ヒルコノメ

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刊行日 2021/09/21 | 掲載終了日 2021/09/16

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内容紹介

母との確執のために、疎遠だった祖母が亡くなり、葬式に列席するために奈良郊外までやってきた大学生・橘美彌子。祖母を弔ったあとに見かけたのは歪な人影だった。その後、身のまわりの人々が首に細く赤い痣を浮かべ、次々に凄惨な死を遂げていく。彼らは死した後、美彌子に「ワギモハイズコ」という言葉を遺す。先輩の高野の手を借りその言葉の意味を追うが――

【著者紹介】

竹林七草(たけばやし ななくさ)

「吾輩は猫又である」第6回小学館ライトノベル大賞で優秀賞を受賞。のちに改題『猫にはなれないご職業』(ガガガ文庫)でデビュー。『お迎えに上がりました。 国土交通省国土政策局幽冥推進課』シリーズ(集英社文庫)は、コミカライズもされている。6月に『ホラー作家八街七瀬の、伝奇小説事件簿』(集英社文庫)を上梓した。

母との確執のために、疎遠だった祖母が亡くなり、葬式に列席するために奈良郊外までやってきた大学生・橘美彌子。祖母を弔ったあとに見かけたのは歪な人影だった。その後、身のまわりの人々が首に細く赤い痣を浮かべ、次々に凄惨な死を遂げていく。彼らは死した後、美彌子に「ワギモハイズコ」という言葉を遺す。先輩の高野の手を借りその言葉の意味を追うが――

【著者紹介】

竹林七草(たけばやし ななくさ)

「吾輩は...


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784576211480
本体価格 ¥780 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

(✎感想✎)⁡
私の読み終わった後の第一声は「最高!!」でした。⁡
ホラー感満載の上、古事記や日本書紀の勉強にもなり、日本文学作家の名前もチラッと出てくる、何ともボリューム感満載の作品でした。⁡
歴史好きの方が楽しめるのはもちろんの事、詳しくない方(私を含む)でも、作中で細かい説明があるので楽しめる作品です。⁡
歴史が絡む日本のホラーはゾクゾク具合が半端ないですね。それがホラー好きの私には大好物な作品でした。⁡
作中に出てくる「ワギモハイズコ」が最大のキーワードになりますのでその言葉がどんな意味がある言葉なのか、考えながら読んで見てください。⁡

「ワギモハイズコ」…怖いな。

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表紙からしてこれはヤバそう。
おどろおどろしい…
と読み始めたら、やっぱり最後まで怖かった。
 歪な黒い人影の正体は。
 「ワギモハイズコ」の意味とは。
とても深く入り組んでいて、一筋縄ではいかないお話でした。
一縷の望みにかけるも、沼にはまり抜け出せなくなる感じ。

学生の頃、習ったはずがさっぱり抜けてしまった「古事記」「日本書紀」など神話や歴史の勉強にもなりました。

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ホラーと史実が絡み合って、最後まで離れない。そして、得体の知れないベトッとした何かが作中ずーっと付きまとってきます。不気味度100%(個人の感想です)史実部分の丁寧な解説によって不気味がさらにアップします。タイトルもそう言うことか納得できて、さらに不気味度が上がります。
日本史と古典もっと勉強しておけばよかった!と思いましたし、勉強したくなりました。

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