毎日世界が生きづらい
宮西真冬
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刊行日 2021/10/26 | 掲載終了日 2021/10/25
ハッシュタグ:#毎日世界が生きづらい #NetGalleyJP
内容紹介
出版社からの備考・コメント
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○フィードバック率の低い状態が長く続く方
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★
発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなど外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。
★★★★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。
★★
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★★★★★
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★★
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784065258903 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
すれ違いの収束。
同時に複数の事を進めていくことが苦手な美景と細かいところが気になってしまう雄大夫婦の物語。
相手を思いやっての行動のすれ違いが多く記され痛々しくやるせない気持ちになってしまう。加えて
幼き頃から感じてきた違和感が膨れ上がり生き辛さを増していく様子は大小の差はあれど誰もが感じている
または感じていないふりをしていることではないだろうか。
コロナ禍も相まって多様な価値観、生活スタイルが模索される中、それでも優しい社会環境が整っているとは
言い難く、その中で自分を認め、理解し始めてごくごく少しずつだが前に進もうとする二人が救いだ。
組み合わせに救いを見る物語。
違う種類の「生きづらさ」を抱える若い夫婦。感性の違う同士が同居するのは難しく、でも互いの足りない部分を補い合うことができれば満たされるはず。自分の生きづらさと必死に戦いながら、相手への思いやりを保とうと試行錯誤していくふたりの苦しさがリアルに描かれる。読んでいるだけでつらい。生きていくって誰にとっても大変。
細かすぎて自分のやり方を問われる会社員。いつの間にか小説家の夢を忘れかけていた妻。夢を追いかけるには全力を振り向けるしかなくて、上手くいきかけても自分を信じることができてなくて、お互いそんな「生きづらさ」に直面しながらも、苦悩に向き合って支えようとする不器用な関係がとても印象的でした。