おそらにいった たいせつなともだち
アルフィーからのおてがみ
ドーン・マクニフ, パトリシア・メトラ
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刊行日 2021/10/25 | 掲載終了日 2021/10/25
ハッシュタグ:#おそらにいったたいせつなともだち #NetGalleyJP
内容紹介
みんなにさよならをしたイヌのアルフィーから、イジーにお手紙が届きます。あたらしい住所は、「おそらの いぬのてんごくの いちばんすてきな くものうえ」。
みんなにさよならをしたイヌのアルフィーから、イジーにお手紙が届きます。あたらしい住所は、「おそらの いぬのてんごくの いちばんすてきな くものうえ」。
出版社からの備考・コメント
パトリシア・メトラ 絵
水野裕紀子 訳
288 × 219 ミリ ・32ページ
ドーン・マクニフ 作
パトリシア・メトラ 絵
水野裕紀子 訳
288 × 219 ミリ ・32ページ
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784759822380 |
本体価格 | ¥1,900 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
大切なお友だちの犬のアルフィーを亡くして悲しんでいるイジーのもとに、犬の天国にいるアルフィーからお手紙が届く。「あえなくてさびしいよ。でもここは楽しいよ。」というお手紙。何通も届くお手紙でイジーの悲しい心も少しずつ穏やかになっていく。大切な人との別れを小さな子どもが受け入れて元気を取り戻すきっかけにもなる本だとおもいます。
温かく包まれているような色使いのイラストがとても印象的。
お別れがテーマのひとつであるけれど、アルフィーからのお手紙を通して、おそらで自分を見守ってくれている、と受け止められたイジー。成長できたイジーを抱きしめたい気持ちになりました。
そして、大きな大きな愛でイジーを包んでいる家族の愛も感じられて、いつまでもそばにいてほしい一冊になりました。
天国にいるペットの犬・アルフィーから飼い主のイジーに届く手紙のはなし。手紙の内容は天国でこんな風に過ごしてるよ、とか、イジーがいなくて寂しいな、というもの。
ペットロスの物語は、飼い主の悲しい気持ちからはじまるものが多いけど、この本はアルフィーからイジーに送られた手紙の内容を読む形式なので、さわやかで希望のもてる気持ちで読めます。
色使いや絵の雰囲気が幻想的で、アルフィーのいる天国の雰囲気と、天国にいるアルフィーを思うイジーの気持ちと非常にマッチしています。
ペットロスの話なのに幻想的で美しい気持ちで読める絵本です。
犬のアルフィーとの別れに、心沈むイジーの元へお手紙が届く。
喪失感を拭えぬまま、時間ばかりが流れるイジーに幸せな今が語られる。
少しずつ少しずつ、アルフィーの幸せを確信していくイジーの周りで季節は巡り、そして、大好きの気持ちは変わらず胸の中にある。
いつもいつでも、思う気持ちは溢れている。
アルフィーにもらった幸せを、今だってちゃんと感じているイジー。きっとずっと。
おそらのいぬになった、アルフィーからの手紙は、心配だなんて、ひとことも語らないけど、大好きなともだちのイジーが元気がないのをお空の穴から見て、心配で、心配で、心配でならなくて、出してくれたもの。
あからさまなことばで「元気になって」とは言わないけれど、その代わりに自分は楽しくやってると、何度も何度もお手紙を書く・・・
パトリシア・メトラさんの絵がこの絵本のすべてに感じるほどに胸に迫ります。暗い夜空の下に淡い色調で白地を多く残して描かれた世界はなにかさみしげで、そして、うつくしい。
こんな、おそらからの手紙をもらったら、わたしならなんてお返事だすでしょう?うちにいたこへのありがとうの、お手紙を。
ありがとうございました。