神霊術少女チェルニ(1) 神去り子爵家と微睡の雛
須尾見 蓮
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刊行日 2021/12/24 | 掲載終了日 2024/09/12
ハッシュタグ:#神霊術少女チェルニ #NetGalleyJP
内容紹介
日本最大級の小説投稿サイト「小説家になろう」ハイファンタジージャンルにて、総合評価14,000pt超え、累計ページビュー134万超え、ユニークユーザー43万超え!(2021年10月現在)
好評連載中の小説『神霊術少女チェルニ〈連載版〉』が、12月24日(金)(予定)待望の書籍化です。
著者の須尾見 蓮は、「菫乃薗ゑ(すみれの そのえ)」名義で長編ファンタジー小説『フェオファーン聖譚曲(オラトリオ)』シリーズを刊行!
「フェオファーン」ファンも必読です!
あらすじ
〈森羅万象、⼋百万、遍く神霊の御坐す〉
ほとんどの国⺠が〈神霊術〉を使うルーラ王国。やさしい家族に囲まれて平穏に暮らしていた、優れた神霊術の使い⼿であるチェルニは、運命の⽇、〈神威の覡〉ネイラと出会い、そして神去り⼦爵家の継嗣問題に巻き込まれていく。ネイラとの邂逅の意味、そして〈微睡の雛〉とは——。
おすすめコメント
元気が出てお腹も減る、「大人向けの童話」。
気鋭のデジタルアーティストwataboku氏による美麗な装画にもご注目下さい。
元気が出てお腹も減る、「大人向けの童話」。
気鋭のデジタルアーティストwataboku氏による美麗な装画にもご注目下さい。
販促プラン
『神霊術少女チェルニ(1) 神去り子爵家と微睡の雛』レビュー投稿者全員プレゼント!
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★レビュー投稿締切:2022年2月28日23:59
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出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784434296574 |
本体価格 | ¥1,800 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
以前から「フェオファーン」ファンでしたので、こちらの作品も読んで見ようかな?程度に読みはじめました。
予想以上に面白く読むのが止められず、何時間もかけて一気に読んでしまいました。
主人公であるチェル二ちゃんはもちろん登場人物達が素敵なこともありますが、ファンタジーである一方祝詞に似たような言葉が登場したり何か通じるものを感じるところも入り込みやすかったのかもしれません。
とにかく楽しい読書時間でした。続きが本当に楽しみです!
中世ヨーロッパの雰囲気が漂うファンタジー小説。主人公の俯瞰で軸となる物語が展開していく様子は新鮮で面白いな、と思いました。
キャラも多く、それぞれのキャラが立っていたので読んでいて楽しかったです。ただ、キャラが多すぎてなかなかキャラ名とそのキャラの性格が整理できない、とも思いました。
騎士や魔術といった西洋的な世界観で、唯一八百万の神霊の力を借りた神霊術を使うルーラ王国の王都にほど近い街で一番人気の食堂兼宿屋の看板娘である14歳の少女チェルニ。彼女が街の守備隊に乞われて子供の誘拐事件を心霊術で手伝ったことからはじまるファンタジックな物語。
随所に挿入されるたくさんの食事メニューとそれらを表現する豊富な語彙でとてもお腹が空くのは間違いない。
西洋風な世界観でありながら、八百万の神霊に関わることだけが和風で、しかしその作風に違和感がないのがすごい。神職の祝詞がやたらと格好良い。多くの難しい言い回しの謙譲語が多用されるが、神霊に関する祝詞だけルビではなくカギ括弧で別に読み仮名を用意してあるのは、正直ちょっと読みにくいけど。普通に総ルビを振るのではなにか問題があったんだろうか。web版既読なので、その辺りがweb版準拠なのはわかっているけど、書籍化するなら総ルビの方が読みやすかったと思います。
また、web版で外伝や往復書簡他既読な関係で、副読的にあれらを読んでたほうがいいのでは?という疑問が拭えず。章の合間に重要度高めそうな外伝や往復書簡を挿入しておいた方が良かったのでは。いや、純粋な章立てもされていないので難しい気もするし、そもそもこれだけでもページ数が多い方なので、足すのは無理があるのかもしれないけど、知っている分「どうせ書籍化するなら読みやすさ、わかりやすさを考慮しても良かったのでは」という我儘を抱いてしまいますね。
目が悪く、紙の本はなかなか読めなくなってきたので、電子書籍版が配信されたら、あとがきにwebにある外伝他への誘導があると期待して買いたいと思います。書籍版には書き下ろしSSも載るそうなので、電子書籍版も無事に発売されるといいなぁ。
めちゃくちゃ面白い!!読み終えて1番に出た感想です。読むのが楽しい!ワクワクが止まらない!こんな気持ちになったのは久しぶりです。
細かい設定もすっと頭に入ってくるような読みやすさで、あっという間に読み終えてしまいました。もったいない!もっと時間をかけて楽しみたかった!と、悔やみたくなるほど本当に面白かったです。
登場人物も魅力的な方ばかりで、特に主人公のチェルニちゃんは可愛いくてかしこくて可愛いくて…すぐにファンになってしまいました!チェルニちゃんの語りがお上手なので、読んでいるこちらも一緒にハラハラやドキドキを楽しむことができました。
一旦事件は解決したものの、もんのすごく良い所で終わるので、続きが気になって仕方ありません!次はチェルニちゃんの入学から始まるのか?お姉ちゃんの結婚から始まるのか?と、今は妄想を楽しむしかありません。
心の底から続きを楽しみにしていますね!
こんなに楽しめる作品と出会えた事に感謝です。読書の1人としてこれからもチェルニちゃんの成長を見守っていきたいです。
ありがとうございました!
フェオファーンの大ファンだったので今回読むのを楽しみにしていました。
もう、読み終わるの勿体ない程の楽しさでした。
チェルニちゃんのキャラかわいいです。チェルニちゃんファン増えそうだな。登場人物が多かったのでメモ取りながら読んだので楽しめましたが、メモとらないと私は覚えられなかったです。ただ、登場人物が多くてもそれぞれの個性が薄くなくハッキリしているのでその点も良かったです。
物語も難しすぎないので入り込むのも早かったです。フェオファーンの時は少し難しかったので、、、。
「元気が出てお腹も減る」に偽りなしですね。
フェオファーンシリーズの読者です。
物語はやさしくて可愛くてあったかで料理はおいしそう。お仲間の側はアントーシャさま同様にチート級の能力者ばかりなので負けるはずがないのにワクワクが止まりません。そしてやっぱりおっさんを泣かせてくれます。チェルニちゃんもアントンも劇中でも読者にもオヤジキラーです。これはたしかにフェオファーンの作者さんの紡ぐ物語です。なお紙の本じゃないと気持ちが乗らないおっさんですが連載版を全て読み終わってしまいました。こっちの続きも気になりますがフェオファーンのリニューアルと4巻目も早く読みたい!
小説家になろう出身の作品ということで、ワクワクしながら読んだ。神霊術という、魔術とは違う能力が使える世界。チェルニという14歳の主人公は、その類稀な能力を活かして自分の周りで起こる事件を乗り越えていく。チェルニが神霊に力を貸してもらう時の「対価は私の魔力を必要なだけ。足りなかったら、わたしの髪を好きなだけ。」というフレーズがとても印象的。緊迫した場面を、神霊の目を通してみている時も、分からないことがあると元気よく「はい!はい!」と質問する姿もとても可愛い。
また登場する神霊も魅力的。小さい火の鳥のような姿のアマツ様や、ふすっとふくらむ大きいスズメの姿をしたスイシャク様。ニ柱のぬいぐるみがほしい。。
ネイラ様との関係もまだまだ入り口といったところで、続きが気になる作品だ。
すぐに入り込んで一気に読みたくなる物語でした。主人公14歳の少女の心の声も軽快でスーッと入ってきます。登場人物のビジュアルも想像しやすく、内容もクリーンなのでまるで映像の中にいるように読み進めました。また一つ児童に紹介して本好きを増やせる本に出会えました。
フェオファーン聖談曲の作者とのことで、手に取りました。
中世ヨーロッパ風な趣なのに、ほとんどの国民が日本の神道風な〈心霊術〉を使い、八百万の神に祝詞を唱えるルーラ王国が舞台のちょっと変わった小説です。
自己紹介をするときに14歳ですと必ず付け加えるちょっと天然がはいったような主人公チェルニが可笑しい。
「大人向けの童話」という事らしいが、18禁的要素はチェルニちゃんへの教育的配慮で描写がカットされているのがいかにも童話らしい。やたら食事のシーンが多いのもファンタジーものとしてはユニーク。
ハラハラドキドキのストーリー展開なので最後まで面白く楽しめました。
ふと思ったことふたつ
最初の冒険で子どもたち誘拐事件を解決したチェルニちゃんだが、その後はヴェル様に守られて、スイシャク様から送られるイメージを皆に伝えるだけなのである。チェルニが語る神去り子爵家の物語である。
ほとんどの国⺠が〈神霊術〉を使うルーラ王国。この国の人々は〈祝詞〉をあげる。ひらがなの総ルビがある。チェルニを守るために派遣されたヴェル様は寛仁大度 融通無碍 霊肉一致 如是我聞とやたら四文字熟語を口走る。こうしてみると、ルーラ王国では日本語が使われているようである。フェオファーン聖談曲などは、日本語と違う言葉を使ってますよという感じで描かれていたし、中世ヨーロッパをイメージさせる物語はあくまでもラテン系ゲルマン系の言葉を使ってますよというのがお約束であるが、この点でも本作はユニーク。
大人向けの童話である。
別名義で書かれているフェオファーンも大好きなのですが、こちらも世界観の作り込みがすごいなと引き込まれて一気に読み終えました。しかも、終わり方がまた絶妙で続きが気になって仕方ありません。
魔法とはまたちょっと違う神霊術の世界、とても魅力的です。絶対無敵っぽい主人公チェルニがこれからどう成長していくのか、今回はあまり絡むことがなかったネイラ様との関係も、楽しみです。
すごい!
引き込まれました。
文芸小説と書いてあって、読み始めたら、あれ?童話みたいだな、と思って、おすすめコメントを見たら『大人向けの童話』、なるほどーとなりました。登場人物が魅力たっぷりで、ストーリーは難しくなく読みごたえがあって、チェルニの「わたしは○○なんだ」が多いのはちょっとなぁと思いましたけど、読み終わった時に、やっぱりきれいな心って大切だなぁと、生きていると汚い心になりそうになること多々ありますけど、気を付けようとちょっと思ったりしました。
続きがとっても気になります。
子どもが読んでも楽しめるなぁと思います。
野ばら亭の美人看板娘、チェルニちゃんのお話。
中世ヨーロッパのような世界観、そして神霊の力を借り神霊術という力を使うファンタジー要素が素敵でした。
神霊術の対価が、魔力と髪の毛というのがかわいい!
チェルニちゃんのやさしい語り口で物語がすすめられていて、児童書から一般書への導入にいいんじゃないかなと思いました。
フェオファーンの大ファンです。
この作品も夢中になって読ませていただきました!チェルニちゃんのかわいらしさと能力、家族のきずなにたまらく引きつけられました!
大きい雀ちゃんの描写がすごく好きです!次回作も楽しみです!
『フェオファーン聖譚曲(オラトリオ)』シリーズの世界観や物語性が好きだったので、同じ作者の本作を読んでみました。本作では魔法ではなく神霊術とすることで、神霊とのかかわりの重要性が前面に出ていてとても面白い。ただ、本巻はシリーズ物の1作目ということになるので、世界観の構築と登場人物の紹介が中心になっているようだ。メインの「神去り子爵家の継嗣問題」にしてもチェルニはどちらかというと傍観者、いや観察者といった方が良いかもしれない立場で、実動は他の人々になっている。だからといって、面白くないわけではない。いや無茶苦茶面白いのだ。神霊術という背景をとてもうまく使って物語を盛り上げている。登場人物は「良い人」「悪い人」がはっきりしていて人間像に深みがないということを思うかもしれないが、『フェオファーン聖譚曲(オラトリオ)』シリーズと同様、そんなことは気にならない。冒険活劇は内省的な人物像より、面白さ優先で全く問題ない。むしろ単純な人間関係の方が面白さが引き立つとさえ言えよう。本作の物語は、チェルニに関することを除いて一通りきちんと決着するが、チェルニがメインに座る展開がこの後にあるはずであり、そちらこそが本筋のはずである。500ページもの大作が単なる序章でしかないというのは驚きを隠せないが、それ以上に早く次が読みたくてたまらない。
自分の中の力を使う魔法と、神々と契約して特化した色々な術を代償と共に使いこなす「神霊術」が存在する世界で、神霊術師チェルニが非凡な才能を開花させて大活躍するファンタジー。チェルニを取り巻く人々の胸いっぱいの愛と、魅力的な世界観設定にほっこりさせられる1冊。14歳の少女チェルニの、その天真爛漫さとまっすぐな性格がたくさんの人々に愛され、物語を推し進めるエンジンになっていることがすごく良い。しまいには神様にも愛されてしまう。スズメかわいい。また、そんな彼女が活躍するルーラ王国では、魔法と神霊術という2つの技術体系が歪むことなく共存している。ハードなだけではない、心地よい優しさに包まれた本でした。