もしもカメと話せたら
マイペースでたくましい水辺の生き物
じゅえき太郎 ペズル
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刊行日 2021/07/02 | 掲載終了日 2022/05/17
ハッシュタグ:#もしもカメと話せたら #NetGalleyJP
内容紹介
この本の舞台は竜宮城……ならぬ優遇城。
カメに拾われ優遇城にやってきた次郎くんが、14の水辺の生き物から「周りとうまく生きるコツ」を学んでいきます。
目次
1 イラっとしたら、ひゅぽってみよう。 ニホンイシガメ
2 「敵に勝つ」より、「敵と勝つ」。 ニホンアマガエル
3 愛嬌、最強。 ウーパールーパー
4 生きるって、日々微調整。 ヤマトシジミ
5 イヤな環境、バンバン避けよう。 ヤゴ
6 自分に合う環境を、貪欲に狩りにいこう。 ホンヤドカリ
7 「所有」より「共有」でござる。 アユ
8 「夢」か「敵」を共有しよう。 メダカ
9 「自立」とは、他者とうまく生きること。 ニシキテッポウエビ
10 「無償の愛」で消耗しないでね。 アイガモ
11 攻められる時って、成長する時。 ニホンザリガニ
12 無知は時に、相手を傷つけるムチとなる~。 ニホンウナギ
13 一人勝ちは損するYO。 アメリカザリガニ
14 親と子は、対等じゃないぜ。 タガメ
15 世界は「ひいき」でできている。 ニホンイシガメ
そのほか、それぞれの生き物の意外と知られていない事実を紹介する14のコラムを掲載!
出版情報
ISBN | 9784833424202 |
本体価格 | ¥1,300 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
ストーリー仕立てで、読み始めから興味をそそられます。
主人公は夏田次郎くん21歳、大学3年生。
自分は実はあまり人付き合いが上手くないのではと悩みの海にぶくぶく沈んでいった時、一匹のカメが助けてくれて、竜宮城ならぬ優遇城へ連れて行ってくれます。
全ての生き物はその起源を考えれば、元は水の中から生まれた…その水辺の生き物たちの性質や生き方から、人付き合いのコツを学びます。
それぞれの章はリズミカルな会話形式を主軸に、漫画や雑学の学べるコラムと共に構成されていて、とても読みやすいです。
身近な生き物たちなのに知らなかった知識が、面白おかしく読み進めているうちに勝手に身に付いて、本当に良く出来た構成だと思いました。
人付き合いに悩んでいる人が、この本からヒントを得る、という読み方だけでなく、
親子で楽しむ事も出来るし、
雑学が身につくので、親が読んでお出かけした時のコミュニケーションに利用するのも良いと思いました。
じゅえき太郎さんの作品は、考え方のヒントが溢れていて、大好きです。
独特の絵に癒されながら、「あ~そういう風に考えればいいかも!」と、心も軽くなる。
子どもたちの人間関係は複雑なので、ゆるく応援する図書として最適です。
新作もとっても素敵で、たくさん著書を集めていきたいと思っています。
気づいたら竜宮城ではなく「優遇城」にいた次郎くん(大学3年生・21才)。普段から人付き合いはできていると思っているけれど、よく考えてみたら…?そんな次郎くん、優遇城で海の生き物なんと14種らか「生きるコツ」「周りとうまく関係を気づくコツ」を教えられる!どの生き物とも会話形式。さらにそれぞれの生き物のコラムあり、ダジャレありの生き方指南。まずは「ひゅぽ」ってみるところからね!
個性は大切、みんな違ってみんないい、と教科書にはかいてあり、それを作文に盛り込むと大抵よくできました、をもらえる。
でも、実際に、自分の意見をどうしたら持てるか、は教えない。誰が悪いというよりそんな仕組みになっていないから、かなと思う。子供は敏感なので当然気付いてる。。はず。