ビザール学園
前川 裕
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刊行日 2021/12/06 | 掲載終了日 2021/12/05
ハッシュタグ:#ビザール学園 #NetGalleyJP
内容紹介
【bizarre 怪奇な、奇妙な】
グロテスクに歪んだ進学校、ある事件から学園は溶け始める……
名監督・黒沢清で映画化された衝撃的デビュー作『クリーピー』以来、一貫して猟奇事件/サイコな人間をえぐるショッキングなミステリー作品を発表し続ける著者が放つ、虚飾と嘘に塗れた進学校を舞台にした、薄気味悪さ最高の学園猟奇ミステリー。
◆あらすじ)
伸び盛りの進学校・綾西学園にヘッドハントされた元予備校教師の三隅忠志。しかし、心機一転のワクワクする気持ちは、背後から近づく気味の悪い校務員の気配に一気に打ち砕かれる。体育系教師が幅を利かせ前時代的校則に縛られる学園に飛び交う暗い噂。そして、孤立した女子高生・中浜琴音が学校の片隅にある「呪われた場所」で死亡する。
複雑怪奇で“ビザール”なその真相とは?
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おすすめコメント
奇怪な学園ドラマを読み進んでいくうちに、いつの間にかモラルや正義や良心が解体され、私の心の中に本物の地獄が形成されていた。
――黒沢 清(映画監督・「クリーピー 偽りの隣人」、2020年度キネ旬ランキング1位・ベネチア映画祭監督賞「スパイの妻」)
学園にはびこる陰鬱とした空気感と生徒たちの間で囁かれる不気味な噂を巡って、どんどんスト-リーに引き込まれていきます。
――人気YouTuber キリン考察系〈チャンネル登録数185万人〉
実を言うとこんな学園で教えるのは、私も嫌だ。『クリーピー』よりも、もっと“ビザール”で恐ろしい世界を描いてみた。そんな恐怖に満ちた学園の雰囲気をお召し上がれ。
――前川裕(著者)
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出版情報
ISBN | 9784065260302 |
本体価格 | ¥1,700 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
人気予備校講師の三隅が転職したのは一癖ありそうな教師と生徒たちが蠢く、虚飾と嘘に塗れた進学校。
「呪われた場所」で発生した女子高生の死亡事件は事故?それとも殺人?
三隅がたどり着く真相には驚愕間違いなしです!!
安心して学業に専念し、信頼できる教師、学友たちと共に楽しい学園生活を送りましょう。なんて微塵も感じさせない、暗く歪んだ怪奇な学園。ビザール学園。
その実態は、体育教師の横暴な体罰と絶対的権力に支配されている。
こんな学校絶対通いたくない!
進学校で起こる何とも歪で怪奇な事件はいつから始まったのか。過去に起った「タケオの呪い」とは。
じわじわと薄気味悪く、得体の知れない恐怖が纏わりつく。
タイトルがこうなのだから異常な事態になるに違いない、という予想をだいぶ超えてきました。『悪の教典』のようなスカッとした凄惨さではなく、陰湿で不快感たっぷりで、真相らしきものが明かされても何もわかった気にならず、ただただ人が死んだだけ……とモヤモヤばかり残りました。嫌いじゃない。
読み終わり、レビューを書こうとしたがなんとも言えない後味の悪さで気持ちを消化しきれず、なかなか書けないでいた。
次々起こる殺人。歪んだ進学校の生徒と教師。話が進むごとに薄気味悪さを感じる。それでもその先にある真相に近づきたくて読んでしまった。痛快な謎解きもいいが、こんなレビューが書けないほど因われる後味の悪いミステリーも、物語に入り込めるからこそ悪くないのかもしれない。こんな学園嫌だと思いながらも、歪んだ世界に足を踏み入れた人に、後味の悪いこの物語を楽しんでもらいたい。
クリーピーの衝撃がいまだに強い、必ず追いかけて新作を読んでいるファンです。今回も怖いと聞いていたので、心して取り掛かりましたが、クリーピーのゾワゾワ感はそれほどなく、集中してミステリ自体を堪能できた気がします。ある意味閉ざされた学園内での殺戮劇なので、孤島の殺人的な感覚でミステリ好きにはたまらない一冊になるかと思います。
予備校講師から進学校教師へと転身した主人公を待ち受けていたのは暗雲垂れ込める学校と、一癖も二癖もありそうな教師達の面々。その中で起こる事件の数々。そして学校の怪談的な昔の事件。『クリーピー』を読んでいる人なら読む前からワクワクしてしまう。東大や医学部に合格者を多数輩出している進学後とはいえ我が子には通って欲しくない程のある意味『スゴイ学校』。実際の事件ならワイドショーに釘付けになりそう。読むのを楽しみにしていただけに真相が途中でわかってしまったのが残念。それともう少し『狂気』が欲しかった。
読み終えたときに、やっと解放された…!と心底ホッとするほど、不気味な学園で起こる事件にのめり込んでしまっていた。「タケオの呪い」などホラーを感じさせる部分もあり、怖い、でも読みたいとドキドキしながら読み進め、後半あたりからラストまでとてもテンポが良く一気読みだった。