとびと』、「柊先生の小さなキッチン」シリーズ(以上、集英社オレンジ文庫)、『山の上のランチタイム』(中央公論新社)など著書多数。

本作は、『いっしょにアんべ!』、『ケンガイ にっ!』を描いた著者が育つ南部地方(青森県)を舞台にした物語の3作目!


装画・挿絵を手がけるのは、児童書・初挑戦のは太田麻衣子さん!

2012年、「咲くんだ、また」にて第15回ちゅうでん児童文学賞大賞を受賞し、『いっしょにアんべ!』と改題し2014年にフレーベル館よりデビューした、髙森美由紀(たかもり・みゆき)。同作は、2015年、第44回児童文芸新人賞受賞。以降、児童書から一般文芸まで活躍の幅を広げる。『ジャパン・デグニティ』(産業編集センター)、『花木荘のひとびと』、「柊先生の小さなキッチン」シリーズ(以上、集英社オレンジ文...


販促プラン

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*応募期間:12月8日(水)〜1月7日(金)

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出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784577050293
本体価格 ¥1,400 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

八戸の郷土芸能「えんぶり」に出演することになった小学五年生の物語。語り手の太一くんは、おちゃらけキャラだけど実は細かいことが気になるタチで読書家。一緒に踊るパートナーの優希くんは王子様キャラの美少年なのに、リズム感ゼロの運動音痴。いつも自分が被ってるキャラと、クラスメイトとの関係など、小学生が主人公なのだけど読んでて「大変だな〜」と思ってしまうくらい、リアルな感じでした…。えびす舞がどんな踊りなのか最後まで良くわからなかったのですが、読み終わってからYouTubeで見て概要を理解しました。もう少し最初のあたりで、もう少し詳しくえびす舞について教えてもらえたら分かりやすかったかな…?と思います。とっても清々しい物語でした!

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カラフルな不思議な表紙に惹かれてしまった。
青森八戸を舞台に豊作を祈願する国の重要無形民俗文化財「えんぶり」。
その中でえびす舞を踊ることになった太一と優希。
お互い自分の殻を破り成長していく。
最後の舞を披露するシーンは目の前に情景が浮かび、手に汗握る作品である。

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主人公の太一は、かなり神経質な側面を隠しつつ、クラスではお調子者キャラで周りから笑いをとることに余念がない。読書好きなことも周りには“キャラ”じゃなから秘密。その“キャラ”を維持するのにしんどい思いを抱えながらもおちゃらけた自分を死守している小学5年生。
クラスメイトで転校生の大路優希は端整なルックスのせいもあり“王子キャラ”で女子のハートを鷲掴み状態。でも、なんだか何を考えているのか分かりにくい感じも否めない。
そんな、どう掛け合わせてもまざらなそうな2人が、町内会で組をつくる“えんぶり”(八戸の郷土芸能)のえびす舞をきっかけに少しずつ距離が縮まっていく様がとにかく眩しい。各々の悩みを自分のことのように捉え、解決しようと思いやる心を感じて、こちらまで優しい気持ちになります。
フラットな考え方で太一を導いてくれるお父さんも良いけど、えびす舞を指導する親方の厳しいけどあたたかい姿が本当に素敵です。
「何べん失敗したっていんだ。何もやらねで死んじまうよっかずっとい」
の言葉の奥にある親方の想いに涙します。

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青森県八戸市の郷土芸能えんぶりに出演することになった、太一と優希。
小学生でなくても、自分のキャラを作ったり、他人が作ったイメージを壊すまいとする人もいると思います。
太一と優希が自分を見つめ直し、成長していく過程を見守りながら、物語は進みました。
友達同士のなかで、自分のキャラを演じるのに疲れてしまっていたり、本当の自分を見つめ直したいと思っている人に読んでほしいです。
お気に入りのシーンは、優希の母さん革命だと、優希の母親のクッキーを食べるシーンです。
私は信用している人であっても、素手で他人が作ったおにぎりが食べられないので、太一の気持ちがよくわかり、このクッキーを美味しそうに食べたシーンが印象に残りました。
心に残った台詞は、「何べん失敗したっていんだ。何もやらねで死んじまうよかずっとい」という親方の台詞です。
読み進めていくと、この親方の言葉にとても深い意味がありとても心に残りました。
えんぶりという郷土芸能を初めて知りました。
いつか実際に見に行ってみたくなりました。

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子どもたちは大人が思うよりずっと繊細で、家と学校という限られた世界のなか、
自分を上手に出せる子もいれば、周囲に溶け込むことに必死で息を潜めるようにただ自分を守る子もいて。
そんな少年たちが心の中に抱えるムカつくモヤモヤと向き合い成長していく姿に、遥か昔の自分を重ねてしまいました。
そしてほとんど耳にしたことが無いはずの方言なのに、なんだか懐かしささえ感じてしまう八戸弁の妙。
話の途中、どうしても気になって「えんぶり」の動画も拝見し、ふたりが踊ったのはこれか!
と、思わず親戚の子の勇姿を見るような気持ちで手に汗握ってしまいました。
えびす舞を通して偽りのキャラを打ち破り一歩踏み出した、ふたりのえびすの友情と勇気に乾杯!
個人的にはモジャ毛の古き良きガキ大将っぷりがツボでした!

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青森に住んでいるお調子者の小学生が主人公なのか、と読み進めていると、少しづつ違和感を感じ始める。おふざけキャラなのになんだか潔癖症な気配。明るいはずのセリフも、どこか無理をしている雰囲気が伝わってきて、なんだか辛い。小学生なのにキャラに振り回される主人公の姿は、この時代を生きる子どもたちの息苦しさを代弁しているかのよう。王子もまた、不思議な子。小学生なのに達観していて、独特なテンポを持っている。そんな二人が「八戸えんぶり」を通して、ありのままの自分を見せられるようになっていく姿に、よかったぁ、とホッとしてしまった。八戸えんぶりは春を呼ぶ伝統行事だそう。刊行日もぴったりの時期で、楽しみ。

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転校を機に、今のクラスでおちゃらけキャラを演じる太一と、転校後周りから着せられてきた「王子」キャラを捨てる決意をした優希。ふたりは、青森八戸の郷土芸能えんぶりの「えびす舞」を舞うことになる。
太一のおちゃらけには、本当の自分に誰も踏み込ませたくないための苦肉の策。自己創作のおもしろいことばへのこだわりは、読書家の一面ものぞかせる。どうやら潔癖症であるらしい言動が見えてくると、それをも隠すための鎧であるとわかる。
独特のペースを崩さない優希の、鋭い観察力が太一を分析する。えびす舞の練習を通して、どうしてもお互いにぶつからざるを得ない場面が頻発すると、太一のキャラも崩壊の憂き目に。
豊作を祈願し、春を呼ぶ伝統行事のえんぶりは、誰のために舞うのか?オレの作ったオレのままでいられないという気づきまでには、たくさんの自虐と真摯な葛藤があった。
師匠の「やりたくてもできない死んでいった人たち」を悼むことばが、太一と優希の胸に楔を打つ。
失敗ばかりの練習にしがみつくことで、キャラは薄皮を剥くように消えていった。ふたりの粘り腰、どやされても諦めない根性に快哉。
満面の笑み、歓声の響き、ふたりが春を呼んだとわかるラストは涙でした。

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年の初めに豊年を祈願する郷土芸能・えんぶり。八戸に春を呼ぶお祭りとも言われ、地域の人たちに親しまれています。主役となる大人の太夫は勇壮で迫力のある舞を披露しますが、子どもたちによる松の舞や大黒舞、えびす舞などは、かわいらしさとともに真剣な表情も感動を呼びます。
この『ふたりのえびす』では、えびす舞に打ち込む小学5年生のふたりの男の子が描かれます。自分でつくりあげたキャラと本当の自分とのギャップに悩む太一と、他者によってつくられたキャラと自分とのギャップに悩む優希。えびす舞の練習や、えんぶりに関わる大人、学年の違う子どもたちとの交流などを通して、お互いに共通点を見出したり、相手のことを理解していきます。
読んでいると子どもたちの繊細な感情にハラハラさせられてしまいますが、瞬間的に「ムカツク」と言ってしまったあとで、そのことばのなかにどんな気持ちがあったのかノートや頭のなかで整理して自分のことを見つめ直すことのできる太一の姿には、読んでいる読者の子どもはもちろん大人も学べるところがありそうです。
学校や家庭以外の社会とのつながりを持つことで成長していく子どもたち。自分の想いや考えを伝えることをためらってしまうときに読みたい、勇気を与えてくれる本。

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読み終えて、えびす舞を見てみたくなりました。大人から小学生に伝えられる郷土芸能を舞うことになった2人、太一と優希が本音をぶつけ合い、何でも言える友達になって舞を完成させる姿が眩しいです。地元にも神社の大きな祭りで獅子舞を奉納する地区があり、職場の小学校にも伝統芸能クラブがあって子どもの獅子舞を見たのを思い出しました。会話と地の文の割合や話のテンポがちょうど良く、とても読みやすいです。

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この物語は、紛れもなく小学生だった、かつての自分の物語。そして、今、大人になった自分の原点の物語・・・「素で生きられるほど、小学生ライフはあまくない」そんなセンスよく捉えてはいませんでしたが、多分わたしも全く同じで、 周りと馴染めない気分や、不幸せとまでは言わないけれど、なにか窮屈な息苦しさを感じていました。そんな小学生ライフを送ってきたのは、きっと、わたしひとりじゃないのではありませんか?わたしはどちらかというと、「三歳児が粘土で3分」の太一的 ”道化キャラ”、でも、”王子キャラ”の優希のなやみだって、やっぱりわかる。自分が自分を見てる。そして、なにか、そこには違和感がある。「キライだ、こんな自分。好きじゃない」・・・でも、どうすればよいのかわからないまま、窮屈で、ビクビクしていた日々。自分を嫌う自分ってだれ?キャラを演じる日々の、息苦しさ、窮屈さはなぜ?キャラをかぶらなきゃならない苦しさと、キャラのイメージから抜け出したいもどかしさ。その解決のヒントがこの『ふたりのえびす』にあります。太一と優希のデコボココンビは、背負ったものは違っても同じ心の色の仲間でした。その二人が運命的に出会い、「えびすまい」を親方に強く優しく導かれながら、互いにぶつかり溶け合い成長する中で、裸の自分で精一杯自分に向き合うことで得たものは、ホントの自分を生ききる覚悟という光。自分の好きな自分、思いっきり息を吸える場所。自分で選んだのならその「キャラ」は自分自身ですよね。きっと、仕事ってそうでしょう?「自信」って自分の選んだ自分を好きって言えることでしょう?素敵な東北のなまりと晴れ渡る青空をいただきました。ありがとうございます。

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10代のおとこのこが東日本大震災に想いを馳せたり、若者言葉的印象の「ムカつく」を詳細に捉えたりととても立派で感激しました。
少年同士の絆の物語。
半ばからは、このふたりがうまくいかないはずがない!という気持ちで応援しました。

若い人に伝えたい、人との関わり、人の気持ちを継承すること、自分の語彙を持つこと。ここにぎゅっと詰まっています。

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クラスの中のお調子者で、何か面白いヤツ。そんなキャラを演じているオレの前に現れたのは、イケメンで優しい転入生の王子。この二人がお互いを探り合いながら、祭りでの踊りを作っていく姿に、キャラ作りを求められがちな今の子どもたちの姿が重なりました。高森さんの『いっしょにアンベ!』を読んでから読むと、さまざまな気持ちが交錯します。

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軽快なノリで進んでいくので、サクサク読めます。訛りもいいアクセントになっていて、好感をもちました。
子供たちの様子がイキイキとえがかれていて、共感を持って楽しんで子供が読めると思います。成長の中で誰も抱く不安や悩みをあまり暗くならずに、読ませてくれるところがありがたい。今の子たちに読ませたい明るさがあると思いました。

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太一くんに親近感が湧きすぎて応援しながら一気に読んでしまいました。
お父さんのアドバイスにハッとさせられます。自分の感情を「ムカつく」で片付けず、しっかりと捉えることー。心のモヤモヤを訳もわらぬまま放置して溜めていくのではなく、自覚して向き合うことの大切さを思い知りました。
簡単に上手くいく方に逃げるのではなく、本当はどうすべきだったか、どうしたら作られた自分を打ち破れるのか、伝統芸能「えんぶり」のえびす舞に挑む中で、多くのことを感じて考えてある結論に達する太一くん。伝統芸能に奮闘する成長物語っていうだけじゃなく、内面の大きな飛躍を目の当たりにできる、清々しい作品でした。

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青森県八戸市の郷土芸能「えんぶり」に出演することになった小学校五年生の太一。
八戸に引っ越してくる前までは陰キャラだったが、転校を機におちゃらけキャラを演じるようになった。
教室の中で自分の居場所を作るためだったが、そのうち、それがだんだん苦しくなってきて……。

自分のキャラを演じる太一。
これほど極端でなくても、多くの子どもが、周りから浮かないように、自分の居場所がなくなってしまわないように、自分のキャラを作って防御しているのかもしれない。
そういう子どもが、この物語を読んで、少し気を緩め、鎧を脱げたらいいなと思った

主人公の心理描写が、青森の方言を交えながら、とても繊細にかかれていた。
お父さんの、むかつくでも、いろんな意味があるから書き出してみなさい、というアドバイスがよかったし、親方の「えんぶり」に対する真剣さも、期待を込めて叱り飛ばす様子もよかった。
上級生のもじゃ毛との対立も緊張感があってよかった。

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方言がいいです!2人の転校生が地元のイベントを通じて、他の小学生との触れ合っていくところ良かったです。お互い事情はあるけれど、乗り越えていく姿が素敵でした。踊りを一生懸命練習する姿もかっこよかったです

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#ふたりのえびす

古くは仮面、今ならキャラをかぶって、自分じゃない自分を演じて、本当の自分との差異に思い悩む、というのは、思春期あるあるだと思う。

親から期待される自分になれないと苦しむ子や、友達の求める自分は自分ではないと悩む子に手渡していきたい1冊。

今はいい時代だから、すぐに動画サイトでえびす舞を見ることもできた。あのメイクで、、あの竿のしなり具合が、、と読後に動画を見て脳内補完するのも楽しい。

課題図書に設定されたことがきっかけで、各地の伝統舞踊や祭りへの調べ学習につながったり、旅先リストに加わったりしそう。

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青森八戸の郷土芸能「えんぶり」のえびす舞を踊ることになった太一と優希の二人の話。
太一は前の学校のキャラを変えるべく、おちゃらけキャラで頑張っている。おもしろ言葉をノートに書き集めて、ギャグを飛ばす。そんなキャラでいることが太一を安心させる。
転校してきた大路優希は苗字とその容姿から「王子」と呼ばれ、女子にも人気。だが、本来の優希は王子キャラでなく、リズム音痴。そんな優希は土地の芸能のえびす舞に立候補する。
親方からえびす舞の指名を受けた太一と一緒に。
二人は親方から舞を習うも、ちっとも上手くならないし、気も合わない。そんな中、えびす舞の動作の釣りを経験したことがない二人を親方が海釣りに連れて行く。そこで事件が起こり〜
青森弁がちょっとわかりづらいが、二人の男の子の立場、想いがよく描かれていて、好感が持てた。みんな一生懸命、合わせて生きていこうとしている。それは大人も。
自分の人生の主役は自分で、キャラに押しつぶされてはいけない。青森八戸の郷土芸能「えんぶり」のえびす舞を踊ることになった太一と優希の二人の話。
太一は前の学校のキャラを変えるべく、おちゃらけキャラで頑張っている。おもしろ言葉をノートに書き集めて、ギャグを飛ばす。そんなキャラでいることが太一を安心させる。
転校してきた大路優希は苗字とその容姿から「王子」と呼ばれ、女子にも人気。だが、本来の優希は王子キャラでなく、リズム音痴。そんな優希は土地の芸能のえびす舞に立候補する。
親方からえびす舞の指名を受けた太一と一緒に。
二人は親方から舞を習うも、ちっとも上手くならないし、気も合わない。そんな中、えびす舞の動作の釣りを経験したことがない二人を親方が海釣りに連れて行く。そこで事件が起こり〜
青森弁がちょっとわかりづらいが、二人の男の子の立場、想いがよく描かれていて、好感が持てた。みんな一生懸命、合わせて生きていこうとしている。それは大人青森八戸の郷土芸能「えんぶり」のえびす舞を踊ることになった太一と優希の二人の話。
太一は前の学校のキャラを変えるべく、おちゃらけキャラで頑張っている。おもしろ言葉をノートに書き集めて、ギャグを飛ばす。そんなキャラでいることが太一を安心させる。
転校してきた大路優希は苗字とその容姿から「王子」と呼ばれ、女子にも人気。だが、本来の優希は王子キャラでなく、リズム音痴。そんな優希は土地の芸能のえびす舞に立候補する。
親方からえびす舞の指名を受けた太一と一緒に。
二人は親方から舞を習うも、ちっとも上手くならないし、気も合わない。そんな中、えびす舞の動作の釣りを経験したことがない二人を親方が海釣りに連れて行く。そこで事件が起こり〜
青森弁がちょっとわかりづらいが、二人の男の子の立場、想いがよく描かれていて、好感が持てた。みんな一生懸命、合わせて生きていこうとしている。それは大人も。
主役は自分であるということ。それがこのえびす舞を通して、よく描かれている。

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課題図書なので読みました。
青森の言葉(方言)が新鮮でした。また登場人物が悩む、友だちや先輩との距離の取り方や家族についてなどの問題は、児童たちの身近な問題なので、共感や気づきに通ずると思いました。また、地域活動で育つ、育てられている、ということにも気づくきっかけになるかと思いました。

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郷土芸能「えびす舞」をテーマにした作品。中心はキャラ作りをしている太一とキャラを捨てたいと思っている大路。
キャラ作りを全否定するのではなく、キャラを作ることで、そのキャラになっていくというのはあるの思います。でも、キャラ作りがしんどいのであれば、それはする必要がない。
学校で「キャラ」がしんどいも思っている子どもたちに読んでほしい本です。

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