身近にいて、動物園でも会える、子供たちの大好きな動物。その動物を見ての「どうして？」の答えが見つかると思います。
「どうしてペンギンは飛べないの？」のどうしてがイラストと写真付きで書かれ、さらに「どうして飛べなくなったの？」と掘り下げてくれます。
大人には苦手な動物も出てくるかもしれませんが、「どうして？」の疑問から答えが探せるとても楽しい本です。

動物は面白い。人間から虫まで、本当に千差万別だ。
　本書はタイトルは「どうしてペンギンは飛べないの？」となっているが、扱っているのは、色々な動物たちである。ペンギンが飛べないことは、紹介されているテーマのひとつである。本書を読めば、色々な動物に対して興味が出てくるのではないだろうか。ただ13ページのアブラムシに関するところは説明不足だと思う。本書中では、昆虫にも卵を産まないものがいるとして、例としてアブラムシを挙げている。アブラムシは普段は単為生殖で増えるものの、越冬などの時には卵を産む。つまり、卵も子も産むのである。しかしこの書き方だとアブラムシは子を産んで増えるものと誤解する子がいるのではないだろうか。

書名と表紙から、生き物好きな低学年の子供も手に取りそうですが、開いてみるとなかなかちゃんとした説明。字も小さめで、中学年以上向けでしょうか。実物を見ると感じ方は変わるかもしれませんが、低学年でも「本物の生き物好き」しかちゃんと全ては読まないかもしれません。でも、使われている写真は生き物のおもしろい瞬間をとらえていて、それを見て、大きい文字だけだけ読む、でも楽しいかもしれません。

とてもかわいい絵にわかりやすい解説。
初めて知る事実もあり、関心する。
読みやすくて人にも勧めたい一冊。
どうしてペンギンは飛べないのか？という観点では図鑑のように写真を用いて解説をしており、解説文は固い文章ではなく、子供たちにもわかりやすくしている。
その他にもラクダのコブの秘密やカメレオンの体の色の変え方などの子供が疑問に思っている部分を可愛く解説している。

児童向けの化学の本。見開きでバーンと目に入ってくるカラフルなレイアウトが楽しい。
系統立てて理解を深める系ではなく、気になるあんなことやこんなことや、知らなかったことに対する「そーなんだ！」がいっぱい詰まった本です。シリーズ3巻の中では、これが一番楽しかった！動物の本は、本当に、何冊読んでも新しい発見があって凄いなぁと思います。

僻地に生きていると、土が近い、森がある、手付かずの自然が近くにある。それは恵まれていることだと実感しているが、全ての人がその恵を享受できるわけではない。後は本を読むことで、実際に体験できなくても補えるところはある。面白かった。大人でも知らないことがこのよには無限にある。面白かったので息子14に聞こえるところで、これ知ってる？といくつか思いつくままに音読した。それ知ってる、とか、読んだことある、ということも多く、知らなかったことも読んでなるほどね、と思った。子供と一緒に読むのすごく楽しかったです。





#AnnaClaybourne
#Whycantpenguinsfly? and other questions about ANIMALS


#NetGalleyJP


<A Question of Science> Why can't penguins fly? and other questions about ANIMALS
First published in Great Britain in 2020 by Wayland
© Hodder and Stoughton, 2020
All rights reserved
Text: Anna Claybourne
Design and Illustrations: Matt Lilly

研究者のどうして？が日々発見に繋がってるから大人の方がびっくりすることの方が多いかもしれない。ラクダの砂漠でのサバイバル技術とGの生命力の強さ、カメレオンの色の変わりかたは身体の構造にあるとかブタの雑食の怖さとか。