スカーレットとブラウン あぶないダークヒーロー

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刊行日 2021/11/22 | 掲載終了日 2021/11/21

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内容紹介

未来のイングランド。大洪水のあと、わずかに生き残った町と、その周辺の無人地帯(ワイルズ)が、物語の舞台。スカーレットは、荒れ果てた国をわたり歩く、無法者の少女。今日も銀行から札束を盗むと、ワイルズの森に逃げ込んだ。そこで出会ったのが、アルバート・ブラウン。横転したバスの中、野獣の餌食になるのを免れ、唯一生き残った男の子だった。スカーレットは仕方なく、頼りなげな少年を、次の町まで連れていくことにした。森の中で二人は、クマに突進されたり、追っ手に攻撃されたり、いくつもの危機一髪のピンチを乗り越えていく。しかし、追われているのは、スカーレットではなく、ブラウンだった!? 謎めいたブラウン少年の正体は……? 痛快アドベンチャー・ファンタジー2冊シリーズのPart1。

未来のイングランド。大洪水のあと、わずかに生き残った町と、その周辺の無人地帯(ワイルズ)が、物語の舞台。スカーレットは、荒れ果てた国をわたり歩く、無法者の少女。今日も銀行から札束を盗むと、ワイルズの森に逃げ込んだ。そこで出会ったのが、アルバート・ブラウン。横転したバスの中、野獣の餌食になるのを免れ、唯一生き残った男の子だった。スカーレットは仕方なく、頼りなげな少年を、次の町まで連れていくことにした...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784863896383
本体価格 ¥2,200 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

バーティミアスもそうでしたが、出てくる人物が、善ではないところが、大好きです。人間は一面的ではない、そこが面白い!
キレイゴトではない世界、これからこの2人がどんな人生を歩んでいくのか、とっても楽しみです!

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野生動物や<堕種>と呼ばれる生き物に人が襲われる、ディストピアのような世界で、強盗を返り討ちにし、銀行強盗をする少女、スカーレット。謎の施設から逃げてきたアルバートと出会い、追われながらも目的地を目指す物語、と言うと見たことがあるような設定ですが、2人が出会う個性的なキャラクターたちや、焦げた匂いがしてくるような派手な戦闘シーンに引き込まれてページをめくる手が止まりませんでした。原書が12歳以上推奨のようなので、中学生以上に勧めたいです。

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金原瑞人さん翻訳、つまり絶対に面白い作品、ということでリクエスト。期待どおり、一気読みしてしまう面白さだった。冒頭からいきなりスリル満点の展開、その後も息つく暇もなくハラハラドキドキの展開が止まらない。人殺し、銀行強盗、なんでもありの無法者スカーレットが、ちょっと(いや、だいぶ)抜けているアルバートという男の子と一緒に、様々な危機を切り抜けていく。まるでド派手な洋画を観ているようで爽快。凸凹コンビだったはずの2人が、少しづついい相棒になっていくところも今後を期待させてくれる。アルバートにとって、スカーレットは彼の憧れる自由そのもので、スカーレットにとってもアルバートは、自分がなくした純粋さを思い出させてくれる大切な存在なのだろう。「堕種」という存在や、凶悪な生物、世界の存在など気になる要素が満載。続編が楽しみ。

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ドンドン読ませて、さすがジョナサン・ストラウドだなと思った。スカーレットがいわゆる良い子じゃないのに、すごく魅力的で、後半は良い子に見えてくる。二人の過去についてはまだまだ謎だと思ったら、2部作なんですね。ぜひ読まねば。
ただサブタイトルが安っぽく感じるのが残念。

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無法者と称されるスカーレットは銀行強盗や自分を守る為には殺人も厭わない赤毛の別嬪さん。彼女が出会ったのはひょろりとしたブラウン。どうやら彼は追われているらしい。2人はある場所を目指して逃亡を始める。最初は厄介者としか思えなかったブラウンに対するスカーレットの気持ちの変化がとても良い。美しい景色の描写の中に現れる凶暴で危険な生き物達を回避しながら、そしと追手とのバイオレンスシーンはハラハラし通し。2人の辛い過去には胸が痛む。ダークヒーロー、ダークファンタジーが好きな人には楽しめる作品。

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