教養悪口本
堀元見
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刊行日 2021/12/22 | 掲載終了日 2021/12/17
ハッシュタグ:#教養悪口本 #NetGalleyJP
内容紹介
インターネットに氾濫する悪口がつまらないのは、そこに知性もユーモアも宿っていないからだ。
「こいつ無能。死ね」というツイートを見て、楽しい気分になる人はいない。
「こいつ無能」と言いたくなった時は、代わりに「植物だったらゲノム分析されてる」(本書14ページ)と言おう。
周囲も「えっ、何? どういうこと?」と興味を惹かれるだろうし、生命科学の発展に思いを馳せる良い機会になる。
不快さを、楽しさや知的好奇心に変えられるのが、「正しい悪口」の効能なのだ。
僕はこれを「インテリ悪口」と称して、インターネットに書き溜めてきた。
皆さんが何かをバカにしたくなった時、本書を活用してほしい。
僕が可能な限りの知性とユーモアを詰め込んだ「インテリ悪口」を使ってほしい。
嫌なことがあった時、インテリ悪口を使うことで、溜飲も下がるし、笑い飛ばすこともできる。ちょっとだけ勉強にもなると思う。
おすすめコメント
11/1著者がTwitterで紹介後、問い合わせ殺到中!
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出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784334952822 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
高度な悪口を使いこなすためのガイド本。シーン別、嫌な人のタイプ別にお勧めの決まり文句を掲げ、その背景知識や会話例を示す。思わぬ豆知識が広がり、実際に口に出す前にストレスを忘れてしまいそうな新しい切り口。
”教養”というパウダーをまぶすと、悪口ですら魅力的に!!
知性とユーモアが詰め込まれた”インテリ悪口”を紹介した本。
著者の「結びつける力」もしくは「連想力」がすごい。
迷惑系Youtuberと古代ギリシア人を結び付けたり(「ヘロストラトスの名声じゃん」)、インフルエンサーを目指して大学を辞めちゃう若者とゲーテのファウストの登場人物を結び付けたり(「オイフォーリオンが飛んだ!」)。
読んだのは悪口なのに、心なしか賢くなった気分になれる不思議な本でした。
めちゃくちゃ面白かった
鬼滅ネタなどの時事ネタを挟みつつ、ノリよく、適度に失礼な話し口がとても楽しい。知的に人をバカにしたいと思っている人にとって最も気持ちよく読み進められる文体だと思う。
理系ネタ、古代ギリシア・ローマ、古典文学と元ネタは幅広く、知らないものも多かったがとてもわかりやすく説明されていて、どうでもいい教養がもりもり増えた。まさにプロールの餌。悪口はスタックで管理するくらいでちょうど良い。
タイトルと内容紹介に魅かれて読み始めました。悪口も、知的に、ユーモアを交えて使うと、こんなに面白くなるのですね。雑学書として面白く、さらさらと読めてしまいました。実際に、この本に掲載されているフレーズを使えるかと言うと、教養のない自分にはなかなかハードルが高いですが(著者もそれは求めていないような気がします)、心の中でつぶやいてうっ憤を晴らすために良さそうだなと思いました。
参考文献も項目ごとに掲載されているので、信頼がおけます。
タイトルからして惹かれましたが、コンセプトが良いだけでなく、セレクションが素晴らしいです。有名そうな話なのに知らずにびっくりというものばかりで、教養書という感じなのにそれが悪口として使えるとは、最高です!あまりに面白いものの、それを悪口として使おうと思うと悩ましいというジレンマ!仲の良い人だけに薦めることをお勧めします(笑)
まず何よりも表紙のインパクトが強く、「これはどういう悪口なんだ? そもそも悪口なのか?」とつい気になってしまいます。しかし、「はじめに」として紹介されている、「ただし人間関係の摩擦は無視できるものとする」を読んで、納得するとともに、これをきっかけにインテリ悪口を収集し、プロになってしまった著者の感性に感嘆しました。
私がいちばん好きなのは「訓練された無能力だ!」です。古典を読んで魅力的な言い回しの悪口を探すという著者、会話における実用的な応用例、その古典における数々のキレッキレの悪口、全てが完璧な章でとても好きです。教養とは何なのか、何のためにあるのか、考えさせられます。しかしそれは人それぞれであり、ここまで教養を理解して活用している人は少ないでしょう。
ぜひ続編も読みたいです。
ネットでもリアルでも直接的な悪口はあまり気分が良くない。
しかし、「知的な悪口」ならどうだろう?
それを教えてくれる本。
なぜ、それが悪口になるのかの詳しい説明に、色んな雑学を知ることができる。
高度な悪口のため、その事に対する深い知識がないと、褒められているのか、ディスられているのかすら、わからないだろうと苦笑しながら読んだ。
自分なら、何を言われたのかすら聞き取れなくて「はぁ?」と聞き返したものの、何でもないと言われそうだなと(笑)。
あと、自分で使おうと思っても咄嗟に出てこないと思う(笑)。
具体的な使い方としては相手を煙に巻きたい時に良いかもしれない。
雑学系の本が好きな人にオススメ!
なんともいえない、諧謔と衒学の精神にあふれた書籍。
タイトルから、実際に使用された教養に溢れる悪口を
採集した本かな、と思い、拝読しましたが、
本書は、ある事例に対して、気の利いた皮肉を考え、探して、
それを解説する、といったものでした。
いままで知らなかった知識が増えるという点で面白く、
いわゆる、アンガーマネジメントの一手法としても興味深い。
わたしは誰かの悪口を言うこと、言われているところを見聞きすることが怖くて苦手です。
序文を読んでいて、ユーモアがあれば悪口だって悪くない!という意味をなかなか飲み込めずにいました。そこでさらに笑い物にしたようでもっと空気が悪くなるんじゃないのかな…と思いました。
本編の中に連なる悪口のほとんどが、わたしにはよく意味もわからない知的な言葉でした。だから面白かったし、これならほんとうに言っても大丈夫な気がしました。
使用例なんてなおのこと面白いです。この本で学んで、人をなるべく傷つけないようにゆるく毒を吐きましょう!
読んでいて、教養悪口を調べてる作者の楽しそうな感情が伝わってきて楽しかったです。何気に雑学本としても使えるのがいい。
「これ言っても伝わらんだろうな、悪くはとられるかもしれんけど」「なんかわからないけど喜ばれそう、実際は悪口だけど」という微妙なバランスをとったインテリ悪口が多くてよかったです。例えでの教養悪口が結構多かったのですが、言えば相手を不快にすることなくすっきりできそうです。
知性とユーモアがないから悪口は悪いものとされるのだ。というわけでユーモアと知性溢れる独特な悪口が紹介された一冊です!!
使用例が具体的に乗ってるところがさらに面白い!絶対相手には伝わらないところが一番の強みではないでしょうか。
一生使う予定のない知識がまた増えてしまいました笑
教養悪口のもとになった人物や出来事の説明がわかりやすくておもしろく、出典元の本を読みたくなった。特にゲーテの『ファウスト』。著者には海外文学の解説本や西洋史のわかりやすい本を書いてほしいと思った。ライトな文体で語りかけるような雰囲気なのでツイッターかブログを読んでいるようでおもしろかった。
教養悪口!
悪口にも教養の片鱗が見える。たしかに悪口ばっか言ってる人は頭が悪そう。
しかしこの悪口は一見悪口なのかもわからない。
教養の無い人には???となるだけ。
でも面白い。
解説を読んでもなかなか分かりづらい教養もありましたら、総じて面白かった。
教養が足らなくて、「鹿鳴館精神」くらいしか解説なしではインテリ悪口だと理解できませんでした…
にこやかにサラッとこれが言えたらストレス溜まらなそうだけど、「もし相手に通じてたらどうしよう…」って言った後に相手が理解したかドキドキしちゃいそうな小心者です(汗
読ませていただきありがとうございました。身内に不幸があり、レビューが遅くなりました。申し訳ありませんでした。
世の中には、面白い悪口、も存在する。
この方の著書を手に取るのは初めてだが、知られているところではとても有名でファンが多いとのこと。表紙が既に色々物語っているので何となく察することができるだろうか。否、表紙だけを見たら、意味が分かりにくい悪口でけむにまくとか、意味がわからないだろう、と陰でほくそ笑む?とかそういう連想をした。読んでみると、そんな軽薄なものではなく、実に深く研究してある。確かに面白い!
きちんとウラをとる(こういうものが裏とりと呼ばれるのかどうかは疑問だが)、というか、出どころ、出典が明記されている。
ネットをよく使う人、でも下品な悪口に嫌悪感を覚える人、また知識欲旺盛な人におすすめ。こんな悪口(サイレント悪口、インテリ悪口と称されている言われても、大抵意味がわからなくて、悪口言われてることに気づかない。それを見てあははと笑うという趣旨。
面白いです!
#NetGalleyJP
ごめんなさい・・・、
かなり教養がある人でないと楽しめないように思われます。
そもそも「悪口」というところも、うまくすれば面白いのでしょうが、微妙な感じです。
なんとも推測しにくいところですが・・・教養がある人が読めば、それなりに楽しめる本ではないでしょうか。
思ったより過激ではなく悪口というより要は「考え方の知恵」の本。
実際職場で理不尽な言動や不本意な仕打ちを受けた時、たいていは一人で抱え込み、拗らせてしまいがち。背負わなくていいストレスや悩みを抱えることのないように気が向いたページから、好きなように読んでいい本。人にもよると思うがある意味心のリフレッシュに役立つ。
心の中でそっと呟く程度にすることをおすすめします。
私も日々仕事をしている中で、腹の立つことがしばしばあるが、そういう時に、罵詈雑言を吐くよりも、ユーモアを交えて揶揄する方が共感を得やすいなぁという場面が結構多かったように思う。
もっとも本書のようにうまくはないが、やはり笑い話にしてみたり、わかる人にはわかるイヤミとか罵りとかにしたりした方が自分の精神衛生上もいいのかなと思う。
カッとなるより本書みたいに落ち着いて強烈パンチをお見舞いする。
そういうセンスを教えてもらえた。
知識のちょっと変わった使い方、面白い!
タイトルから気にっていました。確かにただ悪口を言われるだけなら、ムカつくだろうけれど、ユーモアに富んでいるなら、受け取る側も印象は違ってくるだろう。面白い内容でしたが、難しかったです。読みこなすまではいけず、教養のない私には無理でした(笑)。