荒野は群青に染まりて 暁闇編
桑原 水菜
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刊行日 2022/02/04 | 掲載終了日 2023/03/31
ハッシュタグ:#荒野は群青に染まりて #NetGalleyJP
内容紹介
3月24日に続編『荒野は群青に染まりて 相剋編』の発売が決定!
発売に合わせて昨年2月刊行の前作『暁闇編』を再掲載いたします。
敗戦の焦土から立ち上がれ。混沌の時代を生き抜いた男たちの、反骨と絆の物語。
太平洋戦争に敗れ、大陸からの引揚船で、中学生の阪上群青は母とはぐれ、直後に何かが海に落下する音を聞いた。その場に居合わせたのは、赤城壮一郎という男。
さらに謎の男が現れ、「赤城が君の母親を突き落とした」と告げられる。母の失踪に赤城が関係しているのか。疑惑がぬぐえないまま、行く当てのない群青は、赤城と共に焼野原を生きることに。
戦後の混乱期、上野の闇市で商売をするうちに、人々が衣食の次に必要なのは「清潔」だと気づき、二人は仲間たちと石鹸会社を立ち上げた。ともに困難に立ち向かう日々の中、群青にとって赤城がかけがえのない存在となっていく。だがそんな時、引揚船の男が再び現れ、衝撃の事実を群青に伝えた。
果たして二人の行きつく未来は……。
おすすめコメント
読み進めるうちに、希望や焦燥で胸が熱くなります。
まるで朝ドラを見ているかのような、躍動感にあふれる物語。
全力でおすすめします!
読み進めるうちに、希望や焦燥で胸が熱くなります。
まるで朝ドラを見ているかのような、躍動感にあふれる物語。
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販促プラン
【書店の皆さまへ】
日頃より、小社刊行物のご販売にお力添えを賜り厚く御礼申し上げます。
『暁闇編』はsbookにてご注文を承っております。
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よろしくお願いいたします。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784087900712 |
本体価格 | ¥1,700 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
暁闇編、ということは続きがあるんですね桑原先生!?もう、今直ぐにでも読みたいです…。
わけが分からないまま日本にやってきたなにも持たない少年・群青が赤城と巡り会い、彼と共に様々な人との出会いを通して成長してゆく――。母の失踪と赤城自身の謎が胸の内で燻るなかで、彼が逞しく生きる姿にこちら側も高揚していきます。頑張れ群青、負けるな群青。いつかリョウと再会すると良いね。きっと君は驚くだろうから…(読者は読んでいるとわかってしまいますものね)。
新たな大河ドラマに出会えたような気持ちです。群青の行く道の朝焼けが美しくありますように。
母親を殺したのかもしれない赤城と生活をともにする群青の心情の変化や、戦後の混乱を生きる人々の人間模様を、ハラハラしたり、応援したりしながら読みました。また、群青の母親の死の真相や、リョウの正体など、気になる謎もあり、最後まで物語にひきつけられました。「暁闇編」なので、続きも楽しみです。
戦後まもない日本の情景が目に浮かぶ。何もかもが不確かな世界で、必死に生きていく人々。日本人だけではなく、朝鮮人やアメリカ人も時代に翻弄されていたのだということが伝わってくる。ドラマを見ているようだった。大地の子を彷彿とさせるような、どっしりとした作品。父親の存在や、消息がわからなくなってしまったリョウのことなどまだまだ謎がたくさん。次回作が楽しみ。