自由研究には向かない殺人
ホリー・ジャクソン
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刊行日 2021/08/24 | 掲載終了日 2023/07/31
ハッシュタグ:#自由研究には向かない殺人 #NetGalleyJP
内容紹介
*楽天Kobo電子書籍Award 2023 小説(海外編)大賞
*第1位〈ハヤカワ・ミステリマガジン〉ミステリが読みたい! 海外篇
*第2位『このミステリーがすごい! 2022年版』海外編
*第2位〈週刊文春〉2021ミステリーベスト10 海外部門
*第2位『2022本格ミステリ・ベスト10』海外篇
高校生のピップは自由研究で、自分の住む町で起きた17歳の少女の失踪事件を調べている。交際相手の少年が彼女を殺して、自殺したとされていた。その少年と親しかったピップは、彼が犯人だとは信じられず、無実を証明するために、自由研究を口実に関係者にインタビューする。だが、身近な人物が容疑者に浮かんできて……。ひたむきな主人公の姿が胸を打つ、傑作謎解きミステリ!
出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784488135058 |
本体価格 | ¥1,400 (JPY) |
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閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
イギリス発のヤングアダルト向けミステリーで原題は"A GOOD GIRL’S GUIDE TO MURDER"
5年前に起こった少女の失踪事件を自由研究のテーマにした高校生のピップ。
今のティーン・エイジャーらしく、SNSを駆使して進められる捜査がスピーディーでサクサク読めます。
本国では続編2作も発表されていて、日本語で読める日が待ち遠しい!!
大人の方にもオススメの作品です。
面白かったです。女子高生ピップがコツコツと、時には大胆に謎に挑む姿がキラキラしていました。真摯に客観的にキラキラしながら真実に辿り着こうとするピップ大好きになりました。まるで一緒に謎に迫っているかのようなドキドキした臨場感もあって、とても面白かったです。それとラヴィは王子さまですね。かっこよかった。
おもしろかった!最初はインタビューとそのレポートの繰り返しで割と淡々と進んでいく印象を持ったけれど、後半は謎にぐいぐい引き込まれ、そしてなにより終盤の畳みかけがすごかった!
高校生である主人公は証拠品も見れないし科学捜査もできないから、関係者へのインタビューをひたすら繰り返して情報を集める。そこで推理して証拠を見つけていく……という流れがよかった。フェイスブックやショートメッセージを駆使しているのもとても現代っぽい。ラストも良くて、読んでよかったなあと思えた。
ホロヴィッツの『ヨルガオ殺人事件』が恐ろしいほどの名作だったので、年末のランキングでそれに迫る勢いだった本書に興味がわいてリクエストを送らせていただきました。
結果は期待に違わぬ面白さ!
SNSを駆使した情報収集や捜査の新鮮さや、主人公ピップと彼女を取り巻く登場人物たちの生き生きした会話が素晴らしかったです。
海外ではすでに二作目、三作目も出版されていてかなり好評のようなのでそちらも楽しみです。
ホロヴィッツの4年連続ミステリランキング全制覇を阻止したということで気になって読んでみました。最初は、自由研究の課題にするくらいだから、と軽い気持ちで進めていましたが、ヤングアダルト向けとは思えないくらいハードな展開になってきて居住まいを正しました。なるほど、これは向かない。それでもポップな語り口と主人公ピップの明るさが物語に落ちる影を払ってくれ、ミステリとして、また青春小説としても良質な小説だと思いました。次作が楽しみです。
主人公が学生で、事件が自分が住む町で起こった少女殺人事件、捜査方法も学生だから思いつく方法というのもいいですね。同時に主人公の若さ故の無鉄砲さにハラハラしました。
「自由研究には向かない殺人」というタイトルが好きです。
続編が楽しみです。
主人公ピップが調べた事件に関する事実をピップのレポートにより同じ目線で知っていき、同じ目線で推理できるミステリー好きにはたまらない仕掛けがいっぱいの一度読み始めると手を止めることができない傑作!!
二転三転する犯人像、前向きで魅力的な主人公、魅力的な登場人物たち、どれをとっても完璧な作品です。
ホロビッツ以外の海外ミステリーは正直久しぶりでしたが主人公と同世代の若い読者はもちろん大人も楽しめる丁寧な作品でした。
長い作品ですがまだか?まだか?と事件の真相をハラハラしつつ読みました。
続編もまた楽しみな作品がひとつ増えました。
ものすごくテンポ良く物語が進んでいきます。主人公の行動力や思い切りの良さに「危ないよ」とハラハラ…、
どうか無事に進んで、と心配しながらも次々に明らかになってくる事実や証拠にもっともっと、次の展開は?と気になりすぎて。いつの間にか一緒に前のめりになって読んでいました。
彼が殺人犯ではない、と証明するという自由研究を通して見えてくる街の姿や友人知人の別の顔。先生や大人が信じられない感じ。そして少しずつ真相に迫っていく…という展開に学生の頃夢中になって読んだ赤川次郎さんの「死者の学園祭」を思い出しました。時間を忘れて一気読みできる面白さです。
おもしろい!
海外ミステリはちょっと読みにくくて苦手意識があったのですが、
インタビュー形式のやりとり、SNSの画面やや手帳の写真などもありサクサク読めました。
主人公も魅力的。芯が強くて前向きで、強い。
引き込まれて一気読みでした。
『自由研究には向かない殺人』
イギリス小さな町で暮らす高校生が自由研究の題材に選んだのは、この町で5年前に起きた少女失踪殺人事件。
容疑者とされる少年はメッセージを残し死亡し、その家族は偏見に苦しんでいた。
主人公がこの少年が本当に犯人だったのか疑い自由研究を名目に調査を始める。
そして、容疑者とされる少年の弟も協力することになり…次々に容疑者候補が更新され…
主人公の高校生の少女がどうやって調査を進めていくのか…警察ではないので情報源は限られる。
そんな中、自分の周りの知り合いやネットなどを駆使しての調査、差別や偏見を押し退けながら真実を求める…
調査を進める程に、大切な人たちも巻き込まれて自身も辛い思いをする。
そして、警察とは違うやり方で自身の思いを素直に伝えて容疑者の更生を願う。
分かりやすい文章でイギリスという英語圏でのジョーク・文化も楽しめた。
異国の地から著者にありがとうと言いたい。
また第二作もぜひ読みたい。