鬼人幻燈抄 1
葛野編 水泡の日々
中西モトオ
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刊行日 2021/05/13 | 掲載終了日 2021/11/30
ハッシュタグ:#鬼人幻燈抄 #NetGalleyJP
内容紹介
とにかく切なくて泣ける
濃厚な和風ファンタジー誕生!
●内容紹介
江戸時代、山間の集落葛野には「いつきひめ」と呼ばれる巫女がいた。よそ者ながら巫女の護衛役を務める青年・甚太は、討伐に赴いた森で、遥か未来を語る不思議な鬼に出会う――江戸から平成へ。刀を振るう意味を問い続けながら途方もない時間を旅する鬼人を描いた、和風ファンタジー巨編。デビュー作にして絶賛の嵐だった話題作が、早くも文庫化!
●著者プロフィール
愛知県在住。WEBで発表していた小説シリーズ『鬼人幻燈抄』でデビュー。
おすすめコメント
コミカライズ第1巻も発売中!
そして、アニメ化企画進行中!!
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出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784575524710 |
本体価格 | ¥630 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
気になっていたシリーズの文庫化ということで、読むのを楽しみにしていました。長い物語の始まりともいうべき1巻。兄妹はどうして逃げていたのか。兄はなぜ戦うのか。鬼の目的は?全てはここから。切ない話でした。
物語は人の数だけあるという言葉のような物語でした。それぞれの立場や想いが交差する中、誰しもが相手を慮ることは難しい事であり、必ずどこかで亀裂が生じてしまう、ままならない現実であることを思い出させてくれるように感じました。また長い時間を生きる者にとって別れは必然的であり、常に見送る側になった彼が一体どんな物語を紡いできたのかとても気になる作品でした。
壮大な物語の始まり、という感じのお話でした。展開に関して、序盤の方は遅く感じましたが、終盤辺りから読むスピードが止まらなくなります。
色んなボタンの掛け違いが産んだ悲劇……その序章ということなのでしょうか……なんだか読んでいて切なくなります。
甚太の気持ち、鈴音の気持ち、白雪の気持ち……それらは本当に正しかったのか、正しく伝えあえられていたのか、それは本当に仕方なかったことなのか……何度も何度も考えてしまいます。
この物語がどこへ収束していくのか……気になる物語です。