関口宏・保阪正康の もう一度! 近現代史 戦争の時代へ
関口宏・保阪正康
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刊行日 2021/11/16 | 掲載終了日 2021/11/14
ハッシュタグ:#関口宏保阪正康のもう一度近現代史戦争の時代へ #NetGalleyJP
内容紹介
近現代史研究の第一人者・保阪正康氏と、関口宏氏が読み解く!
BS-TBSの人気番組を書籍化した
大人気シリーズ待望の第2弾!
青島占領を皮切りに大陸侵攻へ謀略を巡らす軍部。国内では大正文化が花開くが、恐慌により農村は困窮、そして二・二六事件へと至る―
新興国・日本が経済力と軍事力に自信を深め、欧米列強に伍する新たな一等国として成り上がろうとした、野望の時代。
目的のためには手段を選ばずあらゆる謀略を駆使し、目を覆うような残虐行為が横行する一方、華やかな大正文化が勃興した大正~昭和11年初頭までを描く、大人気シリーズ待望の第二弾。
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出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784065263358 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
本書は、土曜日の昼間に放映されているBS-TBSの番組「関口宏のもう一度!近現代史」を書籍化。既刊の明治編に続き大正から昭和11年までを描く。サブタイトルある「戦争の時代へ」向かう日本を描く。
内容は極めてオーソドックスで、左右の偏りは少ないと思う。解説者の立場である保阪正康はどちらかと言うと左派と見なされているようで、右傾の作家からはいろいろと批判されているようだが、極端には左に偏しているようには見えない。教科書的でおとなしめの記述である。
近代史を日本が戦争へ向かう道程に絞って書かれているので「戦争の時代へ」進む道のりが良く理解できる。学校の日本史ではなかなかこの時代を詳しく勉強することがないので、なぜ日本があの無謀な戦争に向かっていったかをちゃんと勉強してみることも大事であろう。この時代のことに興味がある人にとっても、おさらいとしてざっと見直しておくのにちょうど良い手引となると思う。
大正時代から戦争に突入する昭和までの激動の時代をアウトラインでとらえながら、両著者の周りで感じたトリビアも入り、興味深く読めた。番組自体は見たことがないのだが、保坂さんの豊富な知識が様々な角度で戦争に突き進む日本の様子を映し出してくれた。読み進む中で感じたのは、加藤陽子先生の本のタイトルになったように「国民は戦争を選んだ」のだということ。文化人たちが人間愛を謳った大正の時代が、権利の拡大とともに自由を規制する法律もまた作られていき、あっという間に偏狭な軍部独裁へとつながる様子は、今の日本の状況の危うさをも思い起こされる。近現代史を学び、なぜ日本が300万もの死者を出し、近隣諸国を侵略してしまったのか、それを知るきっかけにもなる本だと思う。
章立てが細かいので、少しずつ読み進めて行ける本だった。テレビシリーズだったことを知らずに読んだ。シリーズの二冊目だそう。
誰でも知っている関口さんの見識の広さに改めて驚くと同時に、歴史学者との対話を読むと、いかに歴史が、解釈の学問であるかと言うことも、改めて深く感じられる。中学の先生が「歴史は暗記科目だから覚えられれば楽勝」と言ってたと呆れたように話してくれた。大概はこうであろう。だからつまらないのだ。
歴史の教科書を見れば、自分が子供だった頃とは違うことが書かれていることがたくさんある。子供も大人もそれを認識すべき。さらに歴史解釈ほど現実に影響を及ぼす危険因子は他にないだろうとも思える。
この詳細でわかりやすい近現代史解説も「これが実際にあったこと、これが事実」とは決して書かれていない。こうであろうと推察される、と言うような言い回しが多い。そしてそれは著者として非常に責任ある態度であると思う。議論の余地は常になる。
そして、学校で教わらないことの宝庫だった。写真も豊富で、読みやすい。