鬼哭洞事件
太田忠司
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刊行日 2021/10/29 | 掲載終了日 2021/10/27
ハッシュタグ:#鬼哭洞事件 #NetGalleyJP
内容紹介
二十七年に失踪した母と妹を捜す男は、翌日死体となって発見された。その出身地を訪れた探偵・野上と助手の俊介は新たな事件に遭遇する。少年探偵・狩野俊介、待望の帰還!
二十七年に失踪した母と妹を捜す男は、翌日死体となって発見された。その出身地を訪れた探偵・野上と助手の俊介は新たな事件に遭遇する。少年探偵・狩野俊介、待望の帰還!
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784488028527 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
狩野探偵久しぶりの新作。今回の烏丸は狂言まわしの役どころで、狩野少年のメンター。因習を下敷きにした事件はオーソドックスだが破綻していないのはお見事。さすがは大ベテラン、シンプルながらも高いレベルの安定感でした
私が〘狩野俊介シリーズ〙に出会ったのは中学一年生の時。図書館で『狩野俊介の肖像』の表紙とあらすじに惹かれ手に取りました。そこからすぐさま『月光亭事件』から最新刊まで集め全作読破し、他の太田忠司作品にもハマり、いまに至ります。
しかし当時は俊介くんの同年代だったのに、今や高森警部の同年代とは!
さて鬼哭洞事件、新たな癖ある“探偵”との出会いもあり、俊介くんの心が酷く揺さぶられることになります。尊敬してやまない野上さんや石神先生と己は“違う”人間だと分かっている彼ならではの“壁”かもしれません。
そんな悩み苦しみ傷つくけれど、考え続ける俊介くんを応援したい。野上さん達視点でそう思ってしまいますね。
ところでこの癖ある探偵さん、第一印象は青年探偵・狩野俊介を思いおこさせました。根っこは違うと感じましたが。今後も出てきそうですね。
石神さん――の語り口で始まるこのシリーズを再び読めて本当に嬉しかったです。