おまわりさんと招き猫
あやかしの町のふしぎな日常
植原翠
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刊行日 2021/10/20 | 掲載終了日 2024/07/07
ハッシュタグ:#おまわりさんと招き猫 #NetGalleyJP
内容紹介
ことのは文庫5周年記念!
まずは読みたい、注目作品15選!
【ことのは文庫 編集部より】
2024年6月、ことのは文庫は創刊5周年を迎えました。
この度、心からの感謝を込めて、『ことのは文庫5周年記念! まずは読みたい、注目作品15選』展を開催します。
この機会にぜび、あなたの「推し本」を見つけてください!
※2024年7月31日までにご投稿いただいたレビューの一部は、ことのは文庫特設ページ(8月下旬掲出予定)にて、掲載させていただきます。
※以前にご投稿いただいているレビューも対象となります。
※リクエストが承認されると作品ページの下部「SNS投稿用の表紙画像はこちら」から、SNS投稿用の表紙画像がダウンロードできます。必要に応じて、適宜ご活用ください。
☆ ☆ ☆
しゃべる猫の住み着いた海辺の町のちいさな交番で起こる、
ちょっと不思議な「ひと」と「あやかし」たちの物語。
☆ ☆ ☆
校了前のデータを元に作成しています。 レビューなどでお話の真相やオチについて本文を引用する際には、発売後の製品版をご利用ください。 (発売までの改稿で差異が生じる可能性があります。) また、発売日前の「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 ※※発売後であれば問題ありません。※※
☆ ☆ ☆
【あらすじ】
海辺の下町商店街・かつぶし町の交番に赴任した、
おまわりさんの小槇悠介(こまき・ゆうすけ)。
この交番にはずっと昔から、人の言葉を話すふしぎな猫・おもちさんが住み着いている。
「相手の声を聞こうとする気持ちさえあれば、案外なんとかなるものですにゃ」
町の人々から愛されるおもちさんは、触ると願いが叶うとか、
おやつをあげるといいことがあるとか、いろいろな言い伝えがあるらしい。
でもそれが本当かどうかは誰も知らない。
そんな彼らの周りには、優しい町の人々だけでなく、ふしぎなあやかしたちの姿もあって――。
百鬼夜行に巻き込まれたり、河童に恩返しされたり、突然の神隠しもあり!?
人と人ならざるモノのあわいで起こる、不思議で優しい物語。
出版社からの備考・コメント
◎作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は 恐れ入りますが直接<販売営業部>までお問合せをお願い致します。
おすすめコメント
◆町にそっと溶け込み、折々に姿をあらわす不思議な「あやかし」たちと人間が触れ合ったために起こる事件を、しゃべる猫のおもちさんと、新人おまわりさんが解決する、心温まる「あやかしファンタジー」です。
◆マスコットキャラ「おもちさん」はおやつが大好きなもちもちボティで、ちょっとだけツンデレ感のあるかわいいあやかし。その存在にたまらなく癒されること間違いなし!
◆仕事で壁にぶつかったことのある方ならきっと共感できる、王道の「お仕事小説」としても楽しめます。
◆可愛らしい初恋エピソード等の「きゅん要素」や、百鬼夜行に人が巻き込まれる等の「ほんのり怖め要素」のバランス感がよく、ほっこりとドキドキの両方が楽しめる構成です。
【改稿前にいただいたコメントの一部をご紹介】
「ネコのおもちさん、たまらないネーミング!」
「悪人のいないやさしい世界観に、とても癒されます」
■著者
植原 翠(うえはら・すい)
静岡県出身、同県在住。
既刊に「手作り雑貨ゆうづつ堂(~2巻)」「喫茶『猫の木』(全3巻)
※韓国で翻訳出版あり」「運命屋」「焼きたてパン工房プティラパン」(以上マイナビファン文庫)、
「神様の身代金」(ポプラ社)、「LIMIT」(AmazonPOD文学賞受賞作)、
「5分後に切ないラスト」「5分後に歪んだ愛のラスト」(ともに河出書房新社※短編集)、
「5分後に失われる恋」(角川ビーンズ文庫※短編集)がある。
■装画
ショウイチ
背景グラフィッカー。漫画家のアシスタントを経て講談社ヤングマガジンちばてつや賞で優秀新人賞受賞。
「京都府警あやかし課の事件簿」(PHP文芸文庫・天王寺あやか著)装画担当。
販促プラン
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出版情報
ISBN | 9784867161968 |
本体価格 | ¥690 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
かつぶし町は、こじんまりとしたいい町です。海も近いし、山も割と近くて自然に恵まれています。みんな優しい人ばかりで、道で誰かが倒れていたなんていうと、それを見かけた人がすぐに介抱してくれたり、交番に連絡をくれたり、人情にあふれた町です。
でも、この町には人間以外の何かもいるみたいです。「おもちさん」は普通の猫の寿命の何倍も長生きしているし、神社で出会った「おあげさん」も、どうも人間ではなさそうな感じです。
不思議なことがいろいろと起きますけど、小槇くんにとっては、おもちさんのおやつの管理の方が大変そう(笑)
たぶん、この町では凶悪な犯罪は起きないでしょうね。そんな人がいても、あやかしさんたちが脅かして追っ払ってくれそうです。
のどかで穏やかで温かい「かつぶし町」の交番に異動してきた小槇くん。そこには不思議な猫のおもちさんがいて、きまぐれに小槇くんと一緒に行動しているかのようで、小槇くんを見守り、先輩としてバディとしているようで。素直で優しくて一生懸命な小槇くんと、交番の上司と先輩と、春川くんや優しい町の人達とそしてあやかしと。とっても優しいお話で、大人だけでなく、小学生が読んでも楽しめる、親子で読んで優しさに触れて、素敵な町に訪れてほしい物語だと思います。ちょっと長い児童書でもいいなぁと。
鮭とばは分からなくて検索したら、北海道の食べ物だと初めて知りました。
途中で出てきた、おあげちゃんのことも最後に書かれていて、おあげちゃんも大好きな町、ほんとに素敵な町だと思いました。小槇くんの成長をもっと見たいと思います。
優しくてホッとする物語です。
かつぶし町のおまわりさんと、交番の喋る猫おもちさんの物語。まるまる太って愛らしいおもちさんの様子はとても微笑ましく、頬がゆるみっぱなしです。
おやつを食べたいだけ食べ、散歩はしないと言ったそばからパトロールについてくる。気まぐれなおもちさんの魅力と、振り回されながらもおもちさん大好き!なおまわりさんから目が離せません。
もちろん町の人にも大人気。おもちさんを中心に、町がひとつにまとまっているように思えます。
普段交流がなくても、何かのときには人間も人間以外のものも助け合う。そんな当たり前の暮らしがここにはあります。時にはいたずらを仕掛けられることもありますが、それがいたずらと分かるのもおもちさんのおかげです。(おもちさん、スーパーすぎるんですけど、いったい何者??)
読み終えて、古くから人間とともにある様々な存在に思いを馳せました。たまには神社へお参りしようと思います。
しゃべる猫の「おもちさん」がいる海沿いの町のちいさな交番を舞台に
ちょっと不思議な「ひと」と「あやかし」たちのお話
若き警官の小槇が赴任してきたかつぶし町の交番には
ずっと昔から人の言葉を話すふしぎな猫・おもちさんが住み着いていた
この町はあやかしとひととが関わり合いを持ちながら暮らしている
愛されキャラのおもちさんと小槇くんのコンビがいい味を出していて
ほっこりする作品でした
なんとかするですにゃん。
しゃべる猫・おもちさんと準新米おまわりさん・小槇くんがおりなす温かく優しい、そして少し不思議な日々。
おもちさんのふくよかなお腹とおせっかい成分多めの町の住人の温かさのおかげで、少し不思議な存在はほんの微かな寂しさを漂わせるだけでまったく怖い感じはなく、ただただ優しく温かい。日々の生活でどうしても少し溢れてくる哀しみや寂しさを包み込んでくれるようです。また「喋る」おもちさんを普通に受け入れている「かつぶし町」の居心地の良さは、知らず知らずのうちに笑みがこぼれてきます。
ふくよかな毛並みの中に顔をうずめている気持ちにさせる物語。
しゃべる猫が普通に溶け込んでいる町。不思議なことにに慣れているせいか、住んでいる人がみんなおおらかで、常にイライラしている自分が恥ずかしくなりました。おもちさんは何でもわかっていても最低限のことしか言わず。それもこれも相手のことを真剣に考えているからこそ。思いやりに大切さを改めて感じることができる本でした。
✎読み始めてすぐに出てくる「かつおぶし町」の名前、、、可愛くてなんだかほっこりした気分にさせてくれてから物語に入らせてくれました。
猫が話している事など不思議な日々の連続のはずなのに、町の住人のように私も何故か違和感なく読んでいました。怖い感じは全くない作品なので、お子さんと一緒に読んでほしい1冊だと思います。不思議な猫「おもちさん」のキャラが大好きです。助けてくれないのかと思いきや、実は影から支えてくれて1番に相手のことを思いやってくれる存在、、、自分も「おもちさん」のように相手を支えられたらいいなと思いました。
人の言葉をしゃべる猫「おもちさん」
おもちさんが住み着いた交番のお巡りさんの小槇くん。
交番のある町「かつぶし町」
かつぶし町はあやかしが住んでたり不思議な町だけど、住んでる人が優しくて訪れて見たくなる町。
おもちさんに触ると願いが叶うなら行ってみたいな。
お巡りさんが落書きを消したりと、普段気づかなかった仕事内容にも気付かされました。
大人から小学生まで楽しめる一冊だと思います。
しゃべる猫とおまわりさんコンビの、ほっこりする物語。かつぶし交番のおもちさん、神社のおあげちゃん、など名前が可愛いですね。全てを見通しているようなおもちさんに対して、ちょっと鈍感なおまわりさんや、周りの登場人物たちがとても味があると思いました。怖い事件が起きないので、気楽に楽しく読めました。
自由気ままな猫のおもちさんと交番のおまわりさんたち。そして町の人々との交流が心をほっかほかにしてくれる物語。
次々と起る不思議な出来事は、ちょっぴり驚くこともあるけれど、とても気持ちがなごむことばかり。
新人おまわりさんと猫のおもちさんのコンビも最高です!
都会の慌ただしさに比べ、どこか懐かしさや、人々のやさしさを感じるかつぶし町に心が癒されます。
番外編もすごく素敵でかわいくて幸せ気分に導いてくれること間違いなしです。
かつぶし町の交番の看板猫の人の言葉を話すおもちさんと新人お巡りさん小槇くんのちょっぴり人騒がせなあやかしを巡るストーリー。
一見おもちさんを世話しているように見えているけれど実際は面倒を見てもらっている。
本人はちゃんとしてない、成長してないときにしているけれど
こういう人に好かれる人って結局どこへ行っても大事にされる気がする。
人から羨ましがられる人にだってそれぞれに悩みはあるし、みんな誰かの憧れの人だったりする。
かつぶし町、干物ヶ丘などの地名やあやかしのネーミングも可愛い。
あやかしも人が好きなんだなぁってほのぼのしたし、私も会いたい。
ふしぎなねこさん・おもちさんと交番勤務・小槇くんがおくる日常✕あやかしのふしぎなおはなし。
一話一話になんだか可愛らしいあやかし達が出てくるのが魅力的な一冊です。でも、一番の魅力はおもちさんの悟った態度と可愛さのコラボレーションだと思っています。
しゃべる猫が受け入れられていたり、神様がいると信じられている、のどかな町の雰囲気が大変素敵。「神様はいない」「あやかしは存在しない」……科学的根拠のないものは否定されがちです。傾倒はよくないですが、この町の人たちのように穏やかに受け入れられるおおらかさをもつことがきっと楽しく生きるコツなのかもしれませんね。
かつぶし町の交番にいる人間の言葉を話す猫・おもちさんと新人警察官が、優しくて少しお節介で不思議な町を舞台に活躍する物語。ほんわかした物語でありながら、ほんのちょっとだけヒンヤリするような感じがする場面もあって面白かった。とても読みやすくて小学高学年位の子でも楽しめそう。海があって、神社があって、商店街がある。話す猫に妖達、時々神様のお遣いもやってくるかつぶし町。こんな町が本当にあったら即引っ越したい。
舞台はかつぶし町にあるかかつぶし交番。小槇くんはそこに異動でやってきたおまわりさん。この交番にはおもちさんという猫が居付いている。このおもちさん、ただの猫ではない。しゃべるのだ。つまりは、化け猫なのだが、町の人は、猫がしゃべってもそんなものとして受け入れている。この他にもこの町には不思議なことが沢山あるが、町の人はまあそんなものさという感じである。不思議な事件は沢山起きるが、どれもそう怖いものではない。ただ、「狐の社の神隠し」事件のように、9日間も行方不明になるというのは、ちょっと大騒ぎになるかな。でも、話を読むと全く怖くない。この「かつぶし町」や「おもちさん」というネーミングから分かるように、全体的にはユーモラスな感じで話が進んでいく。でもおもちさんのような猫なら友達に欲しいかな。
自粛警察ということばをよく聞くようになりました。
警察、お巡りさんはもちろんわたしたちを守ってくれるお仕事ですが、どうにも見張られている印象も持ってしまいます。
わたしも以来あまりよいイメージを持っていませんでしたし、みんなで見張り合うぎすぎすした空気にはかなり疲弊します。そんな人に届けたいものがたりです。
人のやさしさに触れる機会、欲していませんか?
こころ温まりたい時、お立ち寄りください。
おしゃべりする猫が常駐する町の交番。
そんな交番に赴任してきた新米お巡りさん。
不思議な猫ちゃんと新米警官、そして町の人々の日常がほのぼのしていてほんわかします。
あんな可愛い看板猫がいる交番があったらいいな。
かつぶし町は、喋る猫おもちさん、警察官の小槇くん、笹倉さん、柴崎さん、神社のおあげちゃん、海の岩など、たくさんの人や動物、時に不思議なものたちに守られている。
商店街の人もみんなあたたかく、ステキな人ばかり。
そんなかつぶし町に来たばかりの警察官、小槇が体験した不思議な話。
ホラーあり、ほっこり可愛い話あり、面白かったです。
番外編も、視点が変わって良かった。
読ませていただき、ありがとうございました。
あやかし?猫又?しゃべる猫のおもちさんがいるかつぶし町。どこか懐かしくて穏やかな時間が流れる町に赴任してきた小槇くん。この町ではそこにあるもの、居るものをそのまま受け止められる優しい人たちが住んでいます。あやかしとの距離感が程よくて和みます。だからおもちさんも「そんな猫だから……」と自然体でいられるのでしょうね。ふわっと不思議で、でもおもちさんがいることが当たり前の日常。小槇くんと町の人たち、おもちさんが仲良くなっていくのがとても微笑ましかったです。
かつぶし交番勤務の小槇さんが主人公の春の昼下がりのような物語。
猫がしゃべっても、女の子のおしりから尻尾が出ていても、それをふつうに受け入れる人たちばかりが住む街だから、特に大きな事件は起こらない。
退な町といえばそうなのかもしれないが、住人の多くが、「今日も明日も、このままのゆったりした町でありますように」と願うような、理想郷なのであった。